　居能(いのう)駅は、山口県宇部市居能町2丁目に設置されている、宇部線・小野田線の駅。小野田線の起点駅だが、運行系統上は隣の宇部新川駅から連続している。かつてはここから宇部港駅へ向かう貨物専用線が分岐していた。

基本データ（無人駅）

乗車券

2024年5月22日訪問（UT70 / JR西日本テクシア製）

駅名標

駅舎内を眺める。国鉄時代から残る鉄筋コンクリート製の建物が現存している。

窓口跡の隣に自動券売機が設置されている。
なお、この先で分岐する小野田線の単独駅には、自動券売機が一切設置されていない（車内精算方式）。

改札口を眺める。隣に窓口の痕跡が残るが、2000年代で廃止されている。

小野田港・宇部方面へは、改札を出て左手にある跨線橋で行き来する。

4番のりばから小野田港・宇部方面を眺める。2面2線の相対式ホーム。
小野田線からの乗り入れに対応するべく、その先に分岐器が設けられている。

小野田線ここから
奥手で左折する路線が小野田線で、同路線の起点である。
この先、厚東川を渡って、小野田港・長門本山方面を目指す。

こちらは宇部新川・新山口方面。奥で単線となる。
総合化学メーカーのUBE工場と、その近くをゴボウ抜きする宇部湾岸道路の高架橋が見える。

かつては当駅から宇部港方面に分岐する貨物線があったため、駅の西側に不自然な空き地が広がっている。
宇部港方面の線路は2006年に、貨物駅としても2014年までに廃止され、当時の線路も殆ど消えてしまった。