E11高松道 下り行き(高松西IC~川之江JCT)

訪問 2024年2月13日
作成 2024年3月3日

走行記録

高松西IC~府中湖IC(一日平均利用台数:約26,000台)


拝啓、E11高松道(先発組)。西讃地域の高速道路、よろしくお願いいたします。


坂出・丸亀・善通寺へ向かう西讃地域は、大部分が丘陵地になっている。
そのため、高松市街から西側のE11高松道は、再び山間部となって峠越えに。


府中湖IC 6km 坂出JCT 12km
[E30瀬戸中央道] 岡山 66km
[E11松山道] 松山 144km
岡山方面に向かう他社線との分岐が迫るため、松山方面の距離が出現。


東讃地域と異なり、西讃地域を走るE11高松道は、総じて交通量が多い。
特に、高松西インターと坂出JCTの間は、E11高松道屈指の交通量を誇る。


広域情報表示板


車間距離確認区間(設計速度100キロ)
アップダウンが激しく、急カーブも目立つが、最初から時速100キロでの走行を担保。


ハイウェイラジオ国分寺
車間距離確認区間(設計速度100キロ)

高松西インターより西側のE11高松道にのみ設置されているハイウェイラジオ。
この先の松山・高知及び、本州四国連絡道路経由の岡山方面の情報をキャッチ。


国分寺トンネル(長さ:340メートル)


高松西インターからそんなに進んでないのに、もうこんな山の中。
周辺は高速道路の開通に伴い、工場や新興住宅地が多々見られる。


府中湖IC・PA 2km 高瀬PA 27km
E30瀬戸中央道経由で向かえる、与島PAの案内は無視。


府中湖PA ETC出口 車長12m超通行不可


周辺は山々に覆われているが、北側で並行している国道11号・JR予讃線も似たような景観を通る。


府中湖IC・PA 1km


さぬき府中湖大橋(橋の長さ:200メートル)
県営ダムの府中湖を斜張橋で一気に通過する。ダム湖ではカヌーが盛ん。


[1-1]府中湖IC・PA
綾川町・坂出市府中地区はコチラへ。

府中湖PA(下り行き)

[1-1] 府中湖IC

府中湖IC~坂出JCT(一日平均利用台数:約27,000台)


拝啓、E11高松道


府中湖インターの先も、この先にある飯山トンネル付近まで上り坂が続く。
坂出JCT付近までは、平成の大合併で、坂出市と丸亀市がやや複雑に入り交じっている。


飯山トンネル(長さ:810メートル)


飯山トンネルの入口で峠越えの頂上に達する。ここから坂出JCT付近までは下り坂。


トンネルを抜けると、讃岐富士の異名を持つ飯野山が見えてくる。
E11高松道を整備する際は、飯野山を含めた周辺景観をあまり崩さないように配慮された。


坂出JCT 2km
四国島の高速道路分岐を示す図形表示板を用意する所だが、坂出は「客観的」。


下り坂 速度注意(最大傾斜5.0%)
坂出・丸亀市街側も、高松寄りの上り坂とほぼ同格の傾斜角度を持つ。


E30瀬戸中央道は左車線へ


坂の途中で、坂出・丸亀の街並みが見えてくる。
どちらも工業都市で、瀬戸内海工業地帯の一角を担う。


坂出JCT 1km


情報表示板
通常だと路線名を表記するが、ココでは他社線のことにも配慮し、行き先案内で対処。


坂出JCT 600m 大束川高架橋


[2]坂出(さかいで)JCT
飯野山の麓で、坂出インター・他社線に向かう坂出JCTと合流。
坂出・丸亀市街のほか、瀬戸大橋経由で岡山県へ向かう場合はコチラで。


[2]坂出(さかいで)JCT
高松西インター方面からの大部分は、ココで坂出JCTに吸い込まれる。
大抵は坂出インター経由で、坂出・丸亀方面に向かうため。


坂出支線からの車線と合流。

乗り換え:[E30] 瀬戸中央道E2山陽道接続)
瀬戸内海を吊り橋などの橋梁で結ぶ、本州四国連絡道路の中央部路線。JR本四備讃線と並行している。

[2] 坂出JCT

坂出JCT~善通寺IC(一日平均利用台数:約26,000台)


拝啓、E11高松道


長い下り坂 速度注意
飯野山近くを通るE11高松道は、山の麓をぐるっと回り込むように作られている。


飯野山周辺を回り込む途中で、丸亀市の南東部に広がる市街地が見えてくる。


善通寺IC 6km 三豊鳥坂IC 13km 高知 105km 松山 129km
坂出JCTで支線・他社線方面から入ってきた車両に配慮するため、ココで高知までの距離が出現。


土器川(橋の長さ:450メートル)
讃岐山脈に位置するまんのう町の山奥から流れる一級河川。
凄い名前だが、文字通り、昔はこの河川敷で土器を製造していた住人達がいたためとされる。


丸亀バスストップ
西讃地域では最初の高速バス停。松山・高知方面に向かう路線バスが客扱いを行う。


車間距離確認区間(設計速度100キロ)


飯野山周辺の丘陵地を過ぎた後は、ひたすら讃岐平野を縦断する。
見通しのよい直線・滑らかな曲線が多く、うっかり速度超過しそうな程、走りやすい。


善通寺IC 2km


丸亀を抜けて善通寺へ。西に行けば行くほど、交通量は減少していく。
E11高松道で交通量が過密なのは高松⇔坂出で、他は高松を軸に隣県に進むほど少なくなる。


善通寺IC 1km


国立讃岐まんのう公園・こんぴらさん 善通寺IC


善通寺IC 500m


[3]善通寺IC


[3]善通寺IC
善通寺市街・丸亀のほか、こんぴらさん・まんのう公園方面はコチラへ
西日本高速道路四国支社・香川高速道路事務所が併設されている。

[3] 善通寺IC

善通寺IC~三豊鳥坂IC(一日平均利用台数:約25,000台)


拝啓、E11高松道


三豊鳥坂IC 6km さぬき豊中IC 13km 高知 98km 松山 122km


西讃地域に広がる水田・農村地帯をひたすら走り抜ける。
盛土構造が圧倒的に多く、明らかに東讃地域とは地形が異なる。


車間距離確認区間(設計速度100キロ)


太平洋まで100km
E9山陰→E73米子→E2山陽・他社線→E11高松→E32高知で向かえる、「中四なかよしライン」の一部。
時間と費用に余裕がある方は、是非とも上述の経路を往復してみるのもいいかも?


ため池をちょくちょく見かけるが、元々香川県は降雨量が少ないため、昨今、貯水対策は死活問題。
貴重な水源を頼りに農作物を栽培していたため、E11高松道の誘致にはかなり苦労している。


三豊鳥坂IC 2km


三野バスストップ(NEXCO西日本の管理用施設)
この付近で国道11号と何度か立体交差。JR予讃線は海沿いを通る。


三豊鳥坂IC 1km


三豊鳥坂IC 500m


[3-1]三豊鳥坂(みとよ-とっさか)IC


[3-1]三豊鳥坂(みとよ-とっさか)IC
三豊市(高瀬・三野・詫間・仁尾地区)はコチラへ。
自治体自腹の増設インターで、なぜか高松方面に限定している。
(あすか)反対方向もインター作れば良かったのに。どうして?

[3-1] 三豊鳥坂IC

三豊鳥坂IC~さぬき豊中IC(一日平均利用台数:約23,000台)


高瀬PA 2km 豊浜SA 19km


三豊鳥坂インターの先で、やや緩めの下り坂とカーブが連続。
この付近は火上山の景観を崩さないよう、元の地形に配慮した設計をしている。


高瀬PA 1km


さぬき豊中IC 5km 大野原IC 14km 高知 90km 松山 114km


高瀬PA
E11高松道では4番目の休憩施設。中身はトイレ・自販機のみ。

高瀬PA(下り行き)


さぬき豊中インターまでは、小高い山々を少しだけ利用するようにして、高速道路が作られている。


さぬき豊中IC 2km


さぬき豊中IC 1.5km


眉山トンネル(長さ:510メートル)
ココだけは元の地形を流用することが難しかったため、トンネルでカバー。


さぬき豊中IC 500m


[4]さぬき豊中IC
既にE1名神で同名のインターを取られていたため、ココでは讃岐国の冠名を入れて名称回避。


[4]さぬき豊中IC
三豊市(豊中・財田地区)のほか、観音寺市方面はコチラで。

[4] さぬき豊中IC

さぬき豊中IC~大野原IC(一日平均利用台数:約21,000台)


拝啓、E11高松道


車間距離確認区間(設計速度100キロ)


大野原IC 8km 川之江JCT 19km
[E32高松道] 高知 84km
[E11松山道] 松山 108km


さぬき豊中インターから先は、再び、讃岐平野を大いに駆け抜ける構造に。
盛土区間が圧倒的に多く、周辺はレタス・タマネギ・コメ類などを栽培しているそうだ。


高松西インターから40キロ
四国の高速道路は高松西インターを軸にしている。
そのため、鳴門インターが起点であるにも関わらず、「高松西からの距離」を強調する。


観音寺バスストップ


観音寺BS・観音寺インター予定地
丸亀BSと同様、ココでも高知・松山方面に向かう高速バスが定期的に停車する。
将来はこの地に観音寺インターを増設する方針となっている。


ハイウェイラジオ観音寺
2つあるE11高松道ハイラジの西側。この先の高知・松山方面の交通情報をチェック!


盛土区間が圧倒的に多いため、緩いアップダウンを何度も繰り出す。


大野原IC 2km


大野原IC 1km


大野原IC 500m
よく見ると、奥に讃岐山地が薄らと近づいている様子が窺える。


[5]大野原IC


[5]大野原IC
観音寺市(大野原・豊浜地区)はコチラへ。
前述の観音寺インター増設前まで、観音寺市街は手前のさぬき豊中からが近い。

[5] 大野原IC

大野原IC~川之江JCT(一日平均利用台数:約20,000台)


豊浜SA 3km 上分PA 13km
3路線が近づくが、ココではE11高松道・E11松山道の休憩施設のみ案内。


拝啓、E11高松道。いよいよラストスパートですね。頑張りましょう!


高知方面・道の駅霧の森 22km ETC2.0乗り直し料金据置
E32高知道・立川PAの距離が無視されてる代わりに、道の駅の案内。
(あすか)……立川PAと、E32徳島道の案内も載せんかい。


車間距離確認区間(設計速度100キロ)


川之江JCTがある愛媛県までは、讃岐山脈と瀬戸内海に阻まれた狭い山腹を乗り越える必要がある。
讃岐国と伊予国の境目でもあり、長らくは交通の難所でもあったようだ。


豊浜SA 2km


直場高架橋


川之江JCT 9km
[E32高知道] 高知 74km
[E11松山道] 松山 98km
[E32徳島道] 徳島 111km


さっき、鳴門JCT経由で徳島に行けたはずなのに、どうしてココでも徳島方面の距離案内をするのか。重複だろ?



大野原インター(観音寺)から徳島に行く場合、E11高松道経由とは別に、E32徳島道経由で向かう方が僅差で到着できるという所があるかな。あと、ダブルネットワークの意味からも、あった方がお得でしょ。


本村高架橋
坂出JCT付近から続いてきた、一連の讃岐平野区間はここまで。
高架橋を渡りきった後、そのまま讃岐山地に乗り込み、最後の峠越えに入る。


豊浜SA 800m


豊浜SA
E11高松道最後の休憩施設。駐車場から瀬戸内海を一望できる。

豊浜SA(下り行き)


西讃地域は比較的コンスタントに休憩施設があるが、やはり東讃地域は休憩施設が距離の割に2ヶ所しかなく、休憩できる場所も限られていることから、貧弱さにも程がある。せめて、あと1ヶ所は欲しいところ。


この先トンネル区間
県境へ向けて、讃岐山脈を貫くガチの峠越えへ。上下線で高低差が生まれている。


魚見山トンネル(長さ:500メートル)


県境となる鳥越トンネルまでは、緩めの上り坂ではあるものの、ほぼ一直線。
麓を通る国道11号・JR予讃線が限りなく海に接するため、圧倒的に高速道路の方が有利である。


上之山トンネル(長さ:310メートル)


3つのトンネルを進む過程で、右手に瀬戸内海が広がる。
東讃地域も含め、瀬戸内海に接してる割に海が観れる場所は大きく限られている。


鳥越トンネル(長さ:910メートル)
香川県区間最後のトンネルで、この道中で県境を跨ぐ。さよなら讃岐国


ここから愛媛県
トンネルのほぼ中間点で隣の愛媛県へ。
と言っても、E11高松道は東予地方の主要都市・四国中央市を少し通って終了する。


緩めの上り坂が続いた香川県側と異なり、愛媛県側は急カーブとやや傾斜のある坂道で対処。


山田井トンネル(長さ:380メートル)
E11高松道最後のトンネルで、内部は急カーブになっている。


川之江JCT 2km
川之江JCTそのものが海抜の高い山腹にあるため、そこまでは高架構造が目立つ。


左折した先の路線はE32高知道だが、分岐してスグにE32徳島道とも繋がっている。
非常に短い距離で2つの路線を分岐するため、図形表示板も両路線を併記。


川之江JCT 1km


川之江JCT 500m


[6]川之江JCT
ココでE32高知道と接続する。
間接的に繋がるE32徳島道も、実質的にはココが終点で、実に鳴門JCT以来である。


[6]川之江JCT
新宮インター・高知・徳島(井川池田インター)方面はコチラで。
四国横断道・阿南四万十線としてはココで向きが変わり、E32高知道経由で峠を越す。

<<[E32高知道] 徳島・高知方面


E11高松道・終点
E32高知道方面からのランプと合流し、鳴門インターから続いてきたE11高松道は終了。
引き続き、E11松山道に路線が変わり、とても長い愛媛県をひた走る。

乗り換え:

[6] 川之江JCT

<<[E11高松道] 津田東IC~高松西IC [E11] 高松道 [E11松山道] 松山方面>>

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