E2A中国道 上り行き(下関IC~山口JCT)

訪問 2019年1月13日
作成 2020年6月6日

走行記録

下関IC~小月IC(一日平均利用数:約32,000台)


[37]下関IC ここからE2A中国道
関門橋から連続走行する形でE2A中国道へ。ここから長き、大阪・吹田までの旅路が始まる。


下関市 吹田へ540km
中国道の総延長は540.1kmと、日本でも指五本に入るくらいの長距離ハイウェイとなっている。
記念カントリーサインは、下関市の特産品である「フグ」。


拝啓、E2A中国道。急カーブだらけで難のある高速道路、ここから大阪まで覚悟して走行する次第であります。


小月IC 14km 下関JCT 21km [E2山陽道] 広島 205km [AH1]
E2A中国道は山口JCT~神戸JCTを除いて、アジアハイウェイ1号線の一部に指定されている。


早速ながら急カーブが連続する。小月までは下関市内の交通量に配慮してか、路肩がやや広く確保されている。


車間距離確認区間(設計速度80キロ)
宝塚インターまでは、一部区間を除いて時速80キロ設計となっている。


右手に勝山が見えるが、中国道はそこを避けるかのようにして北へ進む。


長門勝山(NEXCO西日本の管理用施設)
この近くに新幹線駅があるのは、あんまし知られていない。


勝山の近くを通行するが、そこでもS字カーブが連発する。ここで躓いては、先の中国道は持たないぞ~


速度注意(上り坂5%・下り坂5%)
この手の急勾配注意標識は珍しい。


右カーブ(R=400m) 登坂車線


「山陽線・国道2号がスグ近くにあるのに~」と思っても、中国道は「出来るだけ中国地方の中心部を通る」という大原則のもとで設計・堅持されている。そのため、山口JCTまでは擬似的な国道2号のバイパスと言えども、瀬戸内海はもちろん、日本海沿いからも遠く離れており、通過主体の車両ばかりであることから、国道2号の分散利用に結びついているかは、やや疑問である。


登坂車線が勝山付近で出現。山口JCTまでは一定の交通量があるため、低速車向けの配慮をしている。


王司PA 3km 伊佐PA 27km 登坂車線終り
峠の頂点に達したので、ここで登坂車線は終わり。ここから先は下り坂である。


王司PA 2km 伊佐PA 26km


王司PA 1km


ハイウェイラジオ王司
この先の中国地方・近畿地方の交通情報をチェックしておきたい。


王司PA
上り方向では最初となる休憩施設。

王司PA(上り行き)


小型車に加え、大型車の行き来も結構目立つ。
あくまでも山口JCTまでは、良くも悪くも実質的に山陽道本線そのものと言える。


小月IC 2km


この先 急カーブ(半径400m)
奥手に見えるのは山陽新幹線(新下関⇔厚狭)。
中国道で新幹線とオーバークロスをするのはココだけ。


小月IC 1km 右カーブが結構厳しい。


小月IC 500m


[36]小月IC


[36]小月IC
下関市小月地区・豊浦地域(菊川・豊田・豊北)・長門市方面はコチラへ。


山陰地方を走るE9山陰道の終点は、法律上の解釈では美祢市のどこかに建設することになっているものの、実際には国道491号バイパスの代替として小月インターと直通するような形で計画が進められている。開通すれば、九州方面から下関北部・長門市方面の最寄りとなることから、相応に期待が掛かっているという。

[36] 小月IC

小月IC~下関JCT(一日平均利用数:約30,000台)


拝啓、E2A中国道。下関市と言っても、結構面積が広いものですね。


小月BS
小月インターのチョッと先にあるバス停で、広島方面の高速バスが中頻度で停車する。


小月インターを過ぎると路肩が狭くなり、今まで以上にトリッキーな急カーブが連発するようになる。


下関JCT 4km 美祢西IC 11km [E2山陽道] 広島 189km


下関JCT 2km


JCT標識を見る限り、山陽道の案内は中国道経由を指している。
山陽小野田・宇部へ向かう宇部下関線は、山陽道と見なしていない。


下関JCTまでの道中は、緩い下り坂な割に半径の小さいS字カーブが目に余る。
速度超過に伴う横転事故が多いため、注意喚起や取り締まりもそれなりに多い。


広島・大阪方面 左側車線
小野田・宇部方面 右側車線


下関JCT この先1,400m


広島・大阪方面は左側車線へ 宇部方面は右側車線へ


下関JCT 1km


下関JCTの直前で片側3車線に拡大する。


ここでの片側3車線は渋滞対策などではなく、あくまでもE2山陽道本線と宇部下関線との直通を見越しているため。防府方面のE2山陽道本線と直通した際には、車線運用が切り替えられるように配慮されているが、いつになったら本線と直通するのやら……と、もはや半ば諦め状態にある。


下関JCT 500m


[35-2]下関JCT


[35-2]下関JCT 山陽小野田・宇部方面はコチラへ。

山陽小野田・宇部・空港方面>>


長門吉田BS(NEXCO西日本の管理用施設)
現在の下関JCTは、このバス停跡地を覆い囲むようにして作られている。


この急カーブは開通当時からあるもの。中国道特有の極端な左カーブである。
宇部下関線が新山口・防府方面へ正式延伸した暁には、ランプウェイの形態に見直される方針。


盲腸線のように開業している宇部下関線だが、山陽小野田・宇部方面への連絡には適している。また、宇部JCTで接続する山口宇部道路が無料化されていることから、新山口・山口市街へ低価格で向かう場合には若干遠回りにはなるものの、ここから宇部下関線→新山口方面を目指すという手立てもある。

[35-2] 下関JCT

下関JCT~美祢西IC(一日平均利用数:約24,000台)


美祢西IC 6km 美祢IC 21km 広島 184km


拝啓、E2A中国道
。宇部下関線が全通した後、ここがスカスカになることを憂う次第であります。


美祢方面へ向けて北上する。単調なアップダウンと連続カーブの繰り返しであり、先が見えない。


登坂車線
新山口・防府方面の宇部下関線が直通化されていないため、相応の交通量がある。
その関係で低速車を追い越させる意味合いから、所々に追越車線を設けてサポート。


山口県美祢市(みね-し)


登坂車線ここまで 上り坂が終わったので、ここから先は下り坂。急な右カーブが重なる。


設計速度80キロ(時速50キロ時は除く)
実際の旅行速度はこれよりもやや早いことが多い。


美祢西IC 1.7km


美祢西IC 1km


美祢西IC 500m 美祢西インター左車線へ


[35-1]美祢西IC 美祢IC直進
左手に集落が見えるので、ここが美祢市中心街かと勘違いするかもしれないが、間違い。


[35-1]美祢西IC
美祢市西部地域はこちらへ。ココはあくまでも、並行する県道のアシスト的存在に過ぎない。

[35-1] 美祢西IC

美祢西IC~美祢IC(一日平均利用数:約23,000台)


拝啓、E2A中国道。厚狭川を渡って、さらに美祢へと向かいましょう。


厚狭川を渡った先で、再び登坂車線が出現。


美祢IC 12km 美祢東JCT 20km [E2山陽道] 広島 177km

美祢東JCTで接続する小萩道経由・萩市までの距離は無視されている。


新山口・防府方面の宇部下関線・山陽道が未開通であるため、通過主体の大型車が目立つ。


伊佐PA 3km 美東SA 21km
本州ではお馴染みの駐車場混雑情報板。


この先 急カーブ(R=400)
中国道を走っていれば、こうした標識など当たり前のように出てくる。


山口県山陽小野田市(さんよう-おのだ-し)
旧・山陽町の隅っこをかすかに通過する程度で、スグに美祢市の領土に戻る。
そのため、山陽小野田市という印象は皆無。


登坂車線
この先の宇部興産専用道付近まで続いており、傾斜角度問わずにかなりの距離がある。


伊佐PA 1km


伊佐PAの近くにある上述の写真、下りは何かとお騒がせな例の場所。


伊佐PA

伊佐PA(上り行き)


根越トンネル(長さ:390メートル)
中国道を上り方向に進んで最初のトンネル。


登坂車線ここまで
根越トンネルの先で登坂車線が終わる。実延長は、実に3km程もある。


宇部興産専用道路
「日本一長い私有地の高速道路」であり、宇部興産本社から宇部港・宇部下関線を経由して、美祢まで至る。


宇部興産専用道の先は、しばらく専用道と並行する。


急激な傾斜はひとまずお休みだが、小刻みにS字クランクは連続する。


急勾配 速度落せ 峠を越すため、ここから下り坂に入る。


注意 スピード出しすぎ
下り坂な故にS字クランクが連発するという、大変危険な構造。減速するのが一番。


美祢IC 2km


[1]吹田JCTへ500km [E2A中国道] 経由
総じて540kmもある中国道だが、実際に大抵の客が利用するのは下関~山口と、神戸~吹田程度。
E2山陽道で迂回する場合は、E2A中国道を経由するよりかは若干短くなる。


美祢IC 1km


美祢IC 500m


[35]美祢IC インターチェンジの前後で大きく右にカーブ。要注意だ。


[35]美祢IC 美祢市街・長門市方面はコチラへ。

[35] 美祢IC

美祢IC~美祢東JCT(一日平均利用数:約25,000台)


美祢インターで大きく右カーブした後、向きを変えて新山口方面を目指す。


拝啓、E2A中国道
。ここから新山口・山口市街へのアクセスと言われても、周りが樹木だらけで実感が湧きません。


美祢東JCT 6km 小郡IC 17km 小郡JCT 17km [E2山陽道] 広島 164km

小郡JCT・インターは同一施設のはずなのに個別に距離標識を設置。一体的でエエんちゃうの?


広域情報表示板
この先のE2山陽道・E2A中国道方面の情報をキャッチしておきたい。


美祢~美祢東は写真のような樹海同然の道が延々と続く。


ハイウェイラジオ小郡
この先の真名BS付近まではハイウェイラジオの受信が可能。


美祢東JCT 2km


美祢東JCT 1km


道路情報表示板


美祢東JCT 500m


[E2A中国道] 美東SA 3km
[E2山陽道] 佐波川SA 28km
[E2A中国道] 湯田温泉スマートIC・PA 18km

駐車場が混んでるかどうかの案内は美東・佐波川のみ。
湯田PAはハナから交通量が少ないことを理由に無視されている。


[34-2]美祢東JCT


[34-2]美祢東JCT
秋吉台・美祢市美東地区・萩方面はコチラへ。

乗り換え:小郡萩道路
秋吉台・萩方面へ抜ける地域高規格道路。現段階では、実質的にE9山陰道のバイパス道路のような印象も受ける。

<<[小郡萩道路] 秋吉台・萩方面

[34-2] 美祢東JCT

【小郡萩道路重複区間】 美祢東JCT~小郡JCT・IC(一日平均利用数:約25,000台)


美東SA 2km


美祢SAで給油を E2A中国道 次まで150km
この先の鹿野・吉和にはGSがない。中国道経由で大阪へ向かう場合は、念のため給油を。


真名BS


美祢SA 1km


小郡JCT・IC 9km 山口JCT 14km [E2山陽道] 広島 156km


美東SA 上り方向において、E2A中国道最初のサービスエリア。

美東SA(上り行き)


美東SAを過ぎても、しばらくは先ほど走ってきた樹海のような風景が続く。


設計速度80キロ(時速50キロ時は除く)


仏坂トンネル(長さ:210メートル)


山口県宇部市(うべ-し)
北側をちょこっとかすめる程度で、中国道内にインターチェンジはない。


山口市(やまぐち-し) 県庁所在地
左カーブ後、程なくして山口市(新山口)の領土へ。


小郡インターまでは結構キツいカーブが続いている。


小郡JCT・IC 2km


小郡JCTが小郡インターを覆い囲むようにして新設されたため、2km手前標識も刷新。


小郡JCT・IC 1km


小郡JCT・IC 500m
奥手に山口宇部道路の高架橋が見える。


[34][34-1]小郡JCT・IC


[34][34-1]小郡JCT・IC
黄色線に沿うと山口宇部道路青色線に従うと小郡ICに退出する。
山口市街(JR新山口駅・県庁・五重塔・湯田温泉など)・宇部方面はコチラへ。

乗り換え:山口宇部道路
国道9号・国道190号の西側を通る自専道であり、新山口地区の混雑解消に一役買っている。

<<[山口宇部道路] 山口市街・津和野方面 [山口宇部道路] 新山口・宇部方面>>

[34][34-1] 小郡JCT・IC

小郡JCT・IC~山口JCT(一日平均利用数:約24,000台)


小郡インターの先で椹野川・国道9号・JR山口線の上空を通過し、当該路線の東岸沿いに向きを変える。
この先、山口インター先の仁保管理用施設までは、JR山口線と並行している。


拝啓、E2A中国道。山陽道との分岐点が間近に迫っており、残念ながら山陽道に逃げたい気分なのであります。


山口JCT 2.5km [E2A中国道] 山口 12km [E2山陽道] 広島 146km
既に山口市に入ったのに、なぜか中国道経由の山口県庁までの距離が掲載されている。
山陽道経由とは別枠として扱うことで、混乱を回避したいからだろうか。


山口JCT 2km


山口JCT 1.5km


山口JCTは中国道本線を跨ぐ形で進路を変える。どの方向へ進んでも、広島へ到達可能な案内。


山口JCT 1km 湯田温泉スマートIC直進
ここからE2山陽道へ分岐するオンランプが出現。


中国道冬季情報
冬限定で何か表示されるらしい、独自の電光標示板。実際に標示している様子を見たことが無いのだが。


[E2山陽道] [E2A中国道] [E2A中国道]
左側のオンランプが山陽道へ通じる車線。
ほぼ全車両がこの地点で山陽道に進路を変える地点で、「中国道はイヤ」という印象を醸し出している。


[33]山口JCT 湯田温泉スマートIC直進
山陽道へ分岐するオンランプが2車線に拡大。
大抵の車両は、ココで山陽道に吸い込まれてしまう。


[33]山口JCT
広島・岡山・大阪方面は左折、湯田温泉スマートインター・山口市街・浜田方面は直進しよう。
中国道の交通量が大きく変化するターニングポイントになっており、この先の中国道はガラガラ

[E2山陽道] 広島・大阪方面>>


湯田温泉スマートIC直進
山陽道をよそ目に、浜田・大阪方面へ直進する。


湯田温泉スマートIC・PA 1.7km
2km手前に設置される予告標識が山口JCTを過ぎた先にあるのは、山陽道分岐客が誤解しないように配慮したため。


湯田温泉PA ETC出口 車幅12m超通行不可 / PA利用後ETC退出不可
湯田温泉スマートインターの構造自体が極めて窮屈なので、中型車以上の退出はNG。


E2山陽道の高架下を潜る。
奥に見えるやや高めの高架橋が、後から増設された「下り行き」の山陽道ランプ。


湯田温泉スマートIC・PA 1km
この先でE2山陽道下り→山口方面のランプと合流する。

乗り換え:[E2] 山陽道
中国道に置き換わる、事実上の瀬戸内海の大動脈。山口県東部の防府・周南・岩国方面はもちろん、広島・岡山・神戸方面へもこの道を使うのが一般的。


ここで大抵の客が山陽道に乗り換えるため、この山口JCTで中国道の運命が大きく変わると言っても過言ではない。ある種のターニングポイントであり、直進後の中国道は、余程のことがない限りは対向車・前方車と出くわす可能性は皆無に等しい。

[33] 山口JCT

<<[E2A関門橋] 門司IC~下関IC [E2A] 中国道 [E2A中国道] 山口JCT~六日市IC>>

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