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唐津線

唐津線(からつせん)は、佐賀市の久保田駅を起点に、小城市・多久市を経由して、佐賀県唐津市の西唐津駅に至る鉄道路線。
スペック情報
- 九州旅客鉄道(JR九州)が定める路線名:唐津線
- 鉄道路線の種類:在来線・地方交通線
- 鉄道ナンバリング:JK(唐津駅・西唐津駅のみ)
※唐津駅で接続する筑肥線(空港・博多・天神・姪浜方面)からの連番扱い。
- 鉄道ラインカラー:
(久保田~唐津)青 ※唐津駅を含まない
(唐津・西唐津)紫
- 実延長距離:42.5km
- 起点:佐賀市(久保田駅)
- 終点:佐賀県唐津市(西唐津駅)
- 主な通過点:小城市・多久市
- 線路の幅:1,067mm(狭軌)
- 線路の種類:単線
- 電化方式:
(久保田~唐津)非電化
(唐津~西唐津)直流1,500V / 架空電車線方式
- 閉塞方式:
特殊自動閉塞式(久保田駅~山本駅)
単線自動閉塞式(山本駅~西唐津駅)
- 自動列車停止装置:ATS-SK(変調式)
- 最高速度:時速85キロ
- 最初に開業した区間:1898年12月1日(山本駅~妙見駅~大島駅)
※旧・唐津興業鉄道会社(→唐津鉄道会社→九州鉄道と合併)による整備
- 最後に開業した区間:1903年12月14日(久保田駅~莇原駅)
※莇原駅は、現在の多久駅の旧称。
- 利用可能なSUGOCAエリア:唐津駅~西唐津駅
駅レポート
唐津線あれこれ
唐津線を走る車両

国鉄キハ47形気動車(ロマンシングサガのラッピング列車)

JR九州125形気動車(ゾンビランドサガのラッピング列車)
- 国鉄キハ47形気動車(全線)
- JR九州キハ125形気動車(全線)
- 国鉄103系電車(唐津駅~西唐津駅)
- JR九州303系電車( 〃 )
- JR九州305系電車( 〃 )
唐津線のうち、唐津駅~西唐津駅は電化されているが、これは筑肥線の経路変更に伴う高架工事の際、筑前前原方面からの電車乗り入れに対応するために設置されたもの。
山本駅以降の唐津線ルートについて
→筑肥線レポートも参照

唐津線自体は変わっていないものの、謎めいたルートはこのようになっている。
山本駅から唐津駅までの区間は、伊万里方面の列車も乗り入れする。元々の筑肥線は、山本駅を過ぎて松浦川を渡り、東岸を延々と走りながら、現在の唐津ロイヤルホテルに相当する旧・東唐津駅に乗り入れしていた。
まぼろしの呼子線延伸
当駅から更に北西部へ延伸し、唐津市呼子町に至る国鉄呼子線が1968年に着工。ある程度、トンネルや高架橋などの工事が完了していたものの、国鉄の財政状況が悪くなり、1980年に国鉄再建法の施行で建設が凍結。結局、そのまま復活することはなく、未成線となって現在に至る。
なお、呼子線の起点は虹ノ松原駅となっており、虹ノ松原~唐津に関しては筑肥線の高架化・電化事業として建設が継続・供用された。そうした意味では、辛うじて呼子線の一部と解釈できるだろう。
仮に呼子線が現存していたとしても、2022年現在のJR九州の財政状況を考慮する上では、鉄道方式ではなくBRTバス専用道方式で復活するよう、粘り強く交渉・強制的に交通モード転換していたかもねー。
交通系ICカード利用時の注意点
SUGOCAなどの交通系ICカード乗車券が利用できるのは、唐津駅と西唐津駅の間のみ。それ以外の場所では、SUGOCAなどの交通系ICカードは一切利用できない。なお、2024年10月にSUGOCAエリアの拡大化(佐賀~佐世保・ハウステンボス)が実施されたが、唐津線は乗り入れ先の佐賀駅~久保田駅のみ対応し、残る久保田駅~唐津駅は引き続き利用不可となる。
接続する他の路線
- 長崎本線
久保田駅で接続する、鳥栖・佐賀~長崎方面を結ぶ幹線。唐津線を走る列車は、佐賀~久保田も乗り入れする形で直通運転を行っている。
- [JK] 筑肥線(福岡市地下鉄空港線・鹿児島本線接続)
唐津駅で接続する、福岡都市圏と西九州地域の主要都市(唐津・伊万里)を結ぶ路線。
JR九州レポート
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