E2山陽道 下り行き(大竹JCT~山口JCT)

訪問 2020年9月22日
作成 2020年12月17日

走行記録

大竹JCT~岩国IC(1日平均利用数:約33,000台)


[33]大竹JCT(ここから山陽道)

広島岩国道路との境目を通過。ココから高速自動車国道が復活する。


岩国IC 8km 玖珂IC 22km 北九州 170km
山陽道は岩国市の中心街は通らず、やや内陸沿いに迂回している。


御園トンネル(長さ:560メートル)


ここから山口県
地上で蛇行する小瀬川を通過する途中で、隣の山口県へ。
地上部はフェンスで塞がれ、景観は殆ど確認できない。


土地の事情から、上下線それぞれ高低差がある。そのため、下り方向は県境通過後の傾斜がやや大きい。


山口県岩国市(いわくに-し) 岩国ICまで6km


小瀬トンネル(長さ:1,380メートル)・進路変更禁止
この先の関戸トンネル入口まで急傾斜な坂道が続いており、ココで流れが悪化気味に。


関戸トンネル(長さ:3,220メートル)・山陽道最長トンネル
支線も含めるとこのトンネルが最長距離を誇る。それでも3.2km程度と、意外と短い。
なお、手前の小瀬トンネルまで含めると約5km以上はあるため、そういう意味では横綱級と言える。


関戸トンネルの先で上り坂は終わり、出口まで滑らかな曲線を描きながら緩めの下り坂に入る。
見た目に反して延々と下り坂+左カーブが続き、しかも追い越しできないので煮詰まる。


岩国IC 500m


[34]岩国IC


[34]岩国IC 岩国市街(岩国城・錦帯橋)・新岩国駅などはコチラから。

[34] 岩国IC

岩国IC~玖珂IC(1日平均利用数:約33,000台)


玖珂IC 13km 熊毛IC 26km 北九州 161km
錦川と立体交差。この下流に例の錦帯橋がある。


設計速度80キロ(時速50キロ規制時は除く)
先ほどの広岩道も含め、玖珂ICまでは時速80キロでの走行を担保した設計になっている。


他の区間でも申した通り、あくまでも並行する中国道と比較した場合には山陽道の方が有利なだけ。実際には路線の半分近くが時速80キロ設計になっている。急カーブや急傾斜を勘案しなければ、中国道とそんなに大差ないのが現実である……。


拝啓、E2山陽道


城山トンネル(長さ:750メートル)
3つある山陽道の「城山」トンネルの西端。


4連続トンネルの道中で、上下線それぞれ高低差がつく。下りの方が高台になっている。
山陽新幹線・新岩国駅は、この付近に設置されている(防音壁で見えない)。


御庄トンネル(長さ:560メートル) ココから先は3つのトンネルが連続。


神之内トンネル(長さ:190メートル)


近延トンネル(長さ:1,330メートル)


近延トンネルを過ぎると、しばらくはやや急カーブが連続する山岳地帯を走る。


車間距離確認区間(設計速度80キロ)


玖珂PA 3.5km 下松SA 24km


欽明路トンネルの直前にあるこの場所で、大雨が原因で路面が崩落したことがある。


欽明路トンネル(長さ:1,040メートル)
カーブの多い国道2号を迂回する「欽明路(きんめいじ)」と呼ばれる区間。
山陽道だけでなく、並行するJR岩徳線・山陽新幹線もココを通っている。


速度注意(最大傾斜4%) 1km
玖珂PAの直前で急な右カーブ+やや厳しめの下り坂。事故が起きやすいのでご注意を。


玖珂PA 1km


玖珂PA

玖珂PA(下り行き)


玖珂IC 2km
欽明路区間を過ぎた後は、山陽道の曲線が滑らかになる。


玖珂IC 1km


玖珂IC 500m


[35]玖珂IC


[35]玖珂IC 岩国市玖珂地区・柳井・上関・周防大島はコチラへ。

[35] 玖珂IC

玖珂IC~熊毛IC(1日平均利用数:約31,000台)


設計速度100キロ
玖珂IC~山口南ICまでは、再び時速100キロ設計へ。隣の広島県側よりも若干長い。


拝啓、E2山陽道


熊毛IC 11km 徳山東IC 23km 北九州 147km


巨大なサグを経て、竜ヶ岳トンネルを目指す。設計速度が本来の100キロに戻ったため、かなり快適。


ラジオ周波数 標識があまりにも腐敗して可読できないのだが……。

【ラジオ周波数】


ここから進路変更禁止
山口県区間の山陽道トンネルでは、概ね2km超しそうなモノは進路変更に規制を掛けるようだ。


竜ヶ岳トンネル(長さ:2,320メートル)・進路変更禁止
約2.3kmあるが、先ほどと違って交通の流れは良く、あっさりと反対側に出る。


山口県周南市(しゅうなん-し)
竜ヶ岳を過ぎて隣の周南市へ。2005年に発足した自治体で、ココでは旧・熊毛町の領地を通る。


熊毛地区の山陽道も、見ての通りに直線区間が圧倒的に多く、流れはスムーズ。


熊毛IC 2km


熊毛IC 1km


熊毛IC 500m


[36]熊毛IC


[36]熊毛IC 周南市熊毛地区のほか、光・田布施方面はコチラから。

[36] 熊毛IC

熊毛IC~徳山東IC(1日平均利用数:約30,000台)


拝啓、E2山陽道


山口県光市(ひかり-し)
熊毛ICを過ぎた先で、一時的に隣の光・下松の領地を通過する。


徳山東IC 10km 徳山西IC 28km 北九州 134km


下松SA 3km 富海PA 30km
写真の場所から、やや傾斜のある上り坂へ。


登坂車線 低速車のハンデとして、下松SA1km手前まで登坂車線が出現する。


下松SA 2km


山口県下松市(くだまつ-し)


下松SA 1km 登坂車線終り


下松SA

下松SA(下り行き)


車間距離確認区間(設計速度100キロ)


北九州 128km 山口 50km
独自の主要都市までの距離案内。山口市役所まで、あと50kmを切った。


5つの連続トンネルを通る直前で、岩柳・周南地域のラジオ周波数が記された看板が出てくる。


生野屋第1トンネル(長さ:380メートル)
「生野屋第○」トンネルという小粒なトンネルが、5本立て続けに出現。


生野屋第2トンネル(長さ:390メートル)


生野屋第3トンネル(長さ:230メートル)


徳山東IC 2km


生野屋第4トンネル(長さ:90メートル)


生野屋第5トンネル(長さ:390メートル)
生野屋第1~5連続トンネルはココで終了。隣トンネルまでの距離を含めると、合計で約1.6km程度ある。


徳山東IC 1km


山口県周南市(しゅうなん-し)
徳山東ICの直前で再び周南市へ。合併前の旧・徳山市に入る。


耳取トンネル(長さ:70メートル)・山陽道最短トンネル
山陽道で最も距離が短い。最長・最短どちらも山口県側にあるのがポイント。


徳山東IC 400m


[37]徳山東IC


[37]徳山東IC
徳山地区(周南市役所・JR徳山駅・徳山動物園など)・下松方面はコチラへ。
西日本高速道路中国支社・周南高速道路事務所が併設されている。

[37] 徳山東IC

徳山東IC~徳山西IC(1日平均利用数:約31,000台)


拝啓、E2山陽道。「東西」の名前が付くインターの道中、なぜかトンネルが連発するんですよね……。


平原トンネル(長さ:400メートル)
ココから徳山西ICまでは、長短含めて9つのトンネルが連続する。


徳山西IC 16km 防府東IC 29km 北九州 122km


ここから進路変更禁止
上馬屋・金剛山2つのトンネルは合計すると3km近くに達するため、進路変更に規制が掛かる。


上馬屋トンネル(長さ:680メートル)・進路変更禁止


金剛山トンネル(長さ:2,200メートル)・進路変更禁止
徳山東~西の間では最も距離のあるトンネル。手前の上馬屋まで含めると、約3kmに達する。


トンネル内でS字カーブ。やむを得ないことではあるが、前が貨物車だと身動き取れない。


車間距離確認区間(設計速度100キロ)
金剛山トンネルを抜けると、富岡トンネルまでやや急傾斜な坂道が延々と続く。


桜谷トンネル(長さ:810メートル)


見晴らしの良い高架区間を通過。フェンスが無いために豪快感がある。


ここから進路変更禁止


富岡トンネル(長さ:1,860メートル)・進路変更禁止


富岡トンネル内は出口まで延々と左カーブが続く。進路変更に規制が入るため、流れがやや悪くなりやすい。


普通なら進路変更縛りが解除されるが、隣のトンネルが微妙に近接しているため「継続」。


嶽山トンネル(長さ:1,600メートル)・進路変更禁止
手前の富岡トンネル同様、出口付近まで左カーブが続く。


北九州 111km 山口 33km 見事にゾロ目。これも何かのご縁だろうか。


若山トンネル(長さ:150メートル)


若山トンネル先の高架区間で国道2号・JR山陽本線と立体交差する。
山陽道が内陸沿いを迂回するのに対し、国道・山陽線は海沿いの工業地帯を通る。


道の駅ソレーネ周南 3km ETC2.0乗り直し料金据置


中村トンネル(長さ:1,270メートル)
約1.3kmにも及ぶそこそこ長めのトンネルだが、単発でこの程度の距離からか、規制が無い。


徳山西IC 2km


道の駅ソレーネ周南 出口より600m ETC2.0乗り直し料金据置


徳山西IC 1km


戸田トンネル(長さ:400メートル)
徳山西ICから続いてきた連続トンネルの西端部。最後は短めでFINISH。


徳山西IC 500m


[38]徳山西IC 道の駅ソレーネ周南(ETC2.0料金据置)


[38]徳山西IC 道の駅ソレーネ周南(ETC2.0料金据置)
近接にある道の駅の他、周南市になる前の旧・新南陽市方面はコチラから。

[38] 徳山西IC

徳山西IC~防府東IC(1日平均利用数:約33,000台)


拝啓、E2山陽道


富海PA 2.5km 佐波川SA 18km
この先の高架区間で、再び国道2号と立体交差。


椿トンネル(長さ:1,190メートル)


山口県防府市(ほうふ-し)


富海(とのみ)PA

富海PA(下り行き)


防府東IC 9km 山口南IC 20km 北九州 106km
なぜ下段部にある北九州市役所までの距離を交換しなかったのか……。


パーキングエリア近接の富海地区からは、チラッと程度で周防灘を一望できる。
国道2号・JR山陽線いずれも、この付近で合流して周防灘沿いを旋回している。


富海トンネル(長さ:330メートル)


次のトンネルまでは大きな防音壁で覆い囲まれており、周辺景観は殆ど確認できない。
地形上の都合から、上下線で微妙に海抜が異なっており、富海PA付近はそれぞれ高さが異なっている。


大平山トンネル(長さ:1,800メートル)


大平山トンネルは1.8kmと、意外と距離がある。しかも緩めの下り坂と、なかなかのヘヴィさ。


車間距離確認区間(設計速度100キロ)
この付近で再び国道2号と立体交差。JR山陽線は防府市街へ向かう。


防府東IC 3km


防府東IC 1km


天神山トンネルの先で国道2号・山陽新幹線とランデブー。タイミングが合えば、新幹線を一瞬だけ確認できる。


防府東IC 次は、山口南IC


防府東IC 出口 防府市街地
防府西IC 出口ありません


防府東・防府西それぞれのインターがハーフの組み合わせとなっている。
その絡みで、出場を誤るとエラい目に遭うことを促す標識が多数存在する。


防府東IC 500m


[39]防府東IC 山口・防府市街・防府天満宮 出口 山口市街


[39]防府東IC
 防府市街・山口市街(中国道接続)はコチラへ。

[39] 防府東IC

防府東IC~山口南IC(1日平均利用数:約29,000台)


防府西ICの先までは、国道2号防府バイパスを側道部にする形で並走。
時折曲線部がある以外、基本的には直線路で非常に快適である。


佐波川SA 3km 美東SA 28km
山陽道最後の休憩施設の次は、北九州方面へ向かって最初の中国道・美東SAを指している。
この案内が出てくると、いよいよ中国道との再合流が迫ってくると感じさせられる。


[40]防府西IC(新山口・北九州方面の出入口のみ)
前述の通り、防府西ICは新山口・北九州方面の出入口に限定したハーフICなので「通過」。


佐波川SA 1km ココで国道2号から離れ、山陽道は内陸経由で山口市街を目指す。


この付近から山陽道本線を分岐して、宇部下関線と接続すればいいのになー(JR山陽本線かよ!)。
※個人の感想です。そういう意見もございます……


佐波川SA 山陽道最後のサービスエリア。

佐波川SA(下り行き)


山口南IC 5km 小郡JCT・IC 16km 北九州 91km
山口JCTで接続する湯田SIC・山口IC方面の案内は無視。


周防灘沿いを経由してきた山陽道も、中国道接続も含め、徐々に内陸経由に向きを変える。


山口市(やまぐち-し)・県庁所在地

平成の大合併が起きる前の旧・山口市内へ。と言っても、県庁・中心部がある場所からは相当離れている。


山口南IC 2km
通常と異なり、インター出口1km手前のソレと同じ。
ココから向える宇部下関線経由の案内は無視されている。


花ヶ岳トンネル(長さ:1,030メートル)


山口南IC 500m 北九州方面・直進


[41]山口南IC


[41]山口南IC
 山口市南部(阿知須・秋穂)・宇部方面はコチラへ。


ここから設計速度80キロ(時速50キロ規制時は除く)
中国道と接続することや、分岐の直前に長距離トンネルがあることも踏まえ、ココで時速100キロ設計は終わり。

乗り換え:

[41] 山口南IC

山口南IC~山口JCT(1日平均利用数:約20,000台)


拝啓、E2山陽道。本当に、本当に長かった山陽道。まもなくお別れですね。寂しいです&キツいです。


山口JCT 4km 小郡JCT・IC 10km 北九州 85km
山口JCTで接続する湯田温泉SIC・山口・三次方面の案内は非掲載。
ちなみに、湯田温泉SICは分岐した直後にあるため、約5km程度の距離にある。


山口・徳地方面 左側車線へ


神戸から共に並走し、何度も立体交差をしてきた山陽新幹線。黒河内山トンネルの手前で、最後の立体交差。


黒河内山トンネル(長さ:2,700メートル) 進路変更禁止

山陽道本線の最後を締め括るトンネル。総距離3km寸前と、かなり長い。


山口JCT 1.2km


山口JCT 400m 進路変更禁止ここまで


この先急カーブ 速度注意
中国道本線と接続するため、山陽道はココから合流地点までやや急な左カーブが続く。


[33]山口JCT 湯田温泉スマートIC左折


[33]山口JCT

左カーブの途中で「増枠」扱いの山口JCTと接続する。
湯田温泉・山口市街(県庁)・三次方面は左折。

[E2A中国道] 山口・三次方面>>


湯田温泉・山口市街・三次方面へ向かうオンランプの高架下を潜る。この付近から更にカーブの半径が厳しめに。


[E2A中国道] 合流500m


[E2A中国道][33]山口JCT 山陽自動車道・終点
山陽道本線の旅路はココで終了。中国道本線と合流し、下関・北九州方面を目指す。

乗り換え:[E2A] 中国道
本州の大動脈である中国道・山陽道が、再び、山口JCTで一つに合流。山口・新山口~下関までの最後の難関を無事に乗り切りたい。

[33] 山口JCT

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