E26 近畿自動車道

作成 2025年5月24日

 近畿自動車道(きんき-じどうしゃどう)は、大阪府吹田市の吹田JCTを起点に、大阪市郊外(摂津・河内地域)を経由して、大阪府松原市の松原JCTに至る高速自動車国道。大阪市街の北東部を主要地方道・大阪中央環状線と並走する形で整備されており、都心部と郊外の交通分散や、奈良・和歌山方面への乗り継ぎ路線として幅広く活用されている。

スペック情報

走行記録

下り行き(吹田→松原)


下り行き(吹田JCT→松原JCT)

E26近畿道あれこれ

法律上の「近畿道」


国土開発幹線自動車道建設法に基づく「近畿自動車道・名古屋大阪線」の予定経路及び、
高速自動車国道の路線を指定する政令と、それに基づく線区単位での営業路線名を図形化。
そらかさんの話「NEXCO西日本が定める"近畿道"は、取りこぼしとなった吹田~松原に名付けた名前です」

路線名 道路名 線区
国幹法 高速国道法
名古屋大阪線 名古屋亀山線 C2名二環 名古屋南JCT~名古屋西JCT(上社経由)
名古屋IC~上社JCT(E1東名支線)
E23名阪道 名古屋西JCT~伊勢関IC
(並行) E25名阪国道 伊勢関IC~天理IC
天理吹田線 E25西名阪道 天理IC~松原JCT
E26近畿道 松原JCT~吹田JCT
名古屋神戸線 E1A伊勢湾岸道 名港中央IC~四日市JCT
E1A新名神 四日市JCT~神戸JCT
伊勢線 C2名二環 名古屋西JCT~飛島JCT
E1A伊勢湾岸道 飛島JCT~四日市JCT
E23名阪道
E23伊勢道
四日市JCT~伊勢関IC
伊勢関IC~伊勢IC
紀勢線 松原那智勝浦線 E26・E42阪和道
E42湯浅御坊道
松原IC~南紀田辺IC
(並行) E42紀勢道 南紀田辺IC~那智勝浦IC
那智勝浦IC~尾鷲南IC
尾鷲多気線 尾鷲南IC~勢和多気JCT
敦賀線 E2A中国道
E27舞鶴若狭道
吹田JCT~吉川JCT
吉川JCT~敦賀JCT

 近畿自動車道という名称は本来、国土開発幹線自動車道建設法の予定路線名、及び、高速自動車国道の路線を指定する政令で定められた法律名であり、NEXCO西日本が定める「近畿自動車道」は、典拠となる予定路線「名古屋大阪線」に対し、高速自動車国道法で定められた奈良県天理市から大阪府吹田市までの区間(天理吹田線)の一部を構成する(E25西名阪道+E26近畿道)。従って、松原JCTで接続するE25西名阪道やE25名阪国道、NEXCO中日本管内の一部路線も、NEXCO西日本が定めるE26近畿道としては親戚関係になる。


E26近畿道という不自然な道路名になったのは、単に他にいいネーミングが無く、大阪府がある広域地域名として「近畿」と名乗る方が無難かつ分かりやすいため(「大阪外環」みたいな名前でもいいような気もするが、最初の開通から相当経過しており、殊更変更する意義はない)。

おねだん

 以前は均一料金だったが、京阪神地域における有料道路制度の行政改革に基づき、2017年6月3日以降は入場するインターチェンジからそれぞれの末端部(松原インター or 吹田インター)まで到達可能な距離に応じて、おねだんが変化する。ETC利用時は出口にETCフリーフローアンテナを設けており、この仕組みを応用して疑似的な距離別料金を実現させている。この他にも、下記の特例が存在する。

並行するJR線

 E26近畿道を含めた、近畿自動車道・名古屋大阪線の枠組みで見れば、下記の通り。私鉄まで含めれば近鉄電車(近鉄名古屋線・近鉄大阪線)などとも並行している。

接続する他の道路

高速道路レポート

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