E28 神戸淡路鳴門自動車道
作成 2021年5月29日
神戸淡路鳴門自動車道(こうべ-あわじ-なると-じどうしゃどう)は、神戸市西区にある神戸西インターを起点に、淡路島を縦断して、徳島県鳴門市の鳴門インターに至る自動車専用道路。途中、本州と淡路島との間は明石海峡大橋を、淡路島と四国との間は大鳴門橋・撫養橋を渡る。本州四国連絡道路の東部に位置し、京阪神地域と四国を結ぶ大動脈として幅広く活用されている。
スペック情報
神戸淡路鳴門道あれこれ
原則として、ETCでの利用をお願いしている。通常料金は本四高速会社線が管理する路線の中で最も高いが、これは建設費が他の本四連絡道路とは比べものにならないくらい、ケタ外れな費用が掛かったから。自治体負担では限界があることから、議論の末、ETC利用時に限りNEXCO線と同じ価格帯に引き下げる措置を導入している(全国路線網に編入)。
大鳴門橋の床版下には空洞が広がっている。構想上はココに四国新幹線(またはそれに準ずる鉄道路線)を建設できるようになっているが、四国新幹線(新大阪・新神戸⇔淡路島・四国)の建設自体、ボツになっている。そのため、この部分は「渦の道」と称して鳴門海峡の渦潮見学コーナーに転換されている。
運用形態 | 車線数 | 設計速度 | 線区 |
完成6車線 | 100キロ | 垂水JCT~淡路IC | |
暫定4車線 | 100キロ | 淡路IC~津名一宮IC | |
暫定4車線 | 100キロ | 津名一宮IC~西淡三原IC・ 淡路島南IC~鳴門北IC (大鳴門橋前後区間を除く) |
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暫定4車線 | 70キロ | 大鳴門橋の前後区間 | |
完成4車線 | 100キロ/ 80キロ |
神戸西IC~垂水JCT・ 西淡三原IC~淡路島南IC・ 鳴門北IC~鳴門IC |
垂水JCTから西淡三原インターまでと、淡路島南インターから鳴門北インターまでの部分は、完成6車線で運用できるように設計されている。但し、2021年現在では、明石海峡大橋の前後区間となる垂水JCT~淡路インターの部分のみ完成6車線で運用され、残りの部分は1車線分を塞いで片側2車線の暫定4車線で運用している。
明石海峡大橋が繋がるまでは、四国から京阪神に向かうルートはE30瀬戸中央道経由・E2山陽道(E2A中国道)連絡が一般的だった。開通後は京阪神地域と四国の最短ルートとなったため、通行料が割高だった頃からE28神淡鳴道経由に車の流れが大きくシフトした。反面、瀬戸大橋線を含めたJR線は一気に衰退(これには政府主導で実施した休日特別割引の実施も含まれる)し、四国島から京阪神に移り住む、もしくは日帰り旅行が行いやすくなったため、一種のストロー効果を受けた。
関連サイト:明石海峡大橋ライトアップスケジュール(JB本四高速)
明石海峡大橋はライトアップに対応している。
明石海峡大橋の吊り橋に架かる電球は、光の三原色を活用した異なるカラーを発色できるように小細工されており、この仕組みを活用して夜間時のライトアップを可能にしている。平日は日没~23時まで、土日祝日は24時まで点灯している。
主な橋
明石海峡大橋
神戸市垂水区と淡路市に架かる巨大な吊り橋。ケーブルを支える主塔と主塔との間は1,991メートルに達する。真下を通る明石海峡は潮の流れが非常に早く、それに伴う強風も生じやすい。過酷な条件に耐えられる吊り橋を建設するため、主塔を支える基礎部分は水深60mの海底に巨大な鋼鉄を埋め込みんで、コンクリートで固めるなどの措置が執られている。大鳴門橋と異なり、鉄道を併設しない道路専用の橋梁として建設され、1998年に完成。
兵庫県南あわじ市と徳島県鳴門市を結ぶ吊り橋で、主塔部は144mに達する。うずしおが発生する鳴門海峡への景観に配慮した設計になっている(多柱基礎工法)。道路の真下に空洞があり、この部分に四国新幹線を誘致する話もあったが、白紙。常に横風が酷いため、チョッとした風が吹いただけで速度規制、あるいは通行止めに遭う。四国電力・関西電力の高圧送電線を共有しており、四国・淡路島・京阪神と融通を利かせている。
撫養橋
大鳴門橋を過ぎた先にある桁橋で、離島である鳴門市の大毛島と四国島とを結んでいる。E28神淡鳴道における海上区間はココが最後であるが、吊り橋方式ではないため、気付かないとあっという間にどちらかの島に入っている。
走行記録
その1(神戸西IC→北淡IC)
大鳴門橋関連区間(鳴門北IC→鳴門IC)
接続する他の道路
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