日田彦山線BRT 大行司駅

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訪問 2023年7月24日
作成 2023年9月21日


日田彦山線BRT 大行司駅

 大行司(だいぎょうじ)駅は、福岡県朝倉郡東峰村宝珠山に設置されている、日田彦山線BRTの駅。東峰村役場最寄り駅だが、ホームと麓の間は77段にも及ぶ階段を上り下りする必要があり、利便性は著しく悪い

バス停の情報

基本データ

バス停見学


バス専用道路・駅ホームまでは、77段もあるバリアフリー完全無視の階段を昇らないといけない。
(カエルくん)地元の人、バリアフリー対策でもしない限り、まず使わないだろうな……。


旧線路の部分に屋根つき待合室を設置しており、麓にある旧駅舎とは完全に別扱いで対処。


道路から日田方面を眺める。2面のホームを構えるが、深倉駅の時と同様に離合は出来ない。


こちらは添田方面。 鉄道駅時代のホームが災害遺構として残されており、見るからにカオスっぷりを発揮している。

バス停の近所


駅のホームは高台になっており、旧・宝珠山村の中心街を一望できる。


旧駅舎は東峰村の自腹で再建されたが、BRT駅として活用されることはない。
そもそも、復旧に対する議論をしてる時でさえ、ムラが勝手に独り歩きしたぐらいだし。

 東峰村役場(宝珠山庁舎)最寄り駅で、本来は当駅が宝珠山地区の中心駅だが、前述の通りにバリアフリー度外視な構造をしている関係で、アクセスは非常に悪い。これはBRT方式で復活する際、自治体(東峰村・福岡県)の妙案で、この先の宝珠山駅まで専用道路を延伸するように提案したことが最大の原因である。JR案では手前の筑前岩屋駅で専用道区間が終点となる計画だったため、利便性よりも可能な限りの線路跡再流用を求めたが故の結果と言える。


JR案では棚田親水公園にも新駅(バス停)を作る計画をしていたが、いざ延伸区間に新駅を作ろうとしたら、東峰村の予算もさることながら、何十段もある階段の行き来で利便性が損なわれるということから廃案となった。眼鏡橋をバスが行き来するのはシュールかつ日田彦山線BRTの見所ではあるものの、利便性や本来の公共交通としての在り方で考えれば、正直疑問である。

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