日田彦山線 大行司駅(鉄道駅時代)

訪問 2017年12月29日
作成 2020年3月15日


日田彦山線 大行司駅
※2017年12月当時。九州北部豪雨により、駅舎が大破していた。


建て替え(復元)後の大行司駅
※第41代大行司・式守伊之助による駅名看板入り

 大行司(だいぎょうじ)駅は、福岡県朝倉郡東峰村宝珠山に設置されていた、日田彦山線の駅。東峰村役場最寄り駅だが、ホームと麓の間は77段にも及ぶ階段を上り下りする必要があり、利便性は著しく悪い(BRT後もこの手法はそのまま継承)。2017年の九州北部豪雨で駅舎が土砂崩れに巻き込まれてしまい、駅舎が大破。後に東峰村の自費で、大破前の駅舎が復刻された。

駅の情報

基本データ(無人駅)

九州北部豪雨によるバス代替運行

 駅前の国道211号に臨時の代行バス停が設置されていた。

駅名標


JR九州が鉄道事業として運用していた頃の駅名標


大行司駅の駅舎に設置されていた、国鉄時代の駅名標。

駅舎見学

九州北部豪雨発生時(2017年12月訪問)


駅舎が山の斜面から崩れてきた土砂に巻き込まれてしまい、全壊。
訪問時は地下水が大量に湧き出ていた。


代行バスの案内


駅舎が破壊されたため、休憩は隣にあるテーブルで。東峰村の慣行案内板がある。


大行司駅のホームは、77段ある急傾斜な階段を昇りきった先にある。


それぞれの乗り場には、プレハブの待合室が設けられている。蚊取り線香があった。


2番のりばから、夜明・日田方面を眺める。2面2線の相対式ホーム。
反対側ホームへは構内踏切を渡る必要があり、この手法はBRT化後も継承されている。


こちらは 添田・小倉方面。筑前岩屋以南では数少ない列車交換駅だった。

新駅舎(2020年2月訪問)


駅舎が復元されたものの、普段は鍵が掛かっていて立ち入ることは出来ない。


再建にはライオンズクラブ国際協会も関与しているようだ。


九州北部豪雨で流れてきた、鉄道の日田彦山線のレールを「遺品」として展示。


裏口を眺める。部屋の間取り自体は復元前とほぼ同じらしい。


駅舎破壊にトドメを刺した斜面は、東峰村側の自腹でどうにか復元(JR線区間は無関与)。


駅舎とは別に、駅のホームへは77段もの階段を昇らないといけない。


1番のりば(当時)から、夜明・日田方面を眺める。
大行司駅は信号待ちが可能な2面2線の相対式ホームをしていた。


2番のりばへは構内踏切を使う必要があった。
どうせ列車が来ないので、構内踏切から添田方面を眺めてみる。


列車交換を行うに必要な信号機。
鉄道での復帰が絶望的となったため永久に停電し、無事に御陀仏になった。

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