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芸備線
芸備線
作成 2023年5月27日
芸備線(げいびせん)は、岡山県新見市の備中神代駅を起点に、広島県庄原市・三次市・安芸高田市を経て、広島市南区の広島駅に至る鉄道路線(地方交通線)。中国山地のほぼ中央部を縦断するローカル線だが、大部分は自動車交通に置き換わっており、広島都市圏で過密輸送である以外、地域間輸送は限定的である。
スペック情報
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)が定める路線名:芸備線
- 鉄道路線の種類:在来線・地方交通線
- 鉄道ナンバリング:P(狩留家駅~広島駅)
- 鉄道ラインカラー:薄い紫色
- 実延長距離:159.1km
- 起点:岡山県新見市(備中神代駅)
- 終点:広島市南区(広島駅)
- 主な通過点:広島県庄原市(東城駅・備後落合駅・備後庄原駅)・三次市(塩町駅・三次駅)・安芸高田市(向原駅)・広島市安佐北区(志和口駅・下深川駅)
- 線路の幅:1,067mm(狭軌)
- 線路の種類:単線(全線)
- 電化方式:全て非電化
- 閉塞方式:自動閉塞式・特殊自動閉塞式
- 自動列車停止装置:ATS-SW
- 最高速度:時速85キロ
- 最初に開業した日:1915年4月28日(志和地駅~東広島駅)
※旧・芸備鉄道会社による開業。ここで言う「東広島駅」は、現在の広島貨物ターミナル駅付近。
- 最後に開業した日:1936年10月10日(小奴可駅~備後落合駅)
※開業した地点では「三神線」名義。翌1937年に全路線で「芸備線」と名称変更。
在来線車両
芸備線の主力列車であるキハ120形気動車
- JR西日本キハ120形気動車
- 国鉄キハ40・47形気動車
全線区が非電化となっている。なお、法律上の起点は備中神代駅だが、運行上は少し東にある新見駅を起点としており、一部区間は電化された伯備線と乗り入れする。
芸備線あれこれ
芸備線、戦力外の危機
戦後も急行列車の運行などで陰陽連絡鉄道・縦貫鉄道としての役割を果たしてきたが、後の自動車交通への転換・依存や、並行してE2A中国道が開通したことにより、利用者は激減。高速バスの台頭による地域間輸送の転換も進み、三次駅~広島駅の線区で一定の利用客がある以外、空気輸送となっている。
特に本数が極端に少ない備中神代駅~備後落合駅に関しては、(日本政府も介入する形で)JR西日本が廃線を前提とした議論を進めており、自治体と激しく対立している。
(カモノハシ)しょうもな。大人しく土に還してあげた方が互いに幸せやで。
駅一覧
備後落合~三次
三次~広島
- (JR-P09)狩留家駅
- (JR-P06)下深川駅
- (JR-P04)安芸矢口駅
- (JR-P02)矢賀駅
- (JR-P01)広島駅(>>[G][R] 山陽本線) ※終点
接続する他の路線
- [V] 伯備線(<K>姫新線接続)
芸備線の起点は備中神代駅だが、運行上は新見駅まで乗り入れる。新見駅では、姫路から津山を経て新見に至る姫新線とも接続している。
- [E] 木次線
備後落合駅で接続しているローカル線。「おろちループ」などで知られるが、やはりココも戦力外の危機。
- [Z] 福塩線
塩町駅で接続しているローカル線。福山と三次の間を結ぶ横断路線だが、三次まで乗り入れる列車はごく僅か。
- [G][R] 山陽本線(<B>可部線・<Y>呉線接続)
終点の広島駅で接続する幹線で、広島シティネットワークの一部として幅広く活用されている。
- 山陽新幹線
終点の広島駅で乗り換えが可能な新幹線駅。
- 広島電鉄本線
広島駅で乗り換えが可能な路面電車。広島の街中を散策するに便利。
JR西日本レポート
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