E35西九州道 伊万里松浦道路
下り行き(伊万里方面~松浦IC)

訪問 2017年11月12日
作成 2018年11月17日
更新 2019年5月2日

伊万里松浦道路について

 佐賀県伊万里市と長崎県松浦市を結ぶ自動車専用道路。長崎県北部の玄界灘・伊万里湾沿いを走る路線である。伊万里松浦道・松浦佐々道の2路線は、今まで並行してきた国道202号から国道204号の実質的なバイパスに切り替わる。

 大した交通量にならないと判断しているためか、全線が完成2車線の状態で運用されており、今までの西九州道とは毛色が大きく異なる。

施設見学

山代久原IC~今福IC(一日平均利用数:約5,100台)


山代久原IC・伊万里松浦道路 起点(仮)
伊万里市中心街からやや西に離れた東山代町地区から西九州道が再スタート。


伊万里西IC予定地である東山代地区からは約5km程離れており、そちらへの延伸は完全に未定となっている。


完成2車線・時速80キロ 西九州道72km地点
ハナから拡幅することなど考えていないため、真ん中にコンクリブロックが出現する形で追い越し不能。
代替として、設計80キロでの走行が出来るように「規制緩和」されている。


コスト削減などを理由に、実質的な高速道路であるに関わらず、急傾斜な坂道や理不尽な急カーブが目立つ。


今福IC 4km。今福ICの先にある調川IC・松浦ICまでの距離は無視されている。


一時的に追越車線が復活。コンクリート舗装になっているが、地盤が弱いのだろうか。


追越車線の距離は1km程度。消滅後は一気に急傾斜な坂道(最大6%)となって、県境を目指す。


長崎県に突入。長崎県松浦市(まつうら-し)
上り坂の途中で隣の長崎県へ。と言っても、前後区間の景観は殆ど変わらないため、県境を通過している感はない。


今福IC 2km


時速80キロ ここから
県境を通過した先にある可変速度標示板、よく見ると時速80キロが続いているのに「ここから」となっている。
佐賀県警と長崎県警で解釈がキッパリと別れている証拠であり、一種の縦割り感がある。


玄界灘を右手に眺めながら松浦市内を通過する。それにしても、ハッキリと見える坂道が目に余る。


今福IC 1km


今福IC 500m


今福IC

今福IC

今福IC~調川IC


今福IC~調川ICは2017年11月に開通した区間。当初は松浦ICまで一気に開通させる公算だった。


調川IC 2km


仏坂平尾トンネル(長さ:1,662メートル)。伊万里松浦道全体では最長となるトンネル。


完成2車線で整備されているだけあり、トンネル全体がやけに広く感じられる。


調川IC


調川IC 松浦市調川地区はコチラへ。

調川IC

調川IC~松浦IC


松浦IC 2km 調川~松浦は2018年12月に開通した、伊万里松浦道の西端区間。


道の駅松浦海のふるさと館 3.8km


牧ノ地トンネル(長さ:976メートル)


開通して長くないため、トンネル内部は割と清潔で明るい。


松浦IC 700m


江口山トンネル(長さ:336メートル) これを抜けると出口はスグそこ。


松浦IC・伊万里松浦道路 終点


松浦IC 松浦市街・平戸方面はコチラから。道の駅へは、接続する国道204号を西に少し進んだ所にある。


計画上ではココから大きく南寄りにルートを切り替えて山越えを行い、佐世保市近郊の佐々町に到達するコースを辿る。既に延伸へ向けた予備工事は進んでいるが、平戸口となる江迎御厨ICの開通は、あと10年近く見ておいた方が良いだろう。

松浦IC

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