長崎本線
長崎本線(ながさきほんせん)は、佐賀県鳥栖市にある鳥栖駅を起点に、佐賀市・白石町・鹿島市・諫早市を経由して、長崎市の長崎駅に至る九州横断鉄道。
駅一覧
長崎本線を走る車両
非電化に降格した肥前浜以降の長崎本線に投入された、キハ47系気動車。
佐賀駅と久保田駅の間は、唐津線の気動車も乗り入れる。
長崎本線あれこれ
路線に並行して西九州新幹線の建設が進むが、肥前山口~諫早の間は佐世保線・大村線沿いを並行するルートを辿る。飛び地のような形で武雄温泉駅~長崎駅の建設が進む一方で、佐賀駅を含めた新鳥栖駅~武雄温泉駅は、政治的な事情から建設の目処が立たない状況が続いている。
元々、佐賀県区間はフリーゲージトレイン(新幹線車両のまま、在来線と新幹線の軸幅を切り替えて運転する技術)で運行するという計画になっていたものの、FGTの開発が失敗に終わる。そのため計画変更の一環として、国・長崎県が本来要望していたフルスペックでの新幹線建設を佐賀県側に求めており、佐賀県側がこれを拒否。しばらくの間は飛び地開業となる見込み。
また、仮に百歩譲って佐賀県側もフルスペックで建設となった場合、鳥栖・新鳥栖~諫早までの在来線をどう扱うかといった問題などが残されており、解決の糸口は当面見えそうにない。
諫早駅と長崎駅の間は2つのルートが存在し、大村湾沿いの長与駅を通るコースは「長与経由(旧線)」と呼ばれている。一方、東長崎地区をトンネルで結んで長崎市街に出るコースは「市布経由(新線)」と呼ばれており、新幹線開業前までは電化した上で市布経由で特急列車が通っていた。短絡線の意味合いも兼ねて、事実上、市布経由がメインルートとして活用されている(長与経由は別路線扱い)。
鳥栖駅から江北駅までと、諫早駅から長崎駅まで(市布経由・長与経由どちらも)は、SUGOCAを含めた交通系ICカードでの利用が可能となっている。但し、前者は「福岡・佐賀・大分・熊本エリア」となる一方、後者は「長崎エリア」としてそれぞれ別枠扱いになっており、江北駅から諫早駅までの線区を、長崎本線(肥前鹿島)経由で行き来することは出来ない。
2022年9月23日のダイヤ改正で西九州新幹線が開業したが、それと引き換えに、肥前浜駅より南側の長崎本線(市布経由・長与経由を含む)は非電化に降格。それに伴い、当該線区は気動車(キハ47系・YC1系)に切り替わった。
接続する他の路線
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