E35 西九州自動車道

作成 2018年9月29日

 西九州自動車道は、福岡市博多区を起点に、唐津・伊万里・松浦・佐世保といった西九州地域の主要都市を経由し、佐賀県武雄市に至る自動車専用道路。一部で路線を借りる二丈浜玉道路を除き、全線が国道497号という位置づけになっている。

スペック情報

西九州道あれこれ

高速道路ナンバリングが「E35」に指定されている理由

 本来の西九州道は国道497号という扱いだが、国土交通省が機械的に割り当てた「高速道路ナンバリング」は、なぜか「E35」。これは並行する国道の番号が「202・204・35+497」と同一路線で複雑に入り組んでいることから、規定に基づき「出来るだけ2桁台に抑え、最も番号が小さい路線を割り当てる」という方針が採られたため。

 ちなみに武雄佐世保道路も、1988年~1990年の開通当初は国道35号バイパスとして運用していたが、1993年の道路法改正で国道番号の整理・追加が実施された際、現在の国道497号に鞍替えし、現在に至る。

二丈浜玉道路をガチで西九州道に変える可能性はあるか?

 技術的に不可能ではない。どうしても自動車専用道路に転換するならば、下記のようにすればいい。

 但し、この方法を実施する場合は法律上の解釈や多大な建設費が必要になるため、もしも実施する場合は沿線自治体や利用者に丁寧な説明が必要になる(一般論)。

今宿インターから都市高速へ向かう場合のポイント

参考:福岡西料金所での支払料金について(福岡県道路公社)

 福岡前原道路の今宿インターから都市高速・拾六町インターへ向かう場合、ETCの場合であればそのまま料金所を通過して構わない。一方、現金の場合で拾六町インターに下りる場合、そのままでは周船寺ICからの距離で算出されるため、価格が普通車150円という状態で請求される。そのため、拾六町インターで退出する意思がある場合は一般レーンで停車した後で通行券を発券し、料金所の自動精算機で通行券を挿入して料金調整をしてもらう必要がある(価格は100円)

有料区間のポイント

 福岡前原道路・佐世保道路・武雄佐世保道路の3路線は、福岡県道路公社とNEXCO西日本の2社局が管理する有料道路。いずれも高速自動車国道に見られる対距離別制ではなく、1区間単位で通行料を徴収する「区間別料金制」が採用されている。このため、高速自動車国道(九州道・長崎道など)と比べると総じて通行料が高く設定されているはずだが、佐世保道路に至っては1回150円(普通車)と極端に安く設定されていたりと、路線ごとにバラツキがある。

 また、NEXCO線ではETC時間帯割引・多頻度割引が適用されるのに対し、福岡県道路公社が管理する福岡前原道路では特にETC利用客向けの割引が存在しない(ETCマイレージポイントを活用した無料通行分の差し引きは可能)

走行記録

下り行き(福重→武雄)


福岡前原道路・今宿バイパス(福重JCT→二丈福井)


二丈浜玉道路(二丈福井→二丈鹿家IC) ※現道活用区間


唐津道路(二丈鹿家IC→唐津IC)


唐津伊万里道路(唐津IC→伊万里東府招IC)


伊万里松浦道路(山代久原IC→松浦IC)


佐々佐世保道路(佐々IC→佐世保中央IC)


武雄佐世保道路(佐世保方面→武雄JCT)

上り行き(武雄→福重)


武雄佐世保道路(武雄JCT・武雄南IC→佐世保大塔IC)


佐世保道路(佐世保大塔IC→佐世保中央IC)


佐々佐世保道路(佐世保中央IC→佐々IC)


伊万里松浦道路(松浦IC→山代久原IC)


唐津伊万里道路(伊万里東府招IC→唐津IC)


唐津道路(唐津IC→二丈鹿家IC)


二丈浜玉道路(二丈鹿家IC→二丈福井) ※現道活用区間


今宿バイパス・福岡前原道路(二丈福井→福重JCT)

インターチェンジ

  1. 福岡県
  2. 佐賀県(武雄市以外)
  3. 長崎県・佐賀県武雄市

他と接続している路線

高速道路レポート

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