小野田線

作成 2025年5月15日

 小野田線(おのだせん)は、山口県宇部市の居能駅を起点に、小野田港を経由して、山口県山陽小野田市の小野田駅に至る鉄道路線。これとは別に、雀田駅から長門本山駅へ向かう「本山支線」がある。

 宇部線の時と同様、元々は旧・小野田軽便鉄道(→小野田鉄道)会社が運営していた鉄道路線を、戦時買収に伴って国有化したもので、戦前から昭和後期にかけては石炭輸送が主流だった。現在は旧・小野田市内と宇部・下関方面の通勤目的での利用が中心だが、既に自動車交通に主体が変わっており、運行本数や乗車機会は限定的である。

スペック情報

駅一覧

本線(居能―小野田)

本山支線(雀田―長門本山)

在来線車両


国鉄123系電車

 国鉄時代に使用された例の123系電車が使用されており、日本中どこを探しても2025年5月現在では小野田線・宇部線でしか見かけない。2003年までは相当前の列車であるクモハ42形を運行していた実績がある。

小野田線あれこれ

正直、移動速度が遅い。

 宇部線と同様、元々は軽便鉄道として開業した経緯があるため、半径が厳しいカーブが連続したり、地盤が弱い周防灘寄りの場所を通過するといった構造が原因で、満足にスピードを出すことが出来ない。


マイナス要素を克服するため、一時期は宇部線と同様にBRT(バス高速輸送システム)での再転換も議論されたが、建設費・維持費が馬鹿にならないという理由から却下されている。

何のためにあるのか「本山支線」

 宇部線と同様に石炭輸送を目的に作られた路線だが、国有化される前は別の鉄道会社によって運行されていた。

 現在の本山支線となる部分は旧・宇部鉄道会社によって開業したため、少なからず現在の宇部線とは親戚関係にある。なお、1947年に雀田駅~小野田港駅が開業した時、一時的に「宇部西線」と名乗っていたが、1948年に再度、小野田線と名称が変更され、現在に至る。

接続する他の路線

JR西日本レポート

このサイトは管理人・hiroによって運営されています。
Copyright (C) hiro all rights reserved.