有明海沿岸道路
作成 2019年4月3日
【参考サイト】
有明海沿岸道路は、福岡県大牟田市から有明海沿いの沿線自治体を通過しながら、佐賀県鹿島市に至る地域高規格道路。起点を熊本市附近に設定する形で更なる延伸を目指す「第2期」構想もある。並行する国道208号の混雑解消・地場産業発展などが主たる理由。
スペック情報
走行記録
その1(三池港IC~佐賀方面)
その2(嘉瀬南IC~福富IC)
その1(鹿島方面~嘉瀬南IC)
その2(佐賀方面~三池港IC)
有明沿岸道あれこれ
暫定2車線であるために路肩がやや狭く、本来の時速80キロ設計を大幅に下回る時速60キロ規制となっており、三池港IC~大川東IC(2019年現在)が延長約24kmあるため、単純に計算すれば約24分で到達できるはずである。ところが、開通から約10年が経過した現在では、断面交通量が最大で2.6万台に達する箇所があり、お世辞にも流れが良いとは言えずに渋滞気味である。実感としては約40分近くも掛かっており、明らかにキャパ不足に達している。
※区間ごとの交通量は、福岡国道事務所が公表している2017年当時の調査結果を反映させています。
有明海沿岸の地盤が大変ネバネバした粘土状になっている絡みで、特に盛土区間では補修工事を実施しても、スグに地盤沈下が原因で路面が荒れてしまう傾向にある。対策は練っているものの、まあ、これは「仕様」ということで……。
有明海の周辺を結ぶ高速道路もどきであるため、他の高速自動車国道と接続していない。一見すると有沿道へのアクセスが不便に感じるように見えるものの、インター近くのバイパス道路を経由すると九州道・長崎道・別の幹線道路へ割と簡単に行き来できるため、地図で見るほど遠くは感じられない。そもそも、有沿道そのものが他路線との間接接続を勘案した上で設計されているため、ある種当然とも言える。
前述の通りに第2期構想では熊本市~大牟田市の建設も視野に入れているが、あくまでも構想の域に過ぎない。但し、三池港ICへの連絡道路として、熊本県荒尾市にある荒尾競馬場付近まで延長する方針で、熊本県区間もごく僅かながら有沿道建設に踏み込みつつある。
このサイトは管理人・hiroによって運営されています。
Copyright (C) hiro all rights reserved.