筑豊本線
筑豊本線(ちくほうほんせん)は、北九州市若松区の若松駅を起点に、八幡西区・直方市・飯塚市・桂川町を経て、福岡県筑紫野市の原田駅に至る鉄道路線。このうち、電化されている折尾駅と桂川駅の部分は、博多駅と黒崎駅を筑豊経由で結ぶ「福北ゆたか線」の一部として構成されており、それ以外の部分では若松駅へ向かう単独区間を「若松線」、桂川駅と原田駅を結ぶ部分は「原田線」という愛称で個別に運営されている。
筑豊地方を縦断するルートを辿ることから、かつては鉱物を運ぶための重要な幹線だったことが伺える。現在は福岡・北九州都市圏の旅客輸送に徹しているが、原田線区間では極端に本数が少なく、地域輸送としての役割は極めて限定的になっている。
スペック情報
筑豊本線を走る列車
新入駅で互いにすれ違うBEC819系「DENCHA」
電化されている折尾駅~桂川駅では、運行系統上の愛称である「福北ゆたか線」共通の通勤型電車(813系・817系・819系)を主体に運行されている。この他、通勤ライナーの役割を持つ特急「かいおう」(787系・783系)も、篠栗線を中継する形で1日1往復程度に運行される。
筑豊本線あれこれ
快速列車が折尾~桂川(~吉塚・博多)を通じて設定されているが、ごく一部の駅を除いて殆どの駅に停車するため、実態としては各駅停車と大差ない。また、飯塚~桂川~吉塚・博多では単線で運用されていることもあり、信号待ちを理由に数分間停車することも日常茶飯事。このため、停車駅を大きく絞った特急「かいおう」があるにしても、時間短縮効果は殆ど無く、特急の本数もごく数本のみ設定されている。
なお、直方駅を境にして運行パターンが大きく変わり、一部の列車を除き、直方に着いたら強制的にそこで乗り換えとなる。
福北ゆたか線に指定されている区間では、大抵の駅で1時間に2~3本程度(通勤時は最大1時間4本、データイムは1時間2本)の割合で列車が停車するものの、勝野駅だけはデータイムで1時間1本と、到達がやや困難である。次の列車が来るまで長時間待機するのを回避するためにも、事前に時刻表などで確認が必要になる。原田線に該当する桂川~原田は1日9往復程度しか運行されず、2~3時間ほど間が空いている。
駅舎訪問
若松線に指定されている若松駅~折尾駅は、全区間が非電化となっている。実際には蓄電池を活用したJR九州BEC819系電車(DENCHA)が当該区間を運行しており、非電化区間特有の気動車に乗車している印象は、殆ど感じられない。
接続する他の路線
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