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伯備線
伯備線
作成 2025年4月12日

伯備線(はくびせん)は、岡山県倉敷市にある倉敷駅を起点に、高梁市・新見市・日野郡日南町を経て、鳥取県米子市にある伯耆大山駅に至る鉄道路線。瀬戸内海と日本海を結ぶ「陰陽連絡鉄道」の一つであり、唯一の全線電化路線として活用されている。
スペック情報
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)が定める路線名:伯備線
- 鉄道路線の種類:在来線・幹線
- 鉄道ナンバリング:V
- 鉄道ラインカラー:緑
- 実延長距離:138.4km
- 起点:岡山県倉敷市(倉敷駅)
- 終点:鳥取県米子市(伯耆大山駅)
- 主な通過点:
岡山県(総社市・高梁市・新見市)
鳥取県(日野郡日南町・日野郡日野町・日野郡江府町・西伯郡伯耆町)
- 線路の幅:1,067mm(狭軌)
- 線路の種類:
(複線)倉敷駅~備中高梁駅、井倉駅~石蟹駅
(単線)それ以外の線区
- 電化方式:直流1,500V(架空電車線方式)
- 閉塞方式:複線自動閉塞式・単線自動閉塞式
- 自動列車停止装置:ATS-SW
- 最高速度:時速120キロ
- 交通系ICカード(ICOCA)の利用範囲:倉敷駅~新見駅と、生山駅・根雨駅・伯耆大山駅のみ。
- 最初に開業した日:1919年8月10日(伯耆大山駅~伯耆溝口駅)
※「伯備北線」として開業。「伯備南線」は1925年2月17日に倉敷駅~宍粟駅(現・豪渓駅)で初開業。
- 最後に開業した日:1928年10月25日(備中川面駅~足立駅)
※この時に「伯備北線」と「伯備南線」が統合し、現在の「伯備線」で統一化。
駅一覧
伯備線を走る列車
優等列車

JR西日本273系電車(特急「やくも」)
- JR西日本273系電車(特急「やくも」で使用)
岡山駅を起点に、倉敷駅・備中高梁駅・新見駅・米子駅・松江駅を経て、出雲市駅に至る特別急行列車。
- JR西日本285系電車(寝台特急「サンライズ出雲」で使用)
- 国鉄117系電車(特急「WEST EXPRESS 銀河」で使用)
全ての特急列車が指定席となっている。事前にe5489で手配するか、当日券であればみどりの券売機・みどりの券売機プラスで調達を行うことを義務化している。
普通列車

JR西日本227系電車

国鉄213系電車

国鉄113系電車
- 国鉄113系電車(普通列車):倉敷駅~新見駅
- 国鉄115系電車(普通列車):倉敷駅~伯耆大山駅
※2025年3月15日現在、伯備線全線で使用されている普通列車。
- 国鉄213系電車(普通列車):倉敷駅~新見駅
- JR西日本227系電車(普通列車):倉敷駅~新見駅
接続する他の路線
- [W][V] 山陽本線
起点の倉敷駅で接続する、瀬戸内沿いを縦断する在来線。伯備線の殆どの列車は、そのまま岡山駅まで乗り入れる。
- 水島臨海鉄道
起点の倉敷市駅で間接的に繋がっている第3セクター鉄道。元々は水島地区の軍需産業目的に作られた貨物専用線。
- 井原鉄道井原線
総社駅と神辺駅との間を、備後府中経由で結ぶ第3セクター鉄道。このうち、清音駅と総社駅の間は、伯備線と重複している。
- [U] 吉備線(桃太郎線)
総社駅と岡山駅の間を、備中高松経由で結ぶローカル線。元々は高梁川の舟運と岡山を結ぶ目的で作られたもの。
- [K] 姫新線
津山盆地を通る縦断路線だが、総じて運行本数・輸送客数は絶望的に少なく、戦力外の危機が迫る。
- [P] 芸備線
備中神代駅から分岐する、中国地方を縦断するローカル線。都市間輸送の役割も遠い過去の話で、現在では広島都市圏以外、戦力外の危機が迫っている。
- [A][D] 山陰本線
終点の伯耆大山駅でつながる、日本海沿いを延々と走る、例の偉大なるローカル線。殆どの列車は2駅先の米子駅まで乗り入れる。
JR西日本レポート
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