鹿児島本線・
筑豊本線(若松線・福北ゆたか線) 折尾駅
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訪問 2023年8月13日
作成 2024年3月20日
鹿児島本線・筑豊本線(若松線・福北ゆたか線) 折尾駅
折尾(おりお)駅は、北九州市八幡西区堀川町に設置されている、鹿児島本線・筑豊本線(若松線・福北ゆたか線)の駅。鹿児島本線・筑豊本線(若松方面)における北九州市内区間の最西端・最南端駅である。
駅の情報
現在の折尾駅(ざっくりと描画)
立体交差後の折尾駅(ざっくりと描画)
【ざっくり歴史背景】
折尾駅は日本初の立体交差駅とされているが、生い立ちの違いから、鹿児島本線・筑豊本線それぞれ異なる場所に駅舎があることや、福北ゆたか線と小倉方面のショートカットルートによる「鷹見口」の存在などで、北九州市内の駅において極めて複雑な構造をしていた。駅周辺も混雑が激しく、鷹見口と本駅との統合化・立体交差による混雑回避を図る目的から、上記のような形態への移行作業を実施した。
2023年8月13日訪問(MR52型MARS端末発券)
鹿児島本線向けの駅名標
筑豊本線(若松線)向けの駅名標
筑豊本線(福北ゆたか線)向けの駅名標
施設見学
駅舎を眺める。同一箇所で乗り換えを行うという設計上、移転前の駅舎は取り壊された。
但し、周辺
住人の要望をある程度尊重して、解体前の旧駅舎を可能な限り再現させている。
駅舎内の室内も、解体前と残された資料をもとに復元されているが、完全ではない。
旧駅舎時代のレプリカ木造建築部分は改札外の部分のみで、他は完全に造り直されている。
自動券売機は2+1基。特急停車駅なので指定席券売機が別枠で設置されている。
自動改札機は出入口それぞれ5基ずつ設置。
うち3基はICカード専用改札機であり、鉄道利用に依存した地域性であることが窺い知れる。
改札内に入るとエレベーター・エスカレーターがそれぞれ設置。
改札内コンコースは同一乗り換え駅という性質上、非常に広々と作られている。
トイレ手前には、地上駅時代の筑豊本線で使われていた線路跡が、静態保存されている。
専用の強化ガラス板で線路が丸見えであり、当時の活躍を偲ばせる。
改札を通って右手に向かうと、高架化に伴って全く違う地に移設した筑豊本線のホームに向かう。
いわゆる「短絡線」となる1番のりばと、本来の筑豊本線である6・7番のりばとは、かなりの距離がある。
そのため、筑豊本線を短絡線経由で乗り継ぎする場合は、発車時刻・接続時間に十分注意。
(カエルくん)まあ鷹見口の時に比べりゃ、まだマシかな。
1番のりばは、黒崎駅と直方方面とを結ぶ、福北ゆたか線の短絡線。
かつての鷹見口の代役で、乗り継ぎ改札を行う手間を省けるようになり、利便性が向上している。
2~5番のりばは高架化された鹿児島本線。
そのうち、3番のりばは博多方面、4・5番のりばは小倉方面を割り当てる。
2番のりばから香椎・博多方面を眺める。全て足すと、4面7線の単式+島式ホームで構成されている。
2番のりばは直方方面からの福北ゆたか線(短絡線)が使うため、博多方面は3番のりばから発車する。
3番のりばから黒崎・小倉方面を眺める。折尾駅の前後は大きくカーブしている。
4番のりばは当駅折り返しの普通列車が使うほか、時間帯によっては博多方面の列車も入線する。
特急停車駅であるため、3・4・5番のりばには自由席特急券を購入できる券売機が別途設置。
筑豊本線(福北ゆたか線・若松線)ホームは北寄りに設置されており、エレベーター・エスカレーターで移動できる。
6番のりばから直方・新飯塚方面を眺める。
短絡線・鹿児島本線と異なり、6・7番のりばは1面2線の島式ホームで運用されている。
直方・新飯塚方面に向けて発車すると、スグに単線区間に入る。
この先で短絡線と接続するため、次の東水巻駅まではトンネル区間も含め、一時的に単線になる。
7番のりばから若松方面を眺める。
高架化以前は国道199号と平面交差していたため、頻繁に渋滞が起きていた。
当駅から若松方面は非電化区間であるため、駅のスグ先で電線が途切れる。
そのため、架線の近くに交流区間が終わるという案内板を確認できる。
非電化とはいえ、蓄電池列車の819系を使って行き来するため、実質、電化区間。
直方から若松方面へそのまま向かう列車は7番のりば、折尾で直方方面に向かう列車は6番線からの発車となる。
駅弁
北九州に来たら、やはりコレですよね。
北九州市内の主要駅で売られている、東筑軒のかしわめしで、実際に駅弁をカゴに入れて立ち売りする光景も見られる。いわばそぼろ弁当で、鶏で出汁をとった米飯の上に細く切った甘醤油のきいた鶏肉・卵焼き・海苔を載せている。ロングセラー商品で、改札口の真正面には同社が運営する「かしわうどん」もある。
駅の近所
高架化・集約化される前から、筑豊との分岐点として街が形成された経緯があるため、交通の要衝として、現在でも駅の南側には小規模ながら繁華街・商店街が集中している。また、駅を軸に学研都市が形成され、多くの文教施設が建ち並んでいる。
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