ホーム>鉄道>JR九州>[JD] 香椎線(海の中道線)
香椎線(海の中道線)
香椎線(かしいせん)は、福岡市東区の西戸崎駅から香椎駅・長者原駅を通り、福岡県糟屋郡宇美町の宇美駅に至る地方路線。西戸崎~香椎は序盤で海の中道海浜公園を通るため、「海の中道線」というJR九州が独自に定めた愛称がある。
元々は現在の西日本鉄道(旧・博多湾鉄道汽船)が運営していた路線であり、糟屋炭田の石炭を西戸崎へ運ぶために作られた。そうした歴史的経緯から、起点・終点それぞれで他のJR線(前身の国鉄線)と全く接続しない、独立した路線となっている。
スペック情報
- 九州旅客鉄道(JR九州)が定める路線名:香椎線
- 九州旅客鉄道(JR九州)が定める鉄道愛称:海の中道線(西戸崎駅~香椎駅)
- 鉄道路線の種類:在来線・地方交通線
- 鉄道ナンバリング:JD
- 鉄道ラインカラー:青
- 実延長距離:25.4km
- 起点:福岡市東区(西戸崎駅)
- 終点:福岡県糟屋郡宇美町(宇美駅)
- 主な通過点:糟屋郡(粕屋町・須恵町)
- 線路の幅:1,067mm(狭軌)
- 線路の種類:単線(全線)
- 電化区間:非電化(香椎駅構内のみ電化)
- 閉塞方式:
自動閉塞式:新原駅~宇美駅
特殊自動閉塞式(軌道回路検知式):西戸崎駅~宇美駅
- 最高速度:時速85キロ
- 最初に開業した日:1904年1月1日(西戸崎駅~須恵駅)
※旧・博多湾鉄道による開業
- 最後に開業した日:1905年12月29日(新原駅~宇美駅)
※後に博多湾鉄道汽船→西日本鉄道→国鉄(国有化)→JR九州と鉄道事業者が変化。
香椎線を走る列車
JR九州819系車両(DENCHA)
JR九州819系車両(DENCHA)
2019年3月16日のダイヤ改正で、それまで香椎線を走っていた国鉄キハ40系・47系の全車両を交換し、非電化区間でも蓄電池で動く819系(通称「DENCHA」)に交換された。
(過去の列車)国鉄キハ47系気動車
国鉄キハ47系気動車「アクアライナー」
819系全交換前まで走行していた車両。福岡都市圏でありながら、利用される車両は従来からの国鉄時代の気動車という、時代が止まったかのような印象を受けていた。一部の車両は、先頭部分に「アクアライナー」と呼ばれるカスタマイズを施したモノが走っていた。
駅舎訪問
[JD] 海の中道線(西戸崎―香椎)
[JD] 長者原・宇美方面(香椎―宇美)
信号場
接続する他の路線
- [NK] 西鉄貝塚線
和白駅で接続している西鉄電車。同一施設で乗り換えが可能である。
- [JA]
鹿児島本線
香椎駅で接続する、福岡県内を縦断する大動脈。
- [JC] 篠栗線 (福北ゆたか線)
長者原駅で接続する、桂川・新飯塚方面と吉塚・博多を結ぶ、筑豊の幹線鉄道。
JR九州レポート
このサイトは管理人・hiroによって運営されています。
Copyright (C) hiro all rights reserved.