山陽新幹線 厚狭駅
訪問 2025年7月14日
作成 2025年8月2日
山陽新幹線 厚狭駅(南口)
厚狭(あさ)駅は、山口県山陽小野田市厚狭沖田に設置されている、山陽新幹線の駅。山陽本線・美祢線と接続している。
駅の情報
イコ駅長「当駅はこだま以外、全くご縁がない駅となっておりま~す」
新幹線の終電が早すぎる。上り・福山行き列車は22時台だなんて。
当駅は山口県北部の長門市・萩市方面へ向かう美祢線と接続していることもあり、山陰方面へのアクセスを強化する目的から、山口県の自腹で新幹線駅が増設された。美祢線(近い将来に美祢線BRTとして再出発)の運行本数が少ないこともあり、当駅で乗降する客層は非常に限定的。山陽新幹線の請願駅は、他に新尾道駅・東広島駅が挙げられるが、その2つは朝方に限り、準特急の「ひかり」「ひかりレールスター」が停車するが、当駅はそれすら停まらない完全な「こだま専用駅」であるため、余計に存在感が微妙と解釈される傾向にある。
なお、在来線側は新幹線が開業する前までは特急・急行列車が停車していた。
2025年7月14日訪問(MV50型感熱式端末発券)
※在来線側と同様
※在来線側と同じ
施設見学
駅舎内を眺める。在来線側は古ぼけた国鉄時代の鉄筋コンクリート製の駅舎だが、新幹線側は比較的現代的。
新幹線側の厚狭駅を誘致するにあたり、1999年3月に厚狭高校の学生により、当駅の模型が寄贈された。
自動券売機の前に大切に展示されており、駅前の様子を俯瞰できる。
自動券売機はみどりの券売機プラスと、在来線用の近距離券売機がそれぞれ1基ずつ。
2022年4月じゅうに新幹線・在来線それぞれの窓口が廃止され、券売機プラスに役割を託した。
自動改札機の隣には、クレジットカード決済専用のみどりの券売機が設けられている。
サッとネット予約きっぷを受け取りたい時に便利。
一見すると同じ自動改札機に見えるが、在来線との乗り換えを想定しているため、2・3番改札機は乗り継ぎ用として機能する。
1番と2番それぞれの改札機の間は空洞になっており、駅員に伝えて手動改札を行えば、改札内に入れる。
改札内コンコースは新尾道駅の時と同様、見た目に反して狭い。
ホームへ向かう階段とエスカレーターだが、いずれも乗客数に察してか、それぞれの幅はミニマムである。
12番のりばから博多・鹿児島中央方面を眺める。2面2線の相対式ホーム。
各停タイプの「こだま」しか停まらないため、屋根があるのは6両分だけしかない。
一応、ホームそのものは16両編成分に対応しているが、当駅に「のぞみ」「さくら」やらとは一切縁が無い。
各停タイプの「こだま」ですら8両編成であるため、1号車と8号車側は屋根から飛び出る。
晴れてる日はともかく、写真の時のように悪天候時は1・8号車以外の列車から乗降しないと大変。
こちらは広島・新大阪方面。真ん中2線とホーム側の線路は壁で仕切られている。
当駅を通過中の最速特急「のぞみ」。水しぶきが上がっている。
「こだま」以外の列車は、真ん中の線路を使って遠慮無くぶっ飛ばす。例の「ひかり」「ひかりレールスター」ですら。
イコ駅長「改めて見てみると、一瞬で通過する新幹線は迫力がありますわ」
駅の近所
元々は北側にしか駅舎が無かったため、北口周辺は小規模ながらも繁華街が形成されている。
山陽小野田市山陽総合事務所は、北口からどうぞ。
干ばつから救ったとされる、伝説の「三年寝太郎」の銅像。
南口はポツポツと住宅地がある程度で、何もない。
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