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E1A 新名神高速道路
作成 2021年4月17日
新名神高速道路(しんめいしん-こうそくどうろ)は、三重県四日市市の四日市JCTを起点に、滋賀県・京都府・大阪府を経て、神戸市の神戸JCTに至る高速自動車国道。路線に並行する既存のE1名神高速のバイパス道路であり、四日市で接続するE1A伊勢湾岸道・E1A新東名同様、ダブルネットワークによる交通網の更なる強化を理由に建設されたもの。
E1A新名神が完成したことで、E1名神高速やE23東名阪道・E2A中国道などに集中して渋滞が頻発していたものが、ある程度緩和されている。
【ショートカット】
スペック情報
- 国土開発幹線自動車道建設法に基づく路線名:近畿自動車道 名古屋神戸線
- 高速自動車国道の路線を指定する政令:近畿自動車道 名古屋神戸線
- 中日本高速道路(NEXCO中日本)・
西日本高速道路(NEXCO西日本)が定める路線名:新名神高速道路
- 高速道路ナンバリング:E1A
- 高速道路ラインカラー:黄緑色
※NEXCO西日本管内は便宜上、中日本会社線の延長扱いで設定。
- 実延長距離:149.6km
- 起点:三重県四日市市(四日市JCT)
- 終点:神戸市北区(神戸JCT)
- 設計規格:第1種第1級(連絡線は第1種第3級)
- 設計速度:時速120キロ
- 車線数:完成6車線(仮)
- 最初に開通した日:2008年2月23日(亀山JCT~草津田上IC)
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走行記録
その1(四日市JCT→甲賀土山IC)
その2(甲賀土山IC→大津・草津JCT)
その4(高槻JCT・IC→神戸JCT)
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その1(神戸JCT→高槻JCT・IC)
その3(大津・草津JCT→甲賀土山IC)
その4(甲賀土山IC→四日市JCT)
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下り行き(名神→新名神)
上り行き(新名神→名神)
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下り行き(名神→新名神)
上り行き(新名神→名神)
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インターチェンジめぐり
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新名神高速道路のみどころ
坂道・カーブが、こ~んなに滑らか。
坂道は常に最大傾斜2.0%未満に抑えている。
連絡線を除けば、急カーブとか「なにそれ?」
さまざまなギミック
- 野登トンネル:三重県鈴鹿市にある長距離トンネル。長さは上下線共に、約4.1km。
- 錐ヶ瀧橋:高架構造で、ココで亀山連絡線・亀山西JCTと接続している。
-
鈴鹿トンネル:三重県と滋賀県を跨ぐトンネル。他のトンネルが片側2車線で運用しているのに対し、鈴鹿TNは最初から片側3車線。長さは上下線共に、約4km。
- 近江大鳥橋:エクストラドーズド橋。斜張橋のような形をしている。
- 八幡京田辺JCT近くの地下道:枚方市内の住宅街を地下道方式で建設。コレは難易度高いぞ。
- 淀川橋:「鵜殿ヨシ原」と呼ばれる自然環境を守るため、出来るだけその部分を破壊しないように橋梁を建てないといけない。
- 箕面トンネル:大阪府箕面市にあるトンネル。ギリギリ5km未満に抑えており、新名神で最も長い。
- 新名神武庫川橋:神戸市北区にあるバタフライウェブ橋。 ……など。
E1A新名神ができることで、こんなメリットがあります
- 既存の高速道路の複線化(ダブルネットワーク)
- 片側3車線による円滑な交通・物流効率化の向上
- 災害時に複数ルートで迂回可能
- 並行路線のリニューアル工事実施時の迂回路
大津~高槻はE88京滋バイパスがあるから、それで分散されてE1A新名神の必要性は無い、だから無駄と言っていたけど?
ただの「レッテル貼り」です。一度E1A新名神(E1A新東名)を走ると、E88京滋バイパスがいかにギスギスした道路なのかがよく分かります。それに用も無いのに、いちいちE1名神に戻るのは効率が悪いだけ。インフラは感情論で語らないように。(客観)
新技術あれこれ
- ペースメーカーライト(NEXCO西日本管内のみ)
- 1km間隔で設置されている直近情報表示板( 〃 )
わくわくサービスエリア
- 中日本会社線側は鈴鹿PA、西日本会社線側は宝塚北SAがオススメ。
-
先行開通した土山SA・甲南PAは第3セクター方式による運営であり、NEXCO各社は駐車場類の管理を除き、ノータッチ。
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並行路線との共存関係
E23東名阪道(四日市~亀山)
参考資料:「新名神・東環開通効果検討会議」において新名神高速道路・東海環状自動車道など
の開通効果をとりまとめました
(中日本高速道路・国土交通省 中部地方整備局など 2020年4月7日付)
E1A新名神が開通する前まで、起点の四日市JCT~亀山西JCTまでの区間はE23東名阪道しか無かった。この部分はE25名阪国道からの客層も含め、名古屋都市圏と三重県中南部への行き来に重要不可欠の路線であったことに加え、地形的な事情から微妙なアップダウンが連発しており、渋滞の常連である。
E1A新名神の開通後は通過主体を中心に当該路線へ分散する傾向が強まり、E23東名阪道の交通量は4割以上の減少、それに伴う渋滞も約8割以上も減少している。渋滞に巻き込まれる可能性が軽減したため、結果として旅行速度の回復にも貢献している。
E1A新名神の運用を始める前までは、一時期にE23東名阪道を無理やり片側3車線に拡大させるなどの措置も執っていたが「焼け石に水」(注:ナニもしないよりかはマシな程度)。渋滞の常連であり、東京⇔大阪方面はE1名神経由で逃げるのが推奨されていた程である。
E2A中国道(高槻・吹田~神戸)
参考資料:新名神高速道路(川西IC~神戸JCT間)開通後の交通状況について(西日本高速道路 2018年3月28日付)
E1A新名神が開業する前まで、京阪神と中国・四国地方をダイレクトに結ぶ道路がE2A中国道だけしか無かったため、地元住民と中・遠距離利用客が同一路線でごっせごっせになっていた。特に坂道の起点となる宝塚東・西トンネルでの大渋滞は「史上最悪レベル」として悪名高い場所だった。現在はE1A新名神が開業したため、「以前よりかはマシ」(開業前より約25%交通量減少、渋滞回数は約7割減少)。
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接続する他の道路
- [E1A] 伊勢湾岸道(E1A新東名接続)
起点の四日市JCTで繋がる、名古屋港付近を通る高速道路。名港トリトンがあることで知られる。
- [E23] 東名阪道(亀山連絡線・E23伊勢道接続)
同じく、起点の四日市JCTで繋がる高速道路。E1A新名神が出来た後も、名古屋⇔大阪・伊勢志摩の行き来には、この道路が便利。
- [C3] 東海環状(E1名神・E41東海北陸道・E19中央道接続)
名古屋市の周辺を大きな環状線で描いている。
- [E1] 名神高速
E1A新名神が旧・東海道沿いを通るのに対し、昔からあるE1名神は旧・中山道の経路を踏襲する。
- [E2] 山陽道(E28神戸淡路鳴門道接続)
瀬戸内海沿いを走る高速道路で、実質的にE1A新名神の延長線。E28神戸淡路鳴門道経由で徳島へ向かう場合も、この道路で乗り継ぎを。
- [E2A] 中国道(E27舞鶴若狭道接続)
中国地方をタテに貫く高速道路。神戸JCTまでは阪神地域の命綱だけあって交通量が多いが、それより西側は微妙。
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