長崎本線・佐世保線 江北駅

訪問 2024年9月24日
作成 2024年10月19日


長崎本線・佐世保線 江北駅(北口)


長崎本線・佐世保線 江北駅(南口)

 江北(こうほく)駅は、佐賀県杵島郡江北町に設置されている、長崎本線・佐世保線の駅。佐世保方面へ向かう佐世保線の起点である。西九州新幹線が暫定開業する前の2022年9月22日までは「肥前山口駅」を名乗っていた。

駅の情報

基本データ

    

一筆書きで行くことが可能な「JR最長片道きっぷ」の最南端だった駅


NHKで放送された「JR最長片道きっぷの旅」(2004年6月当時)のゴール記念碑が、北口そばに設置されている。
現在は西九州新幹線の開業等に伴い、最長片道きっぷの限界が別の駅に移動した。
(ハシゴ外された源さくらさんの話)そもそもどげな定義で「最長」と決めてると~?よく分からんって(

入場券・乗車券


2024年9月24日訪問(高見沢サイバネティックス製)


2024年9月24日訪問(MV50型感熱式MV端末発券)


2017年8月11日訪問(MR52型MARS端末)
※肥前山口駅時代

駅スタンプ


肥前山口駅時代の駅スタンプ

駅名標

施設見学

南北自由通路・改札口


駅舎内を眺める。現在の建物は2003年に完成・高架化したもので、南北自由通路で行き来できる。


西九州新幹線開業後も、しばらくは近距離券売機のみ設置されていたが、後に指定席券売機・定期券購入対応券売機を投入。
窓口を使わずとも、予約した乗車券や定期券等の購入などは、ある程度券売機で対処することが可能になった。


券売機の隣に、みどりの窓口と待合室が設置されている。
特急停車駅ではあるものの、自動改札機は無く、簡易式カードリーダーが突っ立っているのみ。


簡易式カードリーダーの隣にチャージ機が設置されている。
当駅は窓口ありの特急停車駅であるため、QRチケレスリーダーも簡易式のもので対処。


改札を通った後に突き当たり。佐賀方面は1番のりば、他は2~5番のりば方面へ。

[長崎本線] 1番のりば(佐賀・鳥栖・博多方面)


1番のりばから佐賀・鳥栖・博多方面を眺める。3面5線の単式+島式ホーム。
1番のりばは肥前鹿島・佐世保方面からの普通列車が使用し、特急は2番のりば側に停車する。


当駅で長崎本線と佐世保線が分岐するため、博多・鳥栖・佐賀方面から続いてきた特急偏重過密ダイヤは、若干緩和される。
一方、普通列車は当駅を境に本数が減り、肥前鹿島・佐世保方面いずれも、概ね1時間1本の間隔になる。

[長崎本線]
[佐世保線]
2・3番のりば(長崎・佐世保・肥前鹿島方面 / 佐賀・鳥栖・博多方面)


ホームが東側を中心に異様に長く作られており、かつての長距離特急列車の名残を偲ばせる。
長距離特急列車が運行されていた頃は、当駅で列車の連結・切り離しを行っていたという。


2・3番のりばから肥前鹿島・長崎・佐世保方面を眺める。
この先で単線となり、更に肥前鹿島・佐世保方面に分かれるため、分岐器が幾つか設けられている。


佐世保・肥前鹿島方面からの特急列車は、2番のりば側に入線する。
1番のりばへ通じる線路と2番のりば入線の線路の相中に、別枠で待避線を設けているのが分かる。


3番のりばは佐世保・ハウステンボス方面の特急列車が使用する傾向にある。


こちらは佐賀・鳥栖・博多方面。


1番のりばと2番のりばの相中にある前述の待避線には、肥前鹿島方面に向かう気動車を留置することがある。

[長崎本線]
[佐世保線]
4・5番のりば(長崎・佐世保・肥前鹿島方面 / 佐賀・鳥栖・博多方面)


4・5番のりばから、肥前鹿島・長崎・佐世保方面を眺める。


こちらは佐賀・鳥栖・博多方面。
5番のりばの南側に、別枠で留置線が確保されている様子が窺える。


4番のりばから発車する、肥前浜行きの普通列車と遭遇。


5番のりばに待機中の早岐行き気動車。
佐世保線は全線電化であるため、早岐まで向かったら大村線経由で長崎方面へ向かうものとみられる。


特急列車と異なり、普通列車は上りとなる1番のりば以外、発車ホームはまちまち。駅の発車案内に注意が必要である。
新幹線開業後の在来線再編で、長崎本線経由の列車が減らされたため、基本的には当駅で乗り換えが発生する。

旧・肥前山口駅時代の風景


旧・肥前山口駅4番のりばに入線する、国鉄415系電車(旧式)。
老朽化に伴い、現在の415系は後発で製造された列車(811系っぽい形)に置き換わっている。


この数日後、肥前山口駅は江北駅に改称。行先標のサボも役目を終えて「江北」に変わった。

駅の近所

 駅前の通りは、以前の国道34号線だった場所で、現在は旧道降格で佐賀県の道路に変更された。江北駅の前後が高架構造になる前は、国道207号と34号旧道との間に踏切があり、34号・207号線の交通量に加えて、踏切がなかなか開かないために、県内屈指の大渋滞ポイントして悪名高いところだった。

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