E2A中国道 下り行き(山口JCT~下関IC)

訪問 2023年4月9日
作成 2023年10月18日

走行記録

山口JCT~小郡JCT・IC(一日平均利用数:約24,000台)


車線減少 200m先


山口JCTでE2山陽道と合流後、約1kmほど進んで左側車線が消滅する。
同時に、真ん中が走行車線・右側が追越車線の運用に切り替わる。


アジアハイウェイ1号線
E2A中国道のうち、神戸~山口以外の部分は、アジアハイウェイ1号線の一部に指定されている。


拝啓、E2A中国道


時速80キロ設計(50キロ規制時は除く)
E2A中国道は急カーブだらけなため、大部分が時速80キロ設計となっている。
E2山陽道のノリで進んだ場合、それまでの滑らか曲線と打って変わるので注意。


下関・九州方面までグネグネカーブが連続する。魔カーブに付き合って頂こう。


小郡JCT・IC 2.5km 美祢東JCT 13km 北九州 78km


小郡JCT・IC 2km


山口宇部道路との直通化に伴い、小郡インターがジャンクション兼用に変更された。


小郡JCT・IC 1km


情報表示板(E2A中国道・山口宇部道路)
それぞれ管理者が異なるため、両者(NEXCO・山口県)ともに連動はしていない。


小郡JCT・IC 700m 湯田温泉


椹野川橋(ふしのがわばし / 橋の長さ:620メートル)


大きく右へカーブし、それまでの南下ルートから一転して山口県西部を縦断するコースに変わる。
椹野川橋の真下には国道9号・JR山口線が通っており、先ほどの仁保BS跡地からココまで並走している。


[34-1]小郡JCT・IC


[34-1]小郡JCT・IC

隣接する小郡インターは手前から、山口宇部道路はインター出口先を直進する。
新山口地区(新幹線駅)・山口宇部空港・山口市街はコチラから。

<<新山口駅・山口宇部空港方面 山口市街・津和野方面>>


小郡インターからの流入車線と合流。
ココから隣の美祢東JCTまでは、地域高規格道路の小郡萩道路と重複する。

乗り換え:山口宇部道路E2宇部下関線接続)
山口市街と宇部を結ぶバイパス道路。県庁所在地・新幹線駅・山口宇部空港の3拠点をダイレクトに結ぶ。

[34][34-1] 小郡JCT・IC

山口JCT・IC~美祢東JCT(一日平均利用数:約25,000台)


上り坂の途中で山口宇部道路の高架下を潜る。


拝啓、E2A中国道(小郡萩道路重複)
下関までのカーブ連続地帯、最後まで気を引き締めて頑張ります。


美祢東JCT 9km 美祢IC 17km 北九州 74km
美祢東JCTまでは小郡萩道路と重複するが、萩方面の案内は無視。


丘陵地に向かうため、小郡インターの先で峠越えとなる。
上り坂とR=400m前後の急カーブが連続。E2山陽道からの利用者にしたら苦痛極まりない。


仏坂トンネルの入口寸前まで、登坂車線が出現する。
広島北~山口の道中は利用客が少なく、設置する必要なしと判断されていたため、これは助かる。


登坂車線ここまで


仏坂トンネル(長さ:210メートル)
トンネル入口の寸前で登坂車線は終了。


美東SA 2km


美東SA 1.5km


美東SA 1km


美東SA 500m
仏坂TNの先で美祢市内特有の丘陵地へ。
ココだけ見ると、どことなく七塚原周辺の景観に似ている。


美東(みとう)SA
E2A中国道最後のサービスエリアであり、路線と重複する小郡萩道路も、唯一の本線直結型の休憩施設となる。


美東SAの駐車場に関する巨大案内板が脇に設置されている。
サービスエリアの大規模魔改造の末に巨大化。交通量が多いことを物語る。

美東SA(下り行き)


美祢東JCT 2km


美東SAから離れると、樹海もどきの森林地帯を延々と美祢まで走る景観が続く。


美祢東JCT 1km
真名BS(NEXCO西日本の管理用施設)


この先 急カーブ(R=400)
美祢東JCT寸前までは、半径の小さい急カーブが連続する。
「こんな所にジャンクションなんてあるのか?」と首を傾げそう。


道路表示板(E2A中国道・小郡萩道路)
表示板の機材はNEXCOと山口県とで異なっている上、基本的には連動していない。


美祢東JCT 500m


[34-2]美祢東(みね-ひがし)JCT


[34-2]美祢東(みね-ひがし)JCT・小郡萩道路重複区間ここまで
小郡インターから続いてきた小郡萩道路との重複はココで終了。
美祢市美東地区・萩方面は、ここを左折して北上しよう。

[小郡萩道路] 秋吉台・萩方面>>

乗り換え:小郡萩道路E9山陰道接続)
山口市小郡と萩を結ぶ陰陽連絡道路(地域高規格道路)。秋吉台・秋芳洞・萩の街並みは、当路線で。

[34-2] 美祢東JCT

美祢東JCT~美祢IC(一日平均利用数:約24,000台)


拝啓、E2A中国道。まだまだ下関は遠いですね……


ハイウェイラジオ小郡


美祢IC 6km 美祢西IC 20km 北九州 64km


前述の通りに、美祢インターまでは樹海もどきの森林地帯を延々と走る。
先が見えず、しかもS字カーブが延々と続く。


E2山陽道の防府・山口南~宇部が直通していないため、九州へ向かうにはどうしてもココを通る必要が出てくる。
そのため、閑散化が進んだ山口以東と異なり、山口~下関は2万台(日)を超す大動脈となっている。


美祢IC 2km


樹海を抜けると、美祢インター寸前でUBE三菱によるセメント工場の煙突が見えてくる。


美祢IC 1km


美祢IC 500m


美祢西IC 直進


[35]美祢(みね)IC


[35]美祢(みね)IC
美祢市中心部のほか、長門市・下関市豊北町(特牛・角島)方面はコチラへ。

[35] 美祢IC

美祢IC~美祢西IC(一日平均利用数:約23,000台)


左カーブ(R=400m)
美祢インターを境に、E2A中国道の進路が南寄りに変わる。


拝啓、E2A中国道


大きくカーブした後、再び上り坂。結構距離がある。


ここから登坂車線
傾斜角度が大きいため、ヘルパーとなる登坂車線が出現する。


美祢西IC 12km 下関JCT 20km 北九州 56km
下関JCTで接続するE2山陽道・宇部方面の距離は無視。


[E2A中国道経由] 吹田JCTから500km
E2A中国道500kpを通過する。大阪・吹田から結構走った走った。
E2山陽道経由だと、これよりも若干ながら移動距離が短くなる。


傾斜角度が5%近くもあり、普通の一般道路における山登りと実質大差ない。
険しい山岳地を行ったり来たりする構造から、E2山陽道経由を望む利用者もいる。


涼木峠・登坂車線ここまで
頂上まで到達すると共に、登坂車線も消滅。
美祢インターからココまで、約3km程も続いている。


峠を越した後は、緩めの下り坂とヘアピンカーブが断続的に続く。


この先 急カーブ(R=400m)


伊佐PA 3km 王司PA 27km


宇部伊佐専用道路(UBEグループの民有道)
民営の高速道路では日本一の長さを誇る、UBEグループの民有専用道路。
美祢市にあるセメント採掘工場と宇部市にある製造工場との間を、専用トレーラーで運搬している。


500m先トンネル 車間注意


伊佐PA 1km


根越トンネル(長さ:390メートル)
こう見えて、E2A中国道最後のトンネル。真上は古墳も何もない。


トンネルの幅員は狭いが、反面、他のトンネルと比べて妙に高い。


この先急カーブ(半径400m)
例の事故多発区間カーブが間近に迫ってくる。


伊佐PA

伊佐PA(下り行き)


3km長い下り坂!! スピード注意
伊佐PAの前後もドキツいカーブになっており、ロードペイントで注意喚起を促す。


この先 急カーブ(R=300m)


ここから進路変更禁止
あまりにも事故が多く、例の芸人の件も相まって、進路変更に対する規制が大幅に強化。
通常のパトカー+覆面だけでなく上空からも監視するなど、事故抑制を理由に異様なまでに取り締まりが厳しい。


傾斜角度が大きい下り坂に加え、S字カーブが山の谷間に沿うようにして続いている。
夜間・悪天候時は見通しの悪さと速度超過が原因で頻繁に事故が起きやすい。


右カーブ(R=350m)
S字カーブの半径は300m台に迫る険しさ。


連続S字カーブ+傾斜角度5%台の危険な滑り台もどきが、約2~3kmに渡って続く。


国道316号との立体交差で、下り坂は一旦収束。この先もS字クランクやらは続くため、ご注意の程を。


ある程度進んだところで、進路変更規制は終了。


進路変更規制が終わっても、相変わらず見通しの悪い急カーブが続く。
閑散区間も似たような構造だったが、ココは交通量が桁違いに多いため、油断しやすい。


美祢西IC 2km


美祢西インターが迫った所で、再び急カーブ+急傾斜の坂道がコンボで登場する。


美祢西IC 1km 美祢西インター左車線へ


美祢西IC 400m 美祢西インター左車線へ


[35-1]美祢西IC


[35-1]美祢西IC
美祢市厚保地区のほか、山陽小野田(厚狭・小野田)方面はコチラで。

[35-1] 美祢西IC

美祢西IC~下関JCT(一日平均利用数:約23,000台)


拝啓、E2A中国道


美祢西インター以降も、急カーブ連続の丘陵地をひたすら通る。


下関JCT 5km 小月IC 11km 北九州 42km
E2山陽道との分岐点が迫るも、宇部方面の距離は無視されている。


ここから登坂車線


傾斜角度は先ほどよりかは緩いものの、それでも低速車には有り難い、貴重な追い越し増強区間。


登坂車線ここまで
緩やかな上り坂はそう長くなく、1km程度で頂上・登坂車線が消えてしまう。


下関JCT 2km
峠を越したので、同じように緩い下り坂とS字クランクが連発。


小野田・宇部方面は分岐


下関JCT 1km
上り方向と異なり、下り方向はE2山陽道・宇部下関線の存在をハッキリと記載。
下り目線で見れば、山口方面から山陽小野田・宇部へ向かうものという位置づけである。


情報表示板(E2山陽道・E2A中国道)


下関JCT 500m


[35-2]下関JCT


[35-2]下関JCT

E2山陽道・宇部下関線と接続する。山陽小野田・宇部方面はコチラへ。

<<山陽小野田・宇部方面


以前からある長門吉田BS付近の大きな急カーブを跨ぐ形で、E2宇部下関線と接続。
ランプウェイが大胆に作られているあたり、山口JCTを彷彿させる。


長門吉田バスストップ(NEXCO西日本の管理用施設)


なぜか左側車線が消えるという構造。


下関JCTが増築された際、以前からあった車線を一部改造し、E2山陽道が本線になるように作り替えられた。
そのため、長門吉田BSから先は、E2山陽道の脇道っぽい構造になっている。


合流注意 300m先  車線減少 900m先


ここでE2山陽道・宇部下関線と合流。


走行車線 400m 車線減少
山口JCTの時と同様、ずっと走っていると左側車線が消滅する。
そのため、E2A中国道の視点だと、追越車線が走行車線に入れ替わる形になる。


E2山陽道との合流から500mほど進んだ所で、E2A中国道の左側車線が消滅する。

乗り換え:[E2] 山陽道(宇部下関線)
肝心の宇部JCT~新山口・防府方面が繋がっておらず、E2山陽道ではなく、タダの盲腸線にしか見えない。


下関JCTがかなり大掛かりな構造になっているのは、将来的には防府・新山口・宇部方面からのE2山陽道⇔下関・九州方面を「E2山陽道」と見なして直通化する構想があるため。合流点の標識で「左側車線が消える」という図式は、先ほど通ってきた山口JCTの逆パターンそのもの。

現在では九州への連絡路としてバリバリの現役である山口JCT~下関JCTのE2A中国道も、E2山陽道が本線となった暁には、山口JCT以西に見られた「超閑散」としたハイウェイに降格する運命にあると考えた方が良いだろう。

[35-2] 下関JCT

下関JCT~小月IC(一日平均利用数:約29,000台)


木屋川(橋の長さ:130メートル)
宇部下関線から流れてきた車両も、最後は急カーブ連発で下関・北九州へ向かって頂こう。


小月IC 4km 下関IC 19km 北九州 35km


小月インターの手前にある写真のカーブは、やや急な上り坂とカーブのコンボにより、事故が起きやすい。


小月IC 2km


ここから登坂車線


登坂車線ここまで
親切に用意した登坂車線だが、坂道が500m程度しかないため、そんなに長くない。


理不尽な連続クランクが続く。


小月IC 1km


小月バスストップ(NEXCO西日本の管理用施設)


小月IC 500m / 小月BS(NEXCO西日本の管理用施設)
以前は高速バスが停車していたが、撤退の末、現在は使われていない。


[36]小月(おづき)IC


[36]小月(おづき)IC
下関市東部(小月・長府地区)の他、豊浦地域・長門市方面はこちらで。
基本計画では当インターでE9山陰道と接続する見込み。


山陰地方を走るE9山陰道の終点は、法律上の解釈では美祢市のどこかに建設することになっているものの、実際には国道491号バイパスの代替として小月インターと直通するような形で計画が進められている。開通すれば、九州方面から下関北部・長門市方面の最寄りとなることから、相応に期待が掛かっている。

[36] 小月IC

小月IC~下関IC(一日平均利用数:約30,000台)


下関IC 14km 門司港IC 19km 福岡 104km
北九州が近づくため、下段部の案内が福岡市役所までの距離に変化。
山陽新幹線との立体交差付近までは、半径の小さい急カーブが続く。


拝啓、E2A中国道。いよいよラストスパート!


王司PA 3km 壇之浦PA 16km


山陽新幹線
E2A中国道にとって、山陽新幹線との立体交差は、大阪・吹田から進んで最初で最後。


王司PA 2km


車間距離確認区間(設計速度80キロ)


広域情報表示板
ここでは中国地方のほか、関門海峡を越えて九州エリアの情報も表示される。


ハイウェイラジオ王司
E2A中国道では最後のハイラジ。この先の九州方面の情報をキャッチしたい。


王司PA 1km


王司(おうじ)PA
E2A中国道最後の休憩施設。中身は売店・食堂・給油所で構成されている。

王司PA(下り行き)


王司PAから先で、E2A中国道最後の山登りに入る。


速度注意(上り坂・下り坂 最大傾斜5%)
この手の坂道標識は珍しい。


登坂車線
傾斜角度が5%に達するため、E2A中国道では最後の登坂車線が出現する。


左カーブ(R=800m)
峠の前後区間は大きめのカーブになっている。頂上までは1km近くもあり、最後の難関に相応しい。


登坂車線ここまで / ここは頂上 これより長い下り坂 速度注意


急カーブ(R=600m)・下り坂(最大傾斜5%)
峠を越えたので下り坂。勝山地区・新下関側の方がカーブ・坂ともにドキツい。


E2A関門道・関門橋まで10km


急激なクランクの連発で、一気に勝山・新下関地区の麓に至る。
どことなく徳地インターの手前にあった急激な坂道の風景に似ている。


左手に小高い勝山が見えたところで、そのの麓を通る。


坂道が無くなったあたりで、勝山・新下関地区の街並みが見えてくる。


長門勝山バスストップ(NEXCO西日本の管理用施設)
実はこの近くにJR新下関駅がある。スマートインター誘致に最適かも?


砂子高架橋
この真下でJR山陽本線と立体交差。
新幹線同様、E2A中国道にしたら最初で最後のJR山陽本線とのオーバークロスである。


下関IC 2km


下関IC 1km


壇之浦PA 3km 吉志PA 17km
この先のE2A関門道・E3九州道方面の休憩施設案内が出現。
E2A中国道としては下関で終わっても、その先は続いている。


下関IC 500m


壇之浦PA 2km


[37]下関IC
下関市中心部・関門トンネル経由で門司方面へは、ここからが便利。


[37]下関IC E2A中国道・終点
下関インターを以て、大阪・吹田JCTから続いてきた、540kmにのぼるE2A中国道の旅路が終わる。お疲れさま~

乗り換え:

[37] 下関IC

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