E73米子道 下り行き(落合JCT~米子JCT・IC)
訪問 2020年8月16日
作成 2020年8月27日
走行記録
[16]落合JCT 米子自動車道・起点
中国道から分岐する形で米子道へ。落合インターとは、若干東に離れている。
下り方向からのオンランプと合流。下り側は追越車線・上り側は走行車線となる。
ここから時速80キロ設計
険しい山岳地帯を走る高速道路であるため、道路設計も山間部に見られるロースペックで対処。
拝啓、E73米子道。
大山、そして米子へ通じる険しき山岳道路。軽自動車の私には厳しすぎるものの、お付き合いさせて戴きます。
久世IC 2km
初っ端からいきなり上り坂が断続的に続いており、登坂車線もないので非力なクルマには厳しい。
左カーブ(R=400m)
久世IC 1km
久世IC 700m
[1]久世IC
[1]久世IC 真庭市久世地区はコチラへ。
[1] 久世IC
拝啓、E73米子道。目の前にトンネルが。何だか嫌な予感がします……。
ココから連続トンネル区間に入る。下りは坑口がシンプルなのに対し、上りは立派な形をしている。
2011年12月以前は上り方向を活用して対面通行を行っていたことの名残である。
大内原トンネル(長さ:210メートル) 小粒なトンネルが連続する。
米来トンネル(長さ:160メートル)
湯原IC 11km 蒜山IC 29km 米子 62km
平成の大合併で、岡山県側に相当する蒜山ICまでは、ぜんぶ真庭市の領地となった。
上下線で微妙に高低差があり、下り方向から上り方向の様子を確認できるほど。
木谷山トンネル(長さ:100メートル)
上野PA 2km 蒜山高原SA 28km
右カーブ(R=390m)
擂鉢山トンネルまでは谷間を縫うような設計であり、半径が極端に小さい急カーブが連続する。
急カーブついでに最大傾斜4.0%以上の坂道が加わる。パワー不足のクルマには厳しい。
二川トンネル(長さ:250メートル)
二川TNの先で一時的に視界が広がる。まだ久世ICからそんなに進んでいないのに、かなり山奥に来た印象だ。
上野PA 500m
上野PA ココまでが2011年に拡幅された区間。
横瀬トンネル(長さ:170メートル)
上野PA~湯原ICまでは、現在の下り方向を利用して対面通行を行っていた。
トンネル坑口の部分を見る限り、当時の対面通行の名残を偲ばせる。
打井畑トンネル(長さ:120メートル)
上野PA~湯原ICまでの4車線化は、2004年までに実現。先に擂鉢山トンネルを抑えて正解だったかも。
標識なしで急なクランクが連発する。容赦ない。
伏ヶ茅トンネル なぜか距離標示がない。
芦谷トンネル(長さ:170メートル)
芦谷トンネルまで進んだ所で、小粒トンネル区間から解放される。
谷間に沿うように米子道が作られている様子が、ハッキリと確認できる。
やや急なカーブの一角にチェーンベースが確保されている。冬場はチェーンがないと走行困難。
長いトンネル有 情報板注意
擂鉢山トンネル(長さ:4,100メートル) 米子道最長トンネル
久世地区と湯原地区を結ぶ、全長4.1kmの横綱級。以前は車線変更規制があったような……?
トンネル内部も出口まで延々と4%以上の傾斜が続く。地味にきつい。
擂鉢山トンネルを抜けた先にチェーンベースが確保されている。左手の建物は臨時トイレだろうか?
湯原IC 1km トンネル内部で久世地区から湯原地区に移っている。
湯原IC 500m
[2]湯原IC
[2]湯原IC 真庭市湯原地区・倉吉方面はこちらへ。
[2] 湯原IC
拝啓、E73米子道。先ほどの擂鉢山トンネルで、てっきり鳥取に入ったかと思いました。
久見トンネル(長さ:710メートル)
次の蒜山ICまでは、走行している下り方向を利用して対面通行を行っていた(2005年に解消)。
旭川(あさひかわ) この上流に湯原温泉郷・湯原ダムがある。
蒜山IC 16km 江府IC 32km 米子 54km
車間距離確認区間(設計速度80キロ)
豊栄地区のUターンスペース(Google空中写真で確認済み)
普段はNEXCO西日本の管理用施設として利用できないが、ココでUターンが出来る構造にはなっている。
久見トンネル以降は蒜山高原へ向けて、ひたすら上り坂。軽自動車の私には厳しすぎる。
標高400m 延々と上り坂が続くため、海抜もあっという間に400mに。
日本海まで50km
玉田山トンネル(長さ:1,630メートル)
久世~湯原の時と違い、蒜山までは坂がドキツいだけで盛土が中心。
だが、それでも1km前後のトンネルがコンスタントに出てくる。
玉田山トンネルの先にもチェーンベースが確保。冬になったら豪雪地帯と化すのが容易に想像できる。
標高500m
海抜400mの地点から5km程度しか進んでないのに、もう500mに達している。
谷間を結ぶ橋梁を見る限り、上りと下りで設計時期が異なるのが一目瞭然で分かる。
二川BS
二川バスストップ
旧・湯原町の二川地区に設置されているバス停だが、一度、ココは管理用施設に降格している。
二川BSの先も延々と上り坂が続くが、景観を見ていると湯原中心部の時と比べ、徐々に高原色が強まってくる。
傾斜が5%に達する場所が断続的に続く。積雪時はチェーンorスタッドレスが無ければ、完全にアウト。
蒜山高原SA 3km 道の駅奥大山 20km 大山高原SIC・大山PA 32km
鳥居トンネル(長さ:610メートル) 岡山県単独区間では最後のトンネル。
蒜山高原SA 2km
右手に鳥取を代表する大山が見えてくる。ココまで来れば、頂上は近い。
ハイウェイラジオ蒜山
米子道(中国横断道・岡山米子線)における唯一のハイラジ。
下りの場合はこの先の米子道・山陰道(有料区間)しか情報を発信しない。
蒜山IC 2km 蒜山高原SA 1km
蒜山高原(ひるぜん-こうげん)SA 蒜山IC 1km
蒜山ICの直前で蒜山高原SAとなる。名前が似てるのでややこしい。
蒜山IC 500m
SAを利用してICで退出する場合は、スグに出口となる。
[3]蒜山(ひるぜん)IC
[3]蒜山IC 真庭市川上地区(蒜山高原・大山周辺)はコチラへ。
[3] 蒜山IC
拝啓、E73米子道。巨大な真庭市()とは、もうそろそろお別れになりますね。
江府IC 14km 溝口IC 22km 米子 32km
この付近で米子道最高地点を通過するが、標識類は特にない。
1km先 対面通行
鳥取県側も4車線が続いてるんだろうな~と見せかけて、県境の手前で対面通行。
車線減少 左へ 対面通行へ移行する標識のデザインが、通常と異なっている。
この先 対面通行(時速70キロ規制)
鳥取県側は2/3程度が片側1車線で運用されている。
三平山トンネル(長さ:2,260メートル)
岡山県と鳥取県との県境に位置するトンネル。擂鉢山TNほどではないが、それでも2km以上ある。
鳥取県に突入 鳥取県日野郡江府町(ひのぐん-こうふちょう)
三平山TNのほぼ中間点で鳥取県(伯耆地方)へ。
長い下り坂 速度注意
峠を越したので、ココから先は原則として米子ICまで下り坂。
[E73米子道] 中国道から41km
トンネル内で40km地点を通過するためなのか、1km付け足した中途半端な特製キロポストがある。
長い下り坂 速度注意
追越車線(ここから時速80キロ規制緩和)
三平山TNから2kmほど進んだ所で、一時的に追越車線が復活。
次の対面通行まで意外と距離があるためか、本来の設計速度にまで規制が緩和されている。
車間距離確認区間(設計速度80キロ)
宮市トンネル(長さ:370メートル)
上下線共にトンネル内の壁に赤色ラインが塗られている。元からココは4車線で運用されていた。
ドキツい坂道(最大傾斜5.0%)がずーっと続くため、速度超過のリスクが極めて高い。
長い下り坂(最大傾斜5.0%)
左へ(この先対面通行) 江府ICの約3km手前で再び対面通行。
片側1車線に減少する過程で、大きく右にカーブ。はよ4車線化してくれー
対面通行300m先
左側に工事関係者用の空きスペースが出現。現在、ココから江府ICまで拡幅工事を行っている。
江府IC 2km
当時はトンネル手前にある高架区間で、橋梁を接続するためのクレーンを確認できた。
建設中の下り方向は、高架区間の過程で若干低い場所を通過する構造になる見通し。
小江尾トンネル(長さ:210メートル)
道の駅奥大山 途中退出 ETC2.0限定
江府IC 1km
江府トンネル(長さ:470メートル)
トンネルを抜けるとスグに出口。江府・日野方面へ向かう場合はご注意を。
[4]江府IC 道の駅奥大山
[4]江府IC 道の駅奥大山
隣接する道の駅のほか、江府町中心部・日野方面へ向かう場合はコチラへ。
[4] 江府IC
江府ICまでの拡幅工事は、米子方面の入口通路付近まで行われている。
拝啓、E73米子道。
佐川トンネル(長さ:170メートル)
隣の溝口ICまでは岡山県側に見られた小粒なトンネルが連発する。
柿原トンネル(長さ:230メートル)
鳥取県西伯郡伯耆町(さいはくぐん-ほうきちょう)
2005年に溝口町と岸本町が合併して発足した自治体。
溝口IC 7km 大山高原SIC 11km 米子IC 16km 松江 51km
終点の米子ICが近づくため、下段部の案内が島根県庁までの距離に変わる。
大山高原スマートIC ETC出口
6:00~22:00 車幅12.0m超 通行不可
根雨原トンネル(長さ:720メートル)
蒜山高原の麓にある旧・溝口地区も高原地帯。高架区間では農村部を中心とした遠景が眺められる。
車間距離確認区間(設計速度80キロ)
なぜか車間距離が35m間隔になっている。普通は40mなので、コレは珍しい。
宮原トンネル(長さ:500メートル)
溝口IC・追越車線 2.5km
下り方向の拡幅が未定である以上、追越車線の距離案内も交換したがいいのでは?
谷川トンネル(長さ:600メートル)
溝口IC 1.5km
添谷トンネル(長さ:190メートル)
米子道最後のトンネル。左手には拡幅用の空き地があるものの、いつ着工するのだか。
添谷TNの先で高架区間。Googleマップで確認した限りでは、橋脚の上にトラス橋を設けている様子。
溝口IC 500m
溝口ICの手前で対面通行が一旦終了。同時に、ココから先は延々と下り坂が続く。
[5]溝口IC
[5]溝口IC 伯耆町(溝口地区)・大山方面はコチラへ。
[5] 溝口IC
溝口IC~大山高原SIC・大山PAまでの追越車線は、約2km程度確保されている。
米子IC付近の4車線区間を除けば、事実上、ココが最後の追越ポイント。
拝啓、E73米子道。
大山高原スマートIC・大山PA 3km
大山高原SIC・大山PA 2.5km 米子IC 8km 松江 43km
1km先 車線減少
「米子ICまで最初から4車線で通さんかい!」と言いたくなる、非情の対面通行予告。
大山高原SIC・大山PA 1.5km
大山高原SICを利用すると、同じ敷地内の大山PAを利用できないことを説明する図形標識。
この先 対面通行 左側には下り方向の拡幅スペースが確保されている。
大山高原SIC・大山PA 600m
大山高原スマートIC ETC出口
6:00~22:00 車幅12.0m超 通行不可
[5-1]大山高原スマートIC・大山PA
下り方向の拡幅予定地を流用する形でSIC・PAへ入り込む。
SIC出口・PA入口部には、スマートICの位置がどこにあるのかを可視化する図形標識がある。
[5-1]大山高原スマートIC 伯耆町(旧・岸本町)はコチラへ。
[5-1] 大山高原スマートIC・大山PA
鳥取県米子市(よなご-し)
大山PA・大山高原SICを抜けたスグ先で、終点の米子市へ。
大山PA・大山高原SICより北側では、車線拡幅と思わしき準備工事が行われているようだった。
最も、公式資料などで進捗状況が確認できないため、残土置き場として仮利用されているだけかも。
車間距離確認区間(設計速度80キロ) ココでも35m単位。
拝啓、E73米子道。目の前には日本海が。素晴らしいです!来て良かった山陰。
下り坂の過程で日本海に面する米子の町並みが見えてくる。
追越車線 1.6km先
直線区間に入ったところで、落合JCTから続いてきた坂道区間は終了。
米子本線料金所 1km
ここで追越車線が復帰するが、あくまでも料金所ブースに入るための分散機能でしかない。
佐蛇川橋(ニールセンローゼ桁・橋長:109メートル)
米子本線料金所 400m ETCカード挿入OK?
[E73米子道] 米子本線料金所
ココで米子道(+他線)の通行料を支払う。岡山ICからの場合は、普通車で3,550円。
西日本高速道路中国支社・米子高速道路事務所が料金所の西側に設置されている。
[6]米子JCT(松江方面の出入口のみ)
松江・出雲方面へダイレクトに向える専用通路。米子市中心街も、この通路を使うと早い。
[6]米子IC
逆に倉吉・鳥取方面は、従来からあるアクセス道路を経由して、山陰道の脇道へ乗り継ぐ。
料金所から繋がる片側1車線の道路を進むと、境港方面へ通じる交差点と合流する。
[6]米子IC(米子IC交差点) 米子自動車道・終点
境港・米子鬼太郎空港は直進、倉吉・鳥取方面はココを右折して山陰道へ。
岡山・倉吉都市圏から続いてきた中国横断道は、ココで終わり。お疲れさま!
乗り換え:[E9] 山陰道
鳥取を起点に日本海沿いを自専道で結ぶ国道のバイパス。
[6] 米子JCT・IC
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