長崎本線 肥前鹿島駅

訪問 2020年12月12日
作成 2021年1月19日


長崎本線 肥前鹿島駅

 肥前鹿島(ひぜん-かしま)駅は、佐賀県鹿島市高津原に設置されている長崎本線の駅。2022年9月23日のダイヤ改正(西九州新幹線開業)と同時に運行を開始した、特急「かささぎ」の終点駅である。

駅の情報

基本データ

    

佐賀県でQRチケレス乗車が利用可能な最南端の駅


当駅以南と諫早駅の間を、新幹線・在来線乗り継ぎを兼用してQR乗車することは不可能。

 2024年9月よりサービスが開始されたQRチケレス乗車は、佐賀県では当駅が最南端となる。当駅より南側には特急列車が運行されていないため。肥前鹿島以南は従来通り、磁気乗車券での改札、またはワンマン列車内での運賃精算が必要になる(佐賀以東と長崎・浦上方面のQR乗車券で肥前鹿島~諫早間の乗降は不可)。

入場券・乗車券


2025年1月12日訪問(MV50型感熱式端末発券)


2025年1月12日訪問(MV50型感熱式端末発券)


2020年12月12日訪問(MR52型MARS端末発券)

駅名標

施設見学


駅舎内を眺める。無人駅だらけの肥前山口~諫早において、唯一、みどりの窓口が設けられている。
コロナ禍や新幹線開業に伴う特急の削減に伴い、窓口営業時間も大幅に時短化。


みどりの窓口の反対側は、休憩スペースと鹿島市の物産コーナーが設けられている。
祐徳稲荷神社のような景観になっており、以前はKIOSKがあったものと見られる。


長らく近距離券売機しか無かったが、西九州新幹線開業するや否や、指定席券売機に移行。
みどりの窓口の時短化に伴い、ネット予約きっぷ等の受け取りは、実質的にコレで対処することになる。


改札口と窓口の間に、QRチケレス乗車に必要な簡易式読み取り端末が設置。
改札口言えど、駅員が駐在する時間帯は短い。また、特急削減と共に発車標も撤去されている。


改札口とホームとの間は歩いて2分程度と、結構な距離がある。突き当たった先に階段・エレベーター。


2番のりばから肥前浜・諫早方面を眺める。ホームは1面2線の島式構造。


こちらは江北・佐賀方面。


島式ホームで列車交換が出来ることから、ココで信号待ちをする。
単線であるが故の肥前山口以南の弱点。


西九州新幹線開業前の2022年までは、特急「かもめ」が概ね1時間に1~2本程度停車していた。
開業後、肥前鹿島まで乗り入れる特急「かささぎ」が1日7往復程度設定されている。

駅の近所


祐徳バスのりば。肥前鹿島駅の斜向かいに設置されている。
以前は バスセンターだったが、老朽化に伴って解体。現在はその近くに本社機能を持った新社屋が立地している。


祐徳稲荷神社へは、駅前の祐徳バスのりばから約10分程度。

 佐賀県南部の主要都市・鹿島市の中心部にあり、駅前は市街地が広がる。祐徳稲荷神社は距離的に見れば肥前浜駅の方が近いものの、バスなどの公共交通手段が一切ないため、この駅から乗り継ぎを行うのが一般的である(改札口にも稲荷神社へのアクセスは、ココからバスを使うことを案内している)。 

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