E29鳥取道　用瀬PA

　用瀬(もちがせ)PAは、鳥取市用瀬町美成に設置されている、E29鳥取道のパーキングエリア。元々は鳥取道を整備する際、用瀬工区から工事関係車両の出入りを行うために使われていたものを、上下集約型にする形で休憩施設に転換させている。

基本データ（自動販売機のみの営業です）

鳥取方面側からパーキングエリアを一望する（iPhone11の広角機能で強引に撮影）。
全く土地勘のない人にしてみれば、一体、何のことやらとしか見えない。

PA内で本線のUターン、及び用瀬ICで退出できるように、施設内を一周できる構造になっている。

鳥取方面の場合、大型車マスは上下共通の小型車マス隣に駐車する。
3マスしか確保されていない上、かなり窮屈。正直、隣の道の駅かわはらを使う方が無難。

こちらは姫路（中国道方面）行き。一方通行になっており、用瀬ICの隣でUターンorPAに入る構造となる。
用瀬ICでスグに右折できないため、そこを利用する場合は一周する必要があり、何かと不便。

姫路方面に関しては、大型車向け駐車場が5マス確保されている。
ただ、これも満足行くシロモノではないため、出来れば前後の道の駅で休憩するのが無難。

トイレはPAの中央寄りの場所にあり、身障者向けも含めて一ヶ所で対処。

用瀬PAの構造を示した案内板。コスト削減が招いた民意（悲劇）とも言える。

用瀬スマートIC（大嘘）

[6]用瀬IC
PAの東寄りの部分に設けられているインターチェンジで、なぜかスマートICと同じ扱いを受けている。

用瀬ICから入ってきた場合、直後の分岐点で左折すると姫路方面へ向かう。
極めて逆走事故が起こりやすい構造をしているため、通行にはご注意を。

用瀬ICの真下には駐車場がある。用瀬BS向けのパーク＆ライドだろうか？

用瀬バスストップ

用瀬BS　PAの東寄りの場所に設けられている。姫路・神戸・大阪行きの高速バスのみ客扱い。

高速バスが停車できるよう、ココに関してはトレーラー車並みの停車スペースがある。
待合室の隣に自販機があるが、開通当時はそれすら無かったという。

　元々が工事関係者向けに一時的に作られたスペースを、強引にパーキングエリアとしてアップグレードさせたことから、特に鳥取道を初めて利用する人にとっては解読不能、状況によっては逆走事故が起こる懸念も十分に考えられる。ケチらずに上り方向限定のパーキングエリアとするか、4車線化する際に下り方向にも専用のパーキングエリアを整備して、完全な上下分離が施された休憩施設を再構築するべきである。

コスト削減と叫ぶのはいいけど、削減と引き換えにメチャクチャな構造をした休憩施設・道路施設が生まれてしまうことの代償も考えないといかんよ。