E29　鳥取自動車道

作成　2020年8月24日

　鳥取自動車道は、兵庫県佐用郡佐用町にある佐用JCTを起点に、岡山県を経由して、鳥取市に至る高速道路。全線が国土交通省が建設・管理する無料自専道であり、建設中の播磨自動車道とセットで「中国横断自動車道・姫路鳥取線」の一部を構成する。

　全区間が智頭急行・JR因美線と並走しており、かつては高速道路が県庁所在地に存在しない鳥取市にすれば「陸の孤島」として問題視されていた。こうした問題を解消するため、先行して開通した国道373号のバイパス道路も含めて段階的に整備が進められた。現在は京阪神地域と鳥取市との所要時間が劇的に改善されている。

スペック情報

国土開発幹線自動車道建設法に基づく路線名：中国横断自動車道　姫路鳥取線
高速自動車国道の路線を指定する政令：中国横断自動車道　姫路鳥取線
国土交通省・西日本高速道路（NEXCO西日本）が定める路線名：鳥取自動車道
高速道路ナンバリング：E29
実延長距離：61.5km
起点：兵庫県佐用郡佐用町（佐用JCT）
終点：鳥取市（鳥取IC）
重要な通過点：岡山県（美作市・英田郡西粟倉村）・鳥取県八頭郡智頭町
設計規格：第1種第3級
設計速度：時速80キロ（仮）
車線数：完成4車線（仮）
最初に開通した日：2009年3月14日（智頭IC～河原IC）
※並行する志戸坂峠道路まで含めれば、1981年の志戸坂トンネルが初。
最後に開通した日：2013年3月23日（大原IC～西粟倉IC）

走行記録

下り行き（佐用JCT→鳥取IC）

その1（佐用JCT～西粟倉IC）

志戸坂峠道路（西粟倉IC～智頭IC）

その2（智頭IC～鳥取IC）

上り行き（鳥取IC→佐用JCT）

その1（鳥取IC～智頭IC）

志戸坂峠道路（智頭IC～西粟倉IC）

その2（西粟倉IC～佐用JCT）

インターチェンジ

E29鳥取道インターチェンジめぐり

接続する他の道路

[E2A]　中国道（E29播磨道接続）
起点で接続している高速道路。法律上の「姫路鳥取線」を一筆書きする場合は、2021年度に開通が予定されている播磨道まで、中国道で乗り継がないといけない。
[E29]　志戸坂峠道路
西粟倉村と智頭町との間に立ち塞がる志戸坂峠をトンネルなどで結ぶ自動車専用道路。早期開通を理由に、肝心の峠越えは一般道路でごまかしている。
[E9]　山陰道
終点の鳥取ICで接続している高速道路。鳥取道からそのまま連続する形で、偉大なるローカル高速を旅することに。

高速道路レポート