E11 高松自動車道

作成 2021年5月25日

 高松自動車道(たかまつ-じどうしゃどう)は、徳島県鳴門市にある鳴門インターから、瀬戸内海沿いの主要都市である高松市・香川県坂出市などを経て、愛媛県四国中央市にある川之江JCT至る高速道路。

スペック情報

E11高松道あれこれ

高松西インターを軸に雰囲気が変わる

 E11高松道は全線が四国横断道の一部であり、1966年の計画当初では現在の高松西インターから高速道路がスタートする形態を採っていた。その後、1987年の国幹法改正で鳴門・徳島方面へ向かうように計画が変更されたため、高松西インター周辺は高松市中心部の郊外都市が広がる一方で、それより西側は瀬戸大橋・松山・高知方面へのアクセス道路(西讃地域の丘陵地)という印象が残る。

 高松西インターを軸に高速道路整備を行う方針となっていたため、四国島における全ての高速道路は、この高松西インター基準でキロポストやインター番号を定めている。後発の高松西インター~鳴門JCT・インターの部分に関しては、鳴門インターまでの距離に合わせるため、キロポストは「100kp」分を積み増しした数値で対処。また、高松西インターよりも東側のインター番号に関しては、四国横断道・阿南四万十線の起点となる阿南インター(仮称)に合わせるように調整されているが、現段階ではE11徳島道・E55南部道を含めてインター番号が全く一致しないため、流動的(仮番)である。

JR四国を死滅に追い込む張本人

 ただでさえ自動車交通に偏重している四国島の交通事情だが、追い討ちをかけるようにE28神戸淡路鳴門道と接続したことで、香川県内の「京阪神日帰り旅行」が加速化。E11高松道など、NEXCO四国支社に並行するJR四国の鉄道路線は壊滅状態に追い込まれており、バス運営会社のJR四国バスが実質的に四国島の都市間移動を担っている。


(えき)勘弁して欲しい。

割高通行料区間がある(津田東~高松東)

料金の額及びその徴収期間(PDF注意)
(西日本高速道路株式会社・協定に基づく事業許可の変更 2018年3月30日改定分)

 さぬき市津田町と高松市とを結ぶ、国道11号バイパスの一環で整備された「高松東道路」は、2017年11月21日に一般有料道路から高速自動車国道に格上げされた。普通ならココで高速自動車国道の通行料になる所だが、編入後も旧・有料道路時代の通行料を引き継いでおり、津田東~高松東の部分に限っては他の線区よりも通行料が割高となっている。

一部の路線バスは、E11高松道を通らない

 京阪神⇔松山・高知方面の高速バスの場合は、高松市内(JR高松駅近く)を通らず、E32徳島道と間接的に乗り換えが出来る板野インターと藍住インターを中継する。その方が時間的に早く到達できるのが大きい。京阪神⇔鳴門駅・徳島駅を連絡する高速バスや、高松駅方面を目指す路線バスの場合は、E11高松道を連絡する。

祝・全線4車線化

関連リンク:高松自動車道4車線化事業・開通情報(NEXCO西日本)

 2002年にE28神戸淡路鳴門道と接続して京阪神との直通が可能になったことに加え、2009年から実施された休日割引の拡充や、2014年以降の本州四国連絡道路の通行料引き下げなども加わり、渋滞が悪化。E11高松道の混雑回避を理由に段階的に4車線化工事が進められ、ついに2019年3月8日を以て全線4車線化した。

走行記録

下り行き(鳴門→高松・坂出→川之江)


その1(鳴門IC→津田東IC)


その2(津田東IC→高松西IC)


その3(高松西IC→川之江JCT)

上り行き(川之江→坂出・高松→鳴門)


その2(松山・坂出方面→津田東IC)


その3(津田東IC→鳴門IC)

坂出支線


上り行き(坂出IC→坂出JCT)

インターチェンジ

接続する他の道路

高速道路レポート

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