E29鳥取道 下り行き(智頭IC~鳥取IC)

訪問 2020年8月17日
作成 2020年8月24日

走行記録

智頭IC~用瀬IC(一日平均利用数:約10,300台)


[5]智頭IC
再びココから高速自動車国道としての鳥取道がスタート。
智頭~河原までの区間は、日本初の「新直轄方式」で供用された場所。


用瀬IC 10km 河原IC 15km 鳥取 30km


走行車線・追越車線


現在は智頭IC以北は国道53号に並行しており、岡山・津山都市圏⇔鳥取市街とを結ぶバイパス道路のような存在になっている。智頭ICで交通の流れがガラリと変わり、智頭IC付近での渋滞が慢性化していたことから、2020年6月末に智頭用瀬トンネルの前後区間に限り、追越車線が追加された。


智頭用瀬トンネル(長さ:2,472メートル)
智頭町と鳥取市用瀬地区とを結ぶ長距離トンネル。2.5kmにも及ぶ大関級である。


対面通行 1.2km先


対面通行 500m先


ここから対面通行
智頭用瀬TNを抜けた直後で対面通行に戻るため、追越車線を利用する客層は限定的。
中途半端な追越車線では走行車線に戻りづらいため、あくまでガス抜き程度でしかない。


道の駅清流茶屋かわはら 12km


鳥取県鳥取市(とっとり-し)・県庁所在地
因幡国の中心地である鳥取市内に入るが、この地点では合併前の旧・用瀬町に入っただけ。


用瀬第1トンネル(長さ:1,464メートル)


長さが1.5kmにも達する関脇級の大物。最初は左にカーブし、途中で右カーブに変わる。


東側に拡幅スペースが確保されている。正直、鳥取ICまで拡幅しないと追越は使いづらい。


用瀬第2トンネル(長さ:2,827メートル)・鳥取道最長トンネル
用瀬(2)TNで、約2.8kmにも及ぶ鳥取道最長の横綱級トンネルを潜る。
並行する志戸坂峠道路でも別線が整備されるが、その場合でも約2.5kmが限界。


下り坂が続くように見えるが、中間点から上り坂になっており、混雑を招く原因を作っていたりする。


用瀬PA・IC 2km

標識のデザインがどことなくスマートICの出口に近い。


用瀬第3トンネル(長さ:1,402メートル)・道の駅 6km


用瀬PA・IC 1km 出口まで緩めの上り坂が延々と続く。


用瀬(3)TNを過ぎた先で、用瀬ICへ通じるアクセス道路が見えてくる。


[6]用瀬PA・IC


[6]用瀬IC・PA 次は河原IC
用瀬ICは上下線共有の用瀬PAの内部にあるため、一旦、PAの中に入り込む必要がある。


[6]用瀬IC 鳥取市用瀬地区はコチラへ。

用瀬PA(上下線共通)

[6] 用瀬IC

用瀬IC~河原IC(一日平均利用数:約12,000台)


用瀬PA・ICの先で巨大な切り通し。先ほどの用瀬連続TNで、一連の長距離トンネルは終了。


道の駅清流茶屋かわはら 4km


高津原トンネル付近まで下り坂が続く。中央部には例の責任回避ロープが。


河原IC・道の駅 3km 鳥取南IC 7km 鳥取 18km


ゆずり車線 高津原TNの手前まで、ガス抜き程度のゆずり車線が出現。


河原IC 2km


ゆずり車線 終り
距離が1km程度しかなく、実際の交通状況を勘案しない設計であるため、誰もゆずり車線を使いたがらない。


道の駅清流茶屋 河原IC下車 300m


千代川(せんだい-がわ・橋長:234メートル)
ココで国道53号と立体交差。志戸坂トンネルの鳥取県側から、何度この河川を渡ったのだろう?


高津原トンネル(長さ:756メートル)


道の駅清流茶屋かわはら IC出口より300m


[7]河原IC・PA 道の駅清流茶屋かわはら


[7]河原IC・PA 次は鳥取南IC
下り方向の場合は、インターチェンジへ通じるオフランプ沿いにパーキングエリアがある。


河原PA(道の駅清流茶屋かわはら)
パーキングエリア自体は駐車場しかないが、隣接する道の駅へ徒歩で連絡が可能。
「PAはあるのに施設は別」という視点で考えれば、ある種のハイウェイオアシスでもある。


[7]河原IC 鳥取市河原地区のほか、八頭・若桜方面はコチラへ。

道の駅清流茶屋かわはら

[7] 河原IC

河原IC~鳥取南IC(一日平均利用数:約14,000台)


鳥取南IC 2km


八東川(橋長:395メートル)


片山トンネル(長さ:506メートル) すぐ隣を国道53号が並走している。


鳥取南IC 700m


千代川(橋長:532メートル)
志戸坂峠から続いてきた千代川との交差もココが最後。
この先の千代川は、鳥取市中心街を経て日本海に至る。


[8]鳥取南IC


[8]鳥取南IC 次は鳥取IC
国道53号経由で鳥取市中心街へ向かう場合はコチラへ。場所によっては、ココからの方が中心街に近い。

[8] 鳥取南IC

鳥取南IC~鳥取IC(一日平均利用数:約14,000台)


鳥取南ICを過ぎた先で視界が広がり、奥手に鳥取市街の街並みが見えてくる。
鳥取道は市街地には踏み込まず、そのまま山陰道に繋げる理由で西寄りに進路を変える。


円通寺高架橋
高架橋の真下に国道53号が並走しており、上り方向の鳥取南ICの先で市街地へ進路を変える。


[8]鳥取南IC(倉吉・米子方面の出入口)


鳥取IC 4km 鳥取西IC 6km 倉吉 47km
山陰道の延伸に伴い、鳥取県庁の距離に変わって、倉吉市役所までの距離が出現する。


切り通し区間を通る。それにしても車が多いこと。


鳥取市街を一望しつつ、山間部を直線的に結ぶ。見通しがよい。


鳥取IC 2km


渋滞緩和を理由に、鳥取ICの2km手前からインターまでの区間に限り、追越車線の新設工事が行われている。


最後の下味野TNまでは、上下線で若干高低差がある。現在の対面通行は、上り方向を活用している。


下味野トンネル(長さ:814メートル)
鳥取道最後のトンネル。コレを抜けると、鳥取ICは目の前である。


[9]鳥取IC 鳥取自動車道・終点
兵庫県播磨地方・岡山県美作地域から進んできた鳥取道がココで終わりを告げる。
ただ、直進でそのまま山陰道と繋がっているため、あまり終点っぽさは感じられない。


[9]鳥取IC 次は鳥取西IC(山陰道接続)
鳥取市街(県庁・JR鳥取駅・砂丘など)のほか、岩美方面はコチラへ。
直進すると山陰道と名称が変わり、倉吉・米子といった鳥取県中西部へ通じる。

乗り換え:[E9] 山陰道
鳥取ICを起点に延々と日本海沿いを走る、偉大なるローカル高速・山陰道。


距離的にはそんなに長くないはずだが、やはり鳥取道が線区単位で異なる交通事情を持つことや、段階的な延伸工事に伴って道路整備に対する共通性が無いことから、思った以上に走行時間が掛かった。今後は、志戸坂峠の自専道新設や4車線区間の拡大など、いかに効率的に山陰と京阪神の連絡を行うかが鍵を握ることだろう。

[9] 鳥取IC

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