E73 米子自動車道
作成 2020年8月27日
米子(よなご)自動車道は、岡山県真庭市(旧・落合町)に位置する落合JCTを起点に、合併で巨大化した真庭市全域などを経由し、鳥取県米子市の米子インターに至る高速自動車国道。瀬戸内海沿いへ通じるE73岡山道とセットで「中国横断自動車道・岡山米子線」の一部を担う。
JR伯備線と同様、山陰の主要工業都市である米子に至る高速道路だが、JRと違って蒜山高原を経由する。そのため、他の中国横断道以上にアップダウンが激しい山岳道路になっている。現在、鳥取県側の暫定2車線を解消する工事が進められている。
スペック情報
E73米子道あれこれ
鳥取県庁などの公式見解では「2010年代に入って、やっと鳥取に高速道路(E29鳥取道)が出来た!」と解釈されることが多いが、1990年代の地点で既にE73米子道が全線開通している。ただ、E73米子道は鳥取県の旧・伯耆(ほうき)国沿いに出来たため、鳥取県庁のある旧・因幡国とは大幅に懸け離れており、あくまでも山陰の工業都市である米子・松江都市圏との連絡を勘案して作られた高速道路と認識されるのが一般的である。
ちなみに、西側にE54松江道が開通するまでは、E73米子道が松江最寄りの高速道路として認識されていた。しかし、京阪神や瀬戸内海沿い・九州方面では松江までのアクセスが異なっており、京阪神と岡山・倉敷・福山などの瀬戸内海東部ではE73米子道の方が便利な一方、広島・山口・九州からの場合はE2A中国道・三次インターまで向かった後、そこから国道54号で山越えする方が距離的に近い。
平成の大合併の悲劇。インターチェンジがある3つの旧・自治体(久世町・湯原町・川上村)は、いずれも2005年に他の上房郡・真庭郡と共に合併し、真庭市となった。
法律上の終点は、E9山陰道と接続する米子インターだが、構想上はそこから国道431号に並行する形で「何らかの方法」で境港市まで延伸する予定。実際には国道431号が米子鬼太郎空港へのアクセス改善を見込んだ片側2車線の広域バイパスとして整備されており、あくまでも「構想」として計画倒れに終わっている。
走行記録
下り行き(落合JCT→米子IC)
上り行き(米子IC→落合JCT)
接続する他の道路
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