E27 舞鶴若狭自動車道
作成 2025年11月26日

舞鶴若狭自動車道(まいづる-わかさ-じどうしゃどう)は、兵庫県三木市の吉川JCTを起点に、丹波・丹後地方を縦断して舞鶴市まで到達後、向きを変えて若狭湾沿いを経て、福井県敦賀市の敦賀JCTに至る高速自動車国道。E2A中国道とE1名神・E8北陸道と一体となり、関西圏と北陸・中国地方における広域ネットワークを確保し、産業振興・観光需要の強化・災害時の迂回路などに役立たれている。
スペック情報
走行記録

その1(吉川JCT→綾部JCT)

その2(綾部JCT→小浜IC)

その3(小浜IC→敦賀JCT) NEW

その1(敦賀JCT→小浜IC)

その2(小浜IC→綾部JCT)
E27舞鶴若狭道あれこれ

近畿自動車道敦賀線には、E2A中国道(吹田~吉川)も含まれる。
1966年の国土開発幹線自動車道建設法が定められた当時は、京都府舞鶴市(現在の舞鶴東インター)が終点となっていたため、法律名も「近畿自動車道舞鶴線」となっていた。その後、1987年の改正で終点が福井県敦賀市まで延長され、その際に現在の敦賀線に変更となった。舞鶴東止まりの頃は、当時の道路地図でも「舞鶴自動車道」と命名され、文字通りに舞鶴・丹後地方へのアクセス道路といった印象だったが、2003年3月に舞鶴東インターから小浜西インターまで延伸した際に「舞鶴若狭自動車道」と改名され、現在に至る。
こういった経緯から、舞鶴東インターを境に道路の雰囲気が全く異なっており、舞鶴以南は丹波・丹後地方の丘陵地を延々と走る長閑な農村が広がるのに対し、舞鶴より東側は若狭湾・福井県嶺南地方特有の、リアス式海岸に沿った海沿いの道筋を辿る。舞鶴を軸に全く別物の路線を一つに繋ぎ合わせた、二面性を持つ高速道路といえる。
敦賀まで延伸して全線開通した後は、E8北陸道・米原以東のE1名神と、吉川以西のE2A中国道・E2山陽道を、E27舞鶴若狭道経由で迂回することが可能になった。そのため、北陸・名古屋方面と、岡山・広島方面を連続走行する場合、通行料が最も安くなるE27舞鶴若狭道経由の料金が適用される(大都市近郊区間特有の割高料金が適用されない)ため、経路次第では従来よりも安上がりになるケースがある。
料金負担軽減が実現したのは、E27舞鶴若狭道のおかげ。やったね!
また、E1名神集中工事が開催される時や、E1名神・E1A新名神などで事故渋滞が発生した場合、E27舞鶴若狭道経由で迂回する利用者も多く、決して周辺人口は多くないにしろ、いざとなった時に逃げ道として活用される事例も増えている。
一本化した後は貨物車の流入などで旅行速度が低下したり、暫定2車線特有の衝突事故が多発したりと問題が発生するようになったことから、舞鶴東インター以降の4車線化事業が部分的に行われている。
【参考文献】
接続する他の道路
このサイトは管理人・hiroによって運営されています。
Copyright (C) hiro all rights reserved.