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日田彦山線

日田彦山線(ひた-ひこさんせん)は、北九州市小倉南区にある城野駅を起点に、田川市を経て、福岡県田川郡添田町の添田駅に至る鉄道路線。元々は炭鉱などの鉱物を運ぶために建設されたものである。
スペック情報
- 九州旅客鉄道(JR九州)が定める路線名:日田彦山線
- 鉄道路線の種類:在来線・地方交通線
- 鉄道ナンバリング:JI(城野駅~田川後藤寺駅)
- 鉄道ラインカラー:茶
- 実延長距離:39.5km
- 起点:北九州市小倉南区(城野駅)
- 終点:福岡県田川郡添田町(添田駅)
- 主な通過点:田川市・田川郡(香春町・川崎町)
- 線路の幅:1,067mm(狭軌)
- 線路の種類:単線(全線)
- 電化区間:非電化
- 閉塞方式:特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
- 最高速度:時速85キロ
- 最初に開業した日:1896年2月5日(田川伊田駅~田川後藤寺駅)
※旧・豊州鉄道が旧・田川線(現在の平成筑豊鉄道田川線)の延伸扱いで開業。
- 最後に開業した日:1956年3月15日(彦山駅~大行司駅)
※この地点では旧・日田線として開業。その後の経路変更などを経て、1960年4月1日に現在の日田彦山線に名称変更。
日田彦山線を走る車両
国鉄キハ40系147形車両

国鉄キハ40系147形車両
全線非電化である上、炭鉱閉山後の需要低下に伴い、使用される列車も国鉄時代からのオンボロ車両を使い続けている。味があっていいですね。
駅舎見学
- 小倉駅~城野駅までは日豊本線・鹿児島本線と乗り入れして運行しており、便宜的に小倉までの駅一覧も掲載。
- 駅ナンバリングは小倉駅からの通り番号になっており、実質的な終点となっている田川後藤寺駅まで設定されている。
[JI] 小倉・城野―田川後藤寺
田川後藤寺―添田
日田彦山線あれこれ
国鉄全盛期時代の複雑な枝線
前述の通りに石炭を運ぶための産業鉄道として整備された経緯から、戦前~戦後に渡って日田彦山線の前身が複雑に枝分かれしている。
「筑前」と「豊前」が同一線路であるのはどうして?
起点から添田町までは旧・豊前国の領土(筑豊東部と北九州市の小倉・門司)だったのに対し、釈迦岳トンネルを経由して反対側の東峰村は旧・筑前国(福岡市・福岡都市圏・筑豊西部)だったことの名残。
接続している他の路線
- [JF]
日豊本線
起点の城野駅で接続している、東九州の幹線。客の便宜を図るため、小倉と城野の間は相互乗り入れしている。
- 平成筑豊鉄道(田川線・伊田線・糸田線)
上記3路線は、いずれも筑豊炭田で採掘された石炭を運搬目的で整備された旧・国鉄路線。
- [JJ] 後藤寺線
田川市にある後藤寺駅で接続している、新飯塚方面へ延びるローカル線。以前から存在していた筑豊の枝線が、実質的に後藤寺線に集約されて今に至る。
- 日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン)
九州北部豪雨で被災した添田~夜明・日田の部分を、バス専用道+一般道路を乗り継ぐ形で路線バスに転換したもの。
JR九州レポート
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