日田彦山線 筑前岩屋駅(鉄道駅時代)
訪問 2018年9月17日
作成 2020年2月27日
日田彦山線 筑前岩屋駅
筑前岩屋(ちくぜん-いわや)駅は、福岡県朝倉郡東峰村宝珠山に設置されていた、日田彦山線の駅。当駅から宝珠山駅までは、旧・筑前国の領地を通る。
駅の情報
代行バスが始まった当初は、
福岡県道107号との交差点付近に臨時のバス停を設置。
代行バスの時刻表。
筑前岩屋と彦山の間は大幅な迂回運行を強いられることから、運行本数は1日4本しかなかった。
筑前岩屋⇔夜明・日田の連絡は西鉄バス久留米の担当。
2017年に代行バスが出現した時は、筑前岩屋駅が通常の方法で接近できないことや、周囲が壊滅的被害を受けていることから、代行バスは駅から少し南側に離れた県道107号との交差点付近に設置されていた。2020年3月の全国ダイヤ改正で筑前岩屋駅の駐車場内まで乗り入れするように改善。
筑前岩屋駅と夜明駅・日田駅までの道中では、西鉄バス久留米が代行バスを担っていた。BRT開業に合わせて西鉄バスは役目を終えた……と見せかけて、一部の便は系列会社の日田バスに再委託しており、間接的には西鉄グループによる代役は続いている。
駅舎見学(2018年9月)
岩屋神社に似た印象的な駅舎。珍しく自動販売機があり、少なくとも災害前から設置されている。
一応、公衆電話があった。
以前は1面2線の駅だったが、駅舎側が廃止され、奥に集約される形で減らされている。
筑前と豊前をショートカット出来る釈迦岳トンネル。
建設で犠牲に遭われた方々に対する慰霊碑が建てられている。
待合室はシンプルなトタン屋根。
ホームから夜明・日田方面を眺める。1面1線の単式(棒線)ホーム。
線路が雑草で覆われており、もはや駅なのかすら判別できない。
こちらは
添田・後藤寺方面。後述の通り、訪問当時は復興工事中。
九州北部豪雨から1年以上が経過した時も、長らくはホームと線路の違いがよく分からない状態が続いていた。
筑前岩屋駅の近くにある山の斜面から、大量の土砂が流れ込んでいる。
未だに土砂の撤去が進んでおらず、集中豪雨が発生すると二次被害が懸念される。
ホームの北側に見えるのが釈迦岳トンネル。トンネル内部も土砂が流れ込んでメチャクチャ。
2017年の九州北部豪雨から1年以上が経過した時に訪問したが、これでも随分と復旧できた方。発生直後は駅舎こそ生き残ったものの、線路や釈迦岳トンネルに大量の土砂が流れ込んで、修復困難な状況にまで達していたという。
<<彦山駅(鉄道) 筑前岩屋駅(BRT) 大行司駅(鉄道)>>
このサイトは管理人・hiroによって運営されています。
Copyright (C) hiro all rights reserved.