芸備線 三次駅
訪問 2022年1月30日
作成 2022年8月1日
芸備線 三次駅
三次(みよし)駅は、広島県三次市十日市南1丁目に設置されている、芸備線の駅。運行系統上、府中・福山方面へ通ずる福塩線の列車もこの駅まで乗り入れする。2018年3月末まで、島根県江津市へ向かう三江線(さんこうせん)の終点駅でもあった。
駅の情報
施設見学
駅舎内を眺める。結構真新しいが、これは2015年に三次市の自腹で建て替えられたもの。
窓口の痕跡が残されており、その役割は後述のみどりの券売機プラスに委ねられている。
一応はJR西日本の直営駅だけあり、みどりの券売機もオペレーターと通話が可能なモノが導入されている。
待合室。隣はKIOSK鞍替えセブンイレブンだったが、利用者減少を理由に廃止。
時刻表。三次から先は快速列車も含め、一応は広島都市圏との連絡に対応している。
一方、備後庄原・府中方面に関しては完全に「空気」であり、運行系統もココで大きく変わってしまう。
1番のりばの東側に、2・3番線へ通じる跨線橋がある。
1番のりばから広島方面を眺める。ホームは2面3線の単式+島式。
数多くの留置線・待避線が残されており、昔は交通の要衝だった名残を確認できる。
少し見えづらいが、跨線橋から広島方面を眺めると、右手に薄らと更地になった線路跡を確認できる。
その部分が2018年3月末まで運行されていた、例の三江線。
2・3番のりばから備後落合・府中方面を眺める。
2・3番のりばのうち、2番線が備後庄原・3番線が府中方面の列車に割り当てられる様子。
2・3番線の隣には、芸備線で使われるJR西日本の気動車(キハ120形)が大量に留置されている。
……とはいえ、快速も含めて出番はかなり少ない。中には通勤向けに連結された列車も確認できた。
路線バスのりかえ
駅舎の改築に合わせ、駅前も路線バスのりかえ広場としてリニューアル。
備北交通が運営するバスターミナル。改築前は駅から少し離れていた様子。
バスターミナル内は物産館・レストランなどが完備され、明らかにJR以上に充実している。
中国道などを利用して主要地へ向かう高速バスは3番のりばから発車。
それ以外の1・2番のりばは、三次市周辺の路線バスが乗り入れする。
広島駅方面の高速バスは、1時間2~3本と非常に充実している。
但し、志和口方面に向かわないため、安芸高田方面の連絡にはやや不向き。
駅の近所
三次市中心部最寄り駅であり、駅前を通る国道183号を中心に繁華街・ショッピングセンター・ロードサイド店舗などが形成されている。備後地域における交通の要衝だが、前述のダイヤを見ても分かるように「過去の話」と化しており、その役割は鉄道輸送から高速バスなどの自動車交通に明け渡している。
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