日田彦山線 宝珠山駅(鉄道駅時代)

訪問 2017年12月29日
作成 2020年2月27日


日田彦山線 宝珠山駅

 宝珠山(ほうしゅやま)駅は、福岡県朝倉郡東峰村宝珠山に設置されていた、日田彦山線の駅。当駅の南側で大分県を跨いでいた(BRTでは福岡県内で完全に完結するように小細工されている)。

駅の情報

基本データ(無人駅)

九州北部豪雨によるバス代替運行

 被災当初は駅から河川を渡って反対側を通る国道211号のうち、県境の大分県側に入ってスグの場所に臨時のバス停を設けていた。後に駅まで直接乗り込むように変更された。

駅名標


「九州で唯一! 県境の上にホームが伸びる。県境の駅」(遠い過去の話)

 鉄道駅時代は前述の鉄道施設の一部が隣の大分県を跨いでいたことから、県境跨ぎを示す副駅名標が設置されていた。BRT化後、鉄道駅時代の駅名標は完全に撤去されたものの、東峰村が保有する駅舎の壁面に副駅名標が1枚だけ残している。

駅舎見学


格式高い木造立ての駅舎玄関。でも、こう見えて実は「2代目」。


窓口があるものの、昭和時代の地点で閉鎖・無人化され、現在に至る。
コミュニティセンターが隣接している関係で、意外と駅舎内は綺麗に保たれている。


駅舎とホームとの間はスキマがある。
線路跡も残されており、以前は1面2線の島式ホームで運用されていた。


待合室。時刻表を見ると1日に9本程度(2時間に1本のペース)と、非常に厳しすぎるダイヤ。


県境(これより奥が大分県)
駅舎から少し南に歩いて「県境」を示すモニュメントが設置。
ほんのチョッとだけ、大分県区間をかすめていることが分かる。


(イコちゃん)あっちが福岡県。長かったなぁ、福岡県区間も。さらば!

九州北部豪雨の爪痕


夜明・日田方面。瓦礫が散乱するなどして手入れされておらず、「草むら化」が進行。


砂利で覆い被せて「使用不可」にしていた。


(イコちゃん)……まあ、バス方式で復活できただけでも良し。

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