E10宮崎道 上り行き(宮崎IC~えびのJCT)

訪問 2023年6月7日
作成 2023年12月1日

走行記録

宮崎IC~清武JCT(一日平均利用台数:約10,000台)


[5]宮崎IC ここからE10宮崎道
宮崎市中心部に程近い宮崎インターから、E10宮崎道がスタート。一ツ葉道路・国道220号と合流する。


時速60キロ規制(設計速度80キロ)
設計上は時速80キロを担保しているが、料金所まではアクセス道路扱いなので速度規制。


宮崎本線料金所 1km


清武PA 1km
料金所を過ぎないとパーキングエリアを利用できない。


宮崎本線料金所 500m 速度落せ


[5]宮崎本線料金所
ここで通行手続きを行う。


清武PA
上り方向のE10宮崎道では最初の休憩施設。中身はトイレ休憩のみに留まる。

清武PA(上り行き)


路肩幅員縮小区間
(時速80キロ設計 / 時速100キロ規制緩和)

本来は時速80キロ設計だが、宮崎県警のお情けで時速100キロに規制緩和されている。
但し、本来の道路設計と異なるため、道幅は見た目に反して非常に狭く、緊急時は危険を伴う。


清武バスストップ


清武バスストップ
都城・熊本方面に向かう、各停タイプの高速バスがココで客扱いする。
並行するJR日豊本線・吉都線の代役だが、停車本数は極端に少ない。


清武JCT 3km


分岐して左折で日南方面、直進→方向転換で延岡方面へ向かうという旨の案内。


清武BSを過ぎると、一転して農村部。宮崎都市圏ならではの街並みは、あっさりと終了する。


清武JCT 2km


清武川(橋の長さ:220メートル)


基本的にE10宮崎道は盛土・切り通しを多用するが、一部では高架区間で乗り切っている所もある。
最初の開通から40年以上経過しており、段階的にリニューアル工事を行っている。


清武JCT 1km


情報表示板(E10宮崎道及び、E10東九州道・延岡方面)
2基設置でマルチ対応だが、日南方面は無料区間なので、そっち方面の情報伝達はしない。


清武JCT 500m


[4-1]清武JCT


[4-1]清武JCT
ココで日向灘沿いを通る宮崎の大動脈・E10/E78東九州道と接続する。
日南・串間及び、宮崎市清武地区・日向市・延岡方面はコチラから。

<<[E78東九州道] 日南方面 [E10東九州道] 延岡方面>>


2つの高架橋の真下を潜る。1回目はE78→E10宮崎道下り、2回目はE78/E10東九州道本線。
鳥栖JCT同様のクローバー型だが、E78→E10宮崎道下りに限り、完全な一方通行で作られている。


延岡方面からのE10東九州道と合流。ココから本格的に熊本・鹿児島方面へ向けた旅路が始まる。

乗り換え:[E10][E78] 東九州道
清武JCTは宮崎都市圏から霧島地域・県北・県南部へ分岐する重要拠点。当分岐を境に、高速道路の雰囲気が大きく変わる。

[4-1] 清武JCT

清武JCT~田野IC(一日平均利用台数:約15,000台)


拝啓、E10宮崎道(路肩幅員縮小区間)

ここから先、鰐塚山地の麓をなぞりながら都城を目指す。


田野IC 5km 山之口IC・SA 21km 都城IC 26km えびのJCT 73km
下段部の案内はE3九州道と接続する、えびのJCTまでの距離で固定。


動物注意 ココはタヌキが出没しやすいのかな?


車間距離を十分に
E10宮崎道は、総じて1日1万台程度でクルマが流れており、渋滞とは無縁である。


車間距離確認区間(設計速度80キロ・時速100キロ規制緩和)
時速100キロに規制緩和されているため、車間距離も50m間隔で再設定。


田野IC 2km


田野東バスストップ


田野東バスストップ
清武BSと同様、都城・熊本方面へ向かう各停タイプの高速バスが停まる。


田野IC 1km


田野IC 500m


[4]田野IC


[4]田野IC
宮崎市田野地区・日南方面はコチラへ。

[4] 田野IC

田野IC~山之口IC・SA(一日平均利用台数:約13,000台)


拝啓、E10宮崎道(路肩幅員縮小区間)


山之口IC・SA 14km 都城IC 19km 高原IC 40km えびのJCT 66km


田野地区から離れ、都城都市圏へ向けて最初の山登りが始まる。
やや急傾斜な谷間があるため、一部では高架構造で対応している所も。


ここから時速80キロ規制(設計速度80キロ)
山之口IC・SAまでは青井岳の麓をなぞるようにカーブが続くため、ココから本来の設計速度に戻る。


片井野トンネル(長さ:660メートル)
E10宮崎道にある2つのトンネルのうちの一つ目。
出口まで緩めの上り坂と直線で構成されている。


2つのトンネルは上下線で車線が大きく分離している。


天神トンネル(長さ:1,670メートル)・E10宮崎道最長トンネル
E10宮崎道で最も長いトンネルだが、それでも1.7km程度と意外に短い。

AMラジオ周波数
※便利なスマートフォン向けアプリ「radiko」もご利用下さい。


出口まで緩め上り坂+直線で構成されている。
1981年の開通から40年以上経っているため、内部はガタが来ている。


トンネルを過ぎた後はやや半径の小さいカーブが連続する。


時速80キロ規制(設計速度)


この付近は青井岳の麓をなぞるように作られており、河川を挟んで反対側に国道269号・JR日豊本線が並走している。
パッと見、風景だけ見ると、どことなくE2A中国道の連続カーブを彷彿する。


都城インターまでは宮崎都市圏との連絡の役割があるため、1日1万台程度と最も過密である。
通勤時・休日はそこそこ交通量が増大するが、さすがに渋滞にまでは至らない。


大きな曲線を描きながら谷間を通過。右手に、これから通るE10宮崎道本線を一望できてしまう。


山之口IC・SA 3km
道の駅都城 10km ETC2.0乗り直し料金据置


山之口SAの直前で、半径が急なカーブが連発する。
えびのJCTのランプウェイ部を除けば、ココが一番厳しい。


山之口IC・SA 2km


山之口IC・SAの手前で高架構造。ここまで来れば、都城都市圏まであと少し。


山之口IC・SA 1km


山之口IC・SA 500m


SA内休憩後のETC出口利用不可


[3-1]山之口IC・SA
都城市(山之口地区・高城地区)のほか、三股町方面はこちらへ。
上り方向のE10宮崎道では最初のサービスエリアだが、中身は売店付きPAと大差ない。

山之口SA(上り行き)

[3-1] 山之口IC・SA

山之口IC・SA~都城IC(一日平均利用台数:約11,000台)


拝啓、E10宮崎道


山之口IC・SA先の高架区間で国道269号・JR日豊本線と立体交差。
それまでの山岳地帯から一転、都城都市圏と盆地が視界に入る。


路肩幅員縮小区間
(時速80キロ設計 / 時速100キロ規制緩和)

青井岳周辺の谷間を越えたため、再び、時速100キロに規制緩和される。


高城バスストップ


高城バスストップ
田野東BSと同様、都城・熊本方面へ向かう各停タイプの高速バスが停まる。


道の駅都城 6km ETC2.0乗り直し料金据置
日向高崎PA 20km


都城IC 2km
並行していた国道269号から離れつつ、なるべく都城市街に接近すべく、ワザと南に大回りする。


道の駅都城 IC出口より2km ETC2.0乗り直し料金据置


都城IC 1km


都城IC 500m


[3]都城(みやこのじょう)IC


[3]都城(みやこのじょう)IC
都城市街のほか、鹿児島県大隅地方(曽於・霧島市国分・鹿屋・志布志方面)はコチラへ。
インターから車で約5分の距離に、道の駅都城NiQLLが設けられている。


2024年度に都城インターそばに都城志布志道路と間接的に接続する方針になっている。ココが開通すれば都城市街の渋滞回避・迂回路としての活用が出来る上、アクセスがやや難な鹿児島県大隅地方への最短連絡手段としての利用が可能になる。一般道路に乗り継ぐことを前提に、E78東九州道・末吉財部インターにも向かえるため、霧島連山経由の大回りなE10宮崎道・E3九州道経由よりも短くなる見込み。

[3] 都城IC

都城IC~高原IC(一日平均利用台数:約7,000台)


拝啓、E10宮崎道(路肩幅員縮小区間)

都城インターから離れ、再び大きな曲線を描きながら、国道268号・JR吉都線沿いに最接近する。


キリ この先
都城都市圏は盆地で覆われているため、冷えた朝は濃霧が起きやすい。


都城北バスストップ


都城北バスストップ
一見地味だが、ココは他と異なり、殆どの高速バス(特急含む)が停車する、事実上のターミナル駅。
近隣にパークアンドライド用の駐車場もあり、高速バス向けの都城駅と言っても過言では無い。


熊本ICまで150km(E3九州道経由)


高原IC 19km 小林IC 29km えびのJCT 44km
都城インターと高原インターの間は、E10宮崎道で1区間あたりの距離が最も長い(約20km)。


大淀川(橋の長さ:270メートル)・霧島連山

宮崎のシンボルとも言える巨大河川だが、E10宮崎道ではココだけしか通らない。
都城インター付近から薄らと、霧島連山の姿を見渡せる。


大淀川から先は、再び上り坂。緩めの坂道と切り通しによる跨道橋が目立つ。


都城都市圏から離れると、あっという間に都城盆地特有の農村地帯だらけに。こうした光景が延々と続く。


都城インターより西側のE10宮崎道は、熊本・鹿児島方面に対する通過主体路線で、交通量は非常に少ない。


高崎東バスストップ


高崎東バスストップ
高城BSと同様、えびの・熊本方面へ向かう各停タイプの高速バスが停まる。
他と違い、ここのバス停は跨道橋の真下にある(他は盛土構造)。


並行する国道268号とは大きく離れており、霧島連山の北麓に沿った経路を辿る。
で、道路は写真のような風景・構造がずっと続いている。飽きてきそう。


写真の橋梁(えびのから35.6km)の真下で、JR吉都線と立体交差。
都城インターから先は吉都線と並行するが、日豊本線以上に本数が少ない。


車間距離確認区間(設計速度80キロ・時速100キロ規制緩和)


日向高崎PA 3km 霧島SA 14km
基本的に、E10宮崎道は休憩施設が離れすぎてる。
これは、E3九州道・えびのJCTからの連続距離をベースに設計されたため。


日向高崎PA 1km


日向高崎PA
E10宮崎道では最後のパーキングエリア。中身はトイレ休憩程度のサービスに留まる。

日向高崎PA(上り行き)


トンネルではなく、山を大きな切り通し構造にしたこともあり、随所でかなり高めの跨道橋と出くわす。


高原IC 2km


高原IC 1km
再びJR吉都線と立体交差。
JR九州にしたら「超」という文字が付くほどのお荷物路線であり、廃線をチラつかせている。


高原IC 500m


[2]高原(たかはる)IC


[2]高原(たかはる)IC
高原町のほか、霧島連山(御池・霧島神宮・霧島温泉など)・都城市高崎地区はコチラへ。

[2] 高原IC

高原IC~小林IC(一日平均利用台数:約7,000台)


拝啓、E10宮崎道ここから本当の意味で時速100キロ(設計速度)に変わりますね


真正面に、霧島連山を象徴する韓国岳が広がる。
活火山であるため、たまに大きな噴火が起きると、火山灰がE10宮崎道本線にも飛んでくることがある。


小林IC 8km えびのJCT 25km


連続跨道橋の道中でJR吉都線と立体交差。これで3度目である。
連続跨道橋が続く写真の場所は、緩めの上り坂が断続している。


霧島SA 3km
道の駅えびの ETC2.0 乗り直し料金据置


霧島SA 2km 鹿児島方面最後の給油所
E3九州道・桜島SAには給油施設が無いため、そっちへ向かう場合は燃料切れに注意。


車間距離確認区間(設計速度100キロ)
高原インターより西側は、元から時速100キロ設計で作られている。
その割には路肩が先ほどまでと同様、異様に狭い。コスト削減かな?


霧島SA 1km 鹿児島方面最後の給油所


霧島SA
E10宮崎道最後のサービスエリア。
中身は情報案内所のない、基本的なSAの機能が一通り出揃っている。

霧島SA(上り行き)


小林IC 2km


井ノ山川(橋の長さ:100メートル)


小林IC 1km


小林IC 500m えびの高原


[1]小林IC えびの高原


[1]小林IC
小林市・えびの高原・霧島連山(霧島温泉郷)はコチラへ。

[1] 小林IC

小林IC~えびのJCT(一日平均利用台数:約7,000台)


拝啓、E10宮崎道
。いよいよ最後の線区。E3九州道まであと少しですね。


えびのJCT 15km
[E3九州道] 鹿児島市街 86km
[E3九州道] 熊本市街 120km

E3九州道との接点が近づくため、下段部の案内が鹿児島・熊本までの距離に変化する。


えびの高原沿いを走るE10宮崎道。
末端のえびのJCTまでは、山裾に沿うように小粒なカーブが目立つようになる。


車間距離確認区間(設計速度100キロ)


長い下り坂(最大傾斜3.5%)


写真の場所で上り坂一本調子だった構造から、少しずつ下り坂へと変化。
奥手に熊本県境、並びにE3九州道の難所である加久藤峠が見えてくる。


前出の通り、えびのJCTまでは微妙に急なカーブがコンスタントに設けられている。
他が切り通しと直線化で対処してきただけに、何かあったのか疑問が生じる。


下り坂 速度注意(最大傾斜3.5%)


飯野バスストップ


飯野バスストップ
上り方向のE10宮崎道では最後のバス停。
ココもえびの・熊本方面へ向かう各停バスが客扱いを行う。


えびの市に入り、同市における事実上の市街地・飯野地区を通過する。
えびの市役所は分岐付近にあり、飯野地区とは離れている。


池島川(橋の長さ:148メートル)
ココはガタが来てたため、2022年にリニューアル工事を実施。
ガタが来てる箇所は他にも沢山あるため、今後もこの手の工事は随時実施される。


[E3九州道・熊本方面] 道の駅えびの 4km
ETC2.0 乗り直し料金据置


[E3九州道・熊本方面] えびのPA 7km
[E3九州道・鹿児島方面] 吉松PA 7km

どっちへ分岐しても、ほぼ同じ距離でE3九州道のパーキングエリアに到達。意外に奇跡かも?


長江川(橋の長さ:210メートル)


えびのJCT 1km

なぜか「2km」標識が登場せず、唐突にE3九州道の案内となる。


道の駅えびの IC出口より300m ETC2.0乗り直し料金据置


情報表示板(E3九州道)
2基設けられ、鹿児島・熊本方面それぞれで各方向の情報を表示するスタンス。


えびのJCT 500m
えびのJCT周辺は、なぜか深い樹海に覆われている。


[21]えびのJCT
分岐寸前で左車線・右車線それぞれが分岐のランプウェイとして分かれる。


[21]えびのJCT
栗野インター・鹿児島空港・霧島市国分・鹿児島方面は左車線へ。
えびのインター・熊本・福岡方面は右車線へ。

<<[E3九州道] 栗野・空港・鹿児島方面


時速60キロ 減速を十分に
ランプウェイ部分は時速60キロ設計であり、カーブが非常に急である。
片側2車線で作られているあたり、昔はえびのインターまでの部分がE10宮崎道名義で通していたことの名残と言える。


急カーブ減速! 時速60キロ 速度超過による事故注意
道中でE3九州道・鹿児島方向からの流入ランプ真下を潜る。


E10宮崎道ここまで(E3九州道と合流)
鹿児島方面からのE3九州道と合流し、宮崎から続いてきたE10宮崎道の旅路は終了。
約2km先でえびのインターとなり、加久藤峠を越えて熊本県に入る。

乗り換え:[E3] 九州道
九州のタテ真ん中を縦断する高速道路。えびの以北は厳しい山越え、以南は鹿児島都市圏へのアクセス道路である。

[21] えびのJCT

<<[E98一ツ葉道路] 宮崎市街 [E10] 宮崎道 [E3九州道] えびの・熊本方面>>

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