E76しまなみ海道
上り行き(今治IC~大三島IC)

訪問 2024年6月10日
作成 2025年6月24日

走行記録

今治IC~大島南IC(一日平均利用台数:最大約10,000台)


[13]今治IC ここからE76しまなみ海道

今治市街最寄りの今治インターから、E76しまなみ海道はスタート。国道196号より高速本線へ。


[13]今治インター料金所
ランプウェイを少し進んで料金所を通過する。
本州四国連絡高速道路(JB本四高速)・しまなみ今治管理センターが併設されている。


2024年6月地点では、料金所を過ぎるとスグに右にカーブ。
本来はココでいよ小松方面と分岐する予定だが、用地取得を巡って地主と対立関係にあり、延伸の見込みが立っていない。


右カーブ後、そのまま本線となる。立体交差化するの、いつなんでしょうね。


拝啓、E76しまなみ海道。四国側から見た瀬戸内の島々を巡る旅、最後までお付き合い宜しくお願いします。


阿方高架橋
この真下で国道196号今治バイパスと立体交差。
今治城など、今治市の中心部は東側の瀬戸内海にあり、E76しまなみ海道は西寄りの郊外を通過する。


来島海峡SA 3.5km 瀬戸田PA 31km
上り方向のE76しまなみ海道は休憩施設が一つ足りないため、間隔が下りと比べてやや長い。


E76しまなみ海道は、橋梁の部分で一時的に4車線化する以外、新尾道大橋まで対面通行だらけである。
そもそもの交通量がE28神淡鳴道・E30瀬戸中央道以上に少ないため、陸地区間は我慢して貰うスタンス。


来島海峡SA 2.3km


近見山トンネル(長さ:1,140メートル)


道中にはトンネルがポツポツとあるものの、メインディッシュはあくまで橋なので影に隠れがち。
トンネルも数が少なく、長くてせいぜい1.5km程度。


来島海峡SA 900m


高部高架橋
ココでJR予讃線と国道317号現道と立体交差。


来島海峡(くるしまかいきょう)SA
E76しまなみ海道唯一のサービスエリア。来島海峡大橋を含めた海峡周辺を一望できる。

来島海峡SA(上り行き)


[12]今治北IC(尾道方面の出入口のみ)
来島海峡SAに隣接しているが、上り方向は今治北インターを利用できない。


今治インター及び、今治北インターはハーフインターチェンジなので、実質的には今治北インターが本当の意味での愛媛県側のE76しまなみ海道の起点という解釈も出来る(今治と今治北はアクセス道路扱い)。基本的に、E76しまなみ海道は「隣の島へ渡ることを前提とした造り」であり、別の島への行き来に対する通行料を負担して貰うスタンスなので、島内完結の利用は考慮されていない。


大島南IC 7km 伯方島IC 18km 尾道 54km


拝啓、E76しまなみ海道。石碑での路線案内、重みがある。


拝啓、E76しまなみ海道。来島海峡大橋、楽しみです。
来島海峡第3大橋までは連続高架橋となっており、周辺は造船工場が密集している。


来島海峡第3大橋が近づいた所で、歩行者・自転車用の側線部(高架橋)と合流。
第3大橋のアンカレイジは山の中に埋めており、そこからワイヤーを引っ張って橋を支えている。


来島海峡第3大橋(橋の長さ:1,570メートル)
E76しまなみ海道最長橋梁

来島海峡第3大橋に突入後、一時的に対面通行が解除される。


第3・第2大橋の真下を船舶が行き来するため、総じて桁面は海上から非常に高く吊り上げている。
建設中は他の船舶との交通の妨げにならないよう、事前に床を作って、短時間に一気に吊り上げる仕組みが採られたという。


500m先 出口ではありません


馬島バスストップ


馬島BS・馬島IC(一部を除き利用禁止)
離島・馬島を通過する。バス停の隣に島民専用のインターがあり、一般客は利用できない。


来島海峡第2大橋(橋の長さ:1,515メートル)
程なくして来島海峡第2大橋へ。
海上交通の要衝・潮の流れ・地形などを総合的に判断し、直線的に吊り橋で結ぶ仕組みが採用されている。


側線部を走る原チャリみっけ。
両サイドに歩行者・自転車通路を確保することで、船舶の代替となる手段を確保したのは、当時としては画期的だった。


車線減少 500m先


来島海峡第1大橋(橋の長さ:960メートル)
第1大橋のアンカーブロックは、パッと見、海面にそのまま埋められているように見える。
実際には建設の過程で離れ小島があり、その部分を埋め立てて強引に建設した。


大島南IC 2.2km


車線減少
第1大橋のほぼ真ん中で追越車線が消滅し、対面通行に戻る。


ここから対面通行
陸地区間の対面通行に戻るだけで、吊り橋そのものは片側2車線分の幅を確保済み。


下田水高架橋
吊り橋区間から離れ、陸地までを高架橋で連絡。近隣に吉海漁港がある。
この部分は最初から拡幅しておらず、4車線化となれば別途建設が必要になる。


大島南IC 1km


吉海トンネル(長さ:360メートル)


大島南IC 400m
大島への出口(大島北出口なし!)
しまなみ諸島では伯方島・大三島を除いて、それぞれの島の隅っこにハーフインターを設ける。
そのため、退出を誤ると、次の島まで移動するハメに。目的地に応じて退出すべきインターの確認を。


[11]大島南IC


[11]大島南IC

今治市発足前の旧・吉海町及び、旧・宮窪町(大島)はコチラへ。

[11] 大島南IC

大島南IC~伯方島IC(一日平均利用台数:最大約8,000台)


ここから大島道路(無料区間)

目的ICを通り過ぎたら、伯方島ICでお申し出を

大島南インターと大島北インターの間は、国土交通省が管理する無料自専道。
但し、この2つのインターだけを利用することは出来ない。


追越車線 2km先


並行する国道317号現道が大島の西側(旧・吉海町市街)を通るのに対し、E76しまなみはやや東側に旋回。
現道はカーブ・坂がやたら多い上、大島内の旧・吉海町と旧・宮窪町内の市街地が多く、支障を来していた。


車間距離確認区間(設計速度80キロ)
E76しまなみ海道は交通量が少ないと想定されているため、全線通じて時速80キロ設計。
東側のE30瀬戸中央道・E28神淡鳴道と比較してもロースペックである。


伯方島IC 9km 大三島IC 16km 尾道 45km


対面通行ここまで(追越車線の距離:約800メートル)


車線減少 走行注意 左車線へ
追越車線の距離は僅か800m程度で、正直、ガス抜き程度でしかない。
もとより、この区間の交通量は決して多いと言いきれず、多少短くても問題ないのかも。


旧・吉海町の市街地寄りを通るE76しまなみは、海抜の高い所に作っている。
基本的に芸予諸島は、平地と言える場所が少なく、出っ張った地形だらけ。


一般車両進入禁止(JB本四高速の管理用施設)


大島バスストップ


大島バスストップ
無料区間に設けられたバス停で、尾道へ向かう高速バスが停まる。
吉海町・宮窪町の住人にしたら、貴重な生活等の足であるに変わりない。


山田橋
ココで国道317号現道と立体交差。


[10]大島北IC(尾道方面の出入口のみ)
大島道路(無料)ここまで

大島北インターを以て無料区間は終了。ココで退出することは出来ないため、そのまま直進する。


伯方島IC 4km 大三島IC 11km 尾道 40km


本線料金所跡地(JB本四高速の管理用施設)
先程の大島道路が開通するまでは、この地に本線料金所を設置して、国道317号現道と直結していた。
現在はJB本四高速の管理用施設に転換されているが、当時の痕跡は今でも根深く残されている。


拝啓、E76しまなみ海道


宮窪トンネル(長さ:1,420メートル)
E76しまなみ海道最長トンネル


橋ばかり目が行きがちだが、実は宮窪トンネルはE76しまなみ海道では最長の距離を誇る。
(わたる)……とはいえ、メインディッシュは「橋」。距離も1km強なので、インパクトには欠けるかな~


大島大橋(橋の長さ:840メートル)
伯方島IC 1.7km

宮窪トンネルを抜けるとスグに、大島大橋と合流。
歩行者・自転車通路と隣接しており、橋の手前に料金所が見える。


大島大橋は、E76しまなみ海道では因島大橋に次いで、2番目に完成した吊り橋。
最初から4車線で作られているが、現状は対面+不自然に広いサイクリングロードで対処。


見近島
無人島だが、しまなみサイクリング経由なら立ち寄れる。


伯方橋(橋の長さ:325メートル)
見近島に設けられたアンカーブロックを過ぎて、高架構造の伯方橋を通過。
手前の大島大橋を含め、一般的には「伯方・大島大橋」と呼ばれる。


伯方島IC 400m


[9]伯方島(はかたじま)IC


[9]伯方島(はかたじま)IC

今治市発足前の旧・伯方町(伯方島)はコチラへ。

[9] 伯方島IC

伯方島IC~大三島IC(一日平均利用台数:約7,000台)


大三島IC 6km 生口島南IC 10km 尾道 35km


拝啓、E76しまなみ海道。隣の大三島インターまでは、E76しまなみ海道では最古の開通区間である。


第3伊方高架橋
ココで国道317号現道と立体交差。右手に大三島とその周辺海域が見える。
伯方島の中心地は島の南東部にあり、E76しまなみ海道は島の西側をかすめる程度。


大三島橋(橋の長さ:328メートル)
しばらく進んで大三島橋へ。本州四国連絡橋では「最古」の橋梁である
伯方島・大三島にはばかる鼻栗瀬戸に架けられたアーチ橋で、海峡間が狭いため、比較的簡単に着工できた。


他の橋梁と同様、拡幅する手間を省けるよう、最初から4車線構造で設計。
但し、当面は上り方向に相当する部分を活用して、しまなみサイクリングの一部に転用されている。


大三島橋料金所跡地
開通当初は、伯方島から渡りきった写真の場所に料金所が設置されていた。
現状はそれらしき料金収受施設の痕跡は全く残っていない。


追越車線 5km先


車間距離確認区間(設計速度80キロ)


上浦バスストップ


上浦バスストップ
上浦PA(今治方面のみ)

旧・上浦町に設けられたバス停だが、当地へのアクセスがあまり明るくない様子。
下りは隣接して休憩施設があるが、上りは未設置のまま。作って欲しいな。


大三島IC 2km


現在は自動車専用道路だが、伯方島と大三島の間しか開通していなかった頃は、暫定的に一般道路仕様で運用していた。
その後の延伸で本州と四国の結びつきが強くなった今、陸地区間も4車線化が求められている。


大三島IC 1km


追越車線 2km先


大三島IC 500m


[8]大三島IC


[8]大三島IC

今治市発足前の旧・上浦町及び、旧・大三島町方面はコチラへ。
呉方面へ通じる安芸灘諸島連絡架橋は、何らかの形でココに繋げる構想になっている。

[8] 大三島IC

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