国道2号 関門トンネル

作成 2018年11月15日

 関門(かんもん)トンネルは、山口県下関市と北九州市門司区を結ぶ、国道2号の有料道路。戦前から本州と九州を地下道の形態で通行できるように構想・建設が進められ、途中、戦争勃発で中断した後、戦後の1958年に開通した。

スペック情報

おねだん・多頻度割引

 海底トンネルという特殊な交通事情に加え、相当の維持費が掛かることから、償還が終了した現在でも道路整備特別措置法の規定上、有料道路を継続し続けている。なお、2006年以降は本来の維持管理に対する費用を現代に見合わせる形で引き下げられた(増税転換分による値上げを除く)。


関門トンネル・軽自動車11回券(おねだん:1,000円・1回分無料)
※不正利用防止の観点から小細工しています。2018年10月14日購入。

 関門トンネルは、料金所とトンネル・無料区間へ通じる交差点との距離が極端に短すぎるため、ETC設置に伴うトラブルが原因で大渋滞する危険性が高い。そのため、NEXCO西日本が管理する有料道路でありながら、ETCによる無線通行どころか、ETCカードでの手渡し決済すら出来ない。多頻度割引は、料金所事務所で発売されている回数券で。

風景

走行記録


上り行き(車道・下関方面)

門司料金所・周辺見学(門司PA跡地)

 回数券購入などで料金所事務所を利用する場合、料金所で通行料を支払った後、トンネルに進む直前にある待避所で駐車する。かつては「門司PA」として自動販売機が併設されたミニパーキングエリアが存在したが、民営化後に廃止。ただ、現在でもトイレの利用が出来るところを見る限り、PAとしての役目は無くなっても一時的な待合目的での利用は可能である。


西日本高速道路九州支社 関門トンネル門司事務所
トンネルの隣に設置されている事務所。簡単な作業車両などが駐車している。
回数券の購入は、事務所に入って2Fの受付カウンターで申し込みを。


事務所の西端部にトイレがあり、公団時代は正式なパーキングエリアの一部として使われていた。


ごく僅少ながら駐車場があるため、日曜日などではライダーの一時待機に使われたりする。
写真右手の屋根のある通路は、料金所と事務所を行き来する職員専用の通路。


トンネルをこんな間近で見られるのは門司側だけ。人・原付は入っちゃでけんですばい。

接続する他の道路

 トンネルが事故や工事に伴う通行規制が生じている場合には、並行するE2A関門道で迂回する必要がある。なお、工事規制を伴う場合には、下関インターと門司港インターまたは門司インターのみの利用に限定する形で、関門トンネルの通行料を同額にする措置を実施する。

一般有料道路

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