日田彦山線 豊前川崎駅

訪問 2020年5月24日
作成 2020年6月12日


日田彦山線 豊前川崎駅

 豊前川崎(ぶぜん-かわさき)駅は、福岡県田川郡川崎町川崎に設置されている、日田彦山線の駅。川崎町の中心駅であり、かつてはココから国鉄上山田線が分岐していた。

駅の情報

基本データ(簡易委託駅)

駅名標

施設見学


駅舎内。以前は古ぼけた木造式だったが、2000年頃に現在のコンクリート式に建て替えられた。
窓口があるが、川崎町がJRから業務を請け負う簡易委託となっている。


窓口の反対側に待合室。駅舎内には川崎町の特産品や野菜類を直売している。


自動券売機。窓口が閉まっている時のみ稼働する。


ホームから添田・日田方面を眺める。かつては上山田線が分岐していたため、2面3線もある立派な駅だった。
未遂に終わった柚須原線は、添田方面に向かった直後に分岐する予定だったらしい。


こちらは田川後藤寺・小倉方面。駅前の再整備も兼ねて単線になったため、当時の面影は殆ど残っていない。

国鉄戦力外通告 廃線を宣告された路線たち ~上山田線・油須原線~


(Suicaのペンギン)飯塚に行けない以前に、戦力外寸前ですら、到達不能なダイヤだったらしい。

 田川後藤寺・小倉方面から駅前へ通じる高架橋の近くに、不自然に線路から分岐したかのような道路があるが、かつてはそこが国鉄上山田線の一部だった。1988年8月31日付で運行を終了し、翌9月1日付で廃線。現在の筑豊本線(福北ゆたか線)・飯塚駅から、当時の上山田駅(旧・山田市、現在の嘉麻市)を経由して豊前川崎駅に至る路線で、開業時期の違いはあれど、基本的には石炭輸送を理由に整備された。

 末期のダイヤは大変ショボく、戦力外通告によって引導を渡された当時は、上山田駅~豊前川崎駅で1日4往復程度だった。

駅の近所


駅前は立体交差化も含めて、再整備が施されている。

 駅前を中心に商店街があり、立体交差を経て反対側の主要道沿いに、ロードサイド店舗を含めて川崎町の中心街が形成されている。川崎町役場に最も近いが、それでも徒歩で結構歩く必要があり、やや利便性に欠けている。元々が炭鉱産業の街として栄えた経緯からか、集合団地も相当目立つ。

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