筑豊本線(福北ゆたか線) 中間駅
訪問 2023年8月13日
作成 2024年5月30日
筑豊本線(福北ゆたか線) 中間駅(東口)
筑豊本線(福北ゆたか線) 中間駅(西口)
中間(なかま)駅は、福岡県中間市中央2丁目に設置されている、筑豊本線(福北ゆたか線)の駅。中間市中心部最寄り駅であり、1985年3月までは当駅から国鉄香月線が分岐していた。
駅の情報
施設見学
東口の駅舎を眺める。元々は東口側にしか駅舎・出入口が無かった。
広々とした施設の隅っこに、自動販売機とイスが設けられている。
東口・西口どちらにも券売機が設置されており、東口はICカードの取扱に対応したタッチパネル式が1基稼働している。
一応ながら窓口が設けられているが、平日朝しか開かない。
目の前にフル装備の自動改札機があるが、きっぷ挿入口が塞がっており、簡易式カードリーダーと同格になっている。
改札機の隣には無人時のきっぷ精算等を行う、スマサポ駅特有の係員対応精算機が設置されている。
以前は改札を出た先の旧・1番のりばに列車が停まっていた。
この先の遠賀川橋梁のリニューアル工事に伴い、一時的に使用を停止している。
跨線橋は国鉄時代から残る木製のもの。
奥にエレベーターが増設されており、一応、バリアフリーには対応している。
西口へ通じる跨線橋は中途半端に階段となっており、その部分に対するバリアフリー対策は無視されている。
西口は後付けで増設されたもので、近所の長津・浄花町地区からの通勤を後押ししている。
タッチパネル式の東口と異なり、西口は食券型のものが置かれている。
フルスペック改札機が設けられていた東口と異なり、西口は最初から簡易式カードリーダーで対処。
また、西口側にはエレベーター等のバリアフリー設備が無い。
西口にも係員対応精算機が設けられており、東口に回ってきっぷの処理を行う手間を省いている。
跨線橋からホームへ向かう場合、西口はこの通り。
身障者には厳しい(西口通路にはエレベーター等がないため)。
2番のりばから、直方・新飯塚方面を眺める。2面2線の島式ホーム。
前述の通り、旧・1番のりばは取扱を一時休止していたため、ホームと駅舎の間が宙に浮いたような印象だった。
こちらは折尾・若松方面。東寄りに旧・1番のりばの跡地が見える。
元々は1番線がそのまま1番のりばへ向かう構造をしていたが、訪問時は2番線に入り込むように変更。
この状態、果たしていつまで続くんだろう(もう終わってるのかな)?
3番線の脇に留置線が設置。
国鉄香月線の出発点には、イケない書籍を放り込む、例の白いポストが置かれている。……自重しろ
国鉄香月線は1908年7月1日に開業した、いわゆる「盲腸線」。筑豊地域一帯の炭鉱産業の例に漏れず、香月線も石炭炭鉱が沢山あったことから、その輸送を目的に整備された。しかし、戦後になってエネルギー革命が起きた後は石炭発掘の需要が低下したことに加え、周辺住宅地の整備等で問題が生じるなど、用なし状態に(普通は存続運動が起きる所だが、ここは逆に廃止運動の方が大きかった模様)。
結局、1981年9月18日に戦力外通告が言い渡され、1985年3月31日の運行を以て廃線となった。
駅の近所
一見するとここが中間市役所の最寄り駅かと錯覚しそうになるが、ここは市役所のやや北に離れた集合団地・新興住宅地に近い。駅前で繋がる「ふれあい大通り」沿いには、多数のロードサイド店舗が並んでおり、1kmほど東に離れた所に筑豊電気鉄道・通谷駅と合流する。そこまでの路線バスは1時間1本程度と貧弱であるため、のりかえに適するかは微妙な所か。
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