日田彦山線・日田彦山線BRT 添田駅

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訪問 2024年10月6日
作成 2024年10月19日


日田彦山線・日田彦山線BRT 添田駅

 添田(そえだ)駅は、福岡県田川郡添田町添田に設置されている、日田彦山線・日田彦山線BRTの駅。鉄道路線における日田彦山線の終点駅、及び、バス専用道と一般道路の組み合わせで運用される日田彦山線BRT(ひこぼしライン)の起点駅である。

 添田町の中心駅であり、かつてはココから国鉄添田線が分岐していた。

駅の情報

基本データ(無人駅)

駅名標


鉄道としての日田彦山線は当駅で終点だが、駅名標には日田彦山線BRTの駅である「畑川(医院前)」の案内が記されている。


バス停型の標識板には、日田彦山線BRTに加えて、西鉄グループのロゴマークも併記。
当駅ホームに西鉄の路線バス(添田・後藤寺方面)が乗り入れるためである。

施設見学

共通


駅構内を眺める。以前は鉄筋コンクリートで出来た丸形の駅舎から入っていたが、BRT開業後は直接ホームに乗り込む。
鉄道ホームへはバス専用道の通路を横断する必要があるが、バリアフリーとなっており、段差がほぼない。


同一ホームで鉄道路線とBRTののりばを共有しており、段差無しでシームレスに乗り換えが可能。
鉄道単独時代は日田彦山線専用のホームで、それとは別に旧・国鉄添田線のホームも存在していた。


鉄道駅時代のホームをそのまま続投させているが、待合席はBRT駅に見られる木製ベンチを新たに投入。


鉄道区間は乗車券の購入が必要で、ホームの隅に券売機と発車標をそれぞれ設置している。
BRT区間は原則としてバス車内で運賃精算をするため、乗車券の購入は出来ない。


BRTは独自のバスロケーションシステムを導入しているが、鉄道路線の発車標とは連動していない。
カエルくん談話「縦割り行政やめろ」

列車のりば


ホームから田川後藤寺・小倉方面を眺める。1面1線の単式ホーム。
BRT鞍替え前は、右手のバス専用道路沿いに留置線等が設置されていた。


駅の南側にある車止めを以て、鉄道としての日田彦山線は終点。
かつてはココから鉄道が南へ延伸し、東峰村を経て、日田市にある夜明駅へと続いていた。

バスのりば


旧・留置線跡地に設置されたバス専用道路を眺める。
向きとしては田川後藤寺方面になるが、一方通行の関係で、最初は必ずそちら側の進路を辿る。


本来の日田方面を眺めるが、前述の通りに一方通行となっている関係上、コレだと「逆走」になってしまう。


車庫から出てきたバスも、一旦、日田方面に回って再度、専用通路に入り込む。


ホームの南側から専用道・鉄道を眺める。気動車からの客が同一ホームで乗り換えている様子が窺える。
バス遅延の発生にも考慮し、対面乗り換えに対する接続時間は15分程度と、おおめに用意されている。


日田彦山線BRTとは別に、添田町と田川市の間を結ぶ西鉄バスも専用道に乗り込む。
西鉄バスは上下線概ね1時間1本のダイヤ。JR線との乗り継ぎは、多少配慮している。

国鉄戦力外通告 廃線を宣告された路線たち ~添田線~


専用道に鞍替えする前は、鉄道は1面2線の島式ホームで、別途、留置線として旧・添田線の線路が残されていた。
添田線が戦力外になるまでは、留置線の部分に旧・1番のりばが設けられ、そこで当該路線の客扱いを行っていた。


BRT転換後は留置線もどこへやらとなり、代わって、JR九州バスの添田営業所(バス車庫)に転換。
当時の添田線の痕跡は跡形も無く消えている。

 JR九州バス添田営業所(旧・添田駅舎)が建設される前、その駅舎の線路側に旧駅舎があり、そこに添田線のホームがあったとされる。添田線は大任町を経由して香春駅へと向かっていたが、道中に市街地も無ければ、炭鉱閉山に伴って貨物列車が廃止されると「用なし」になったことから、廃線末期には日本一の大赤字路線として不名誉な結果に終わってしまった。

 添田線の跡地はほぼ全区間で道路に転換されている。

駅の近所

 添田町中心部のうち、町役場や金融機関に近い。

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