E74　浜田自動車道

作成　2021年3月23日

　浜田自動車道は、広島県山県郡北広島町と島根県浜田市を結ぶ高速道路。島根県西部の石見地方へ向かう路線である。

スペック情報

国土開発幹線自動車道建設法に基づく路線名：中国横断自動車道　広島浜田線
高速自動車国道の路線を指定する政令：中国横断自動車道　広島浜田線
西日本高速道路（NEXCO西日本）が定める路線名：浜田自動車道
高速道路ナンバリング：E74
実延長距離：56.6km
起点：広島県山県郡北広島町（千代田JCT）
終点：島根県浜田市（浜田JCT）
設計規格：第1種第3級
設計速度：時速80キロ
車線数：完成4車線（仮）
最初に開通した日：1989年10月18日（旭IC～浜田IC）
最後に開通した日：1991年12月7日（千代田JCT～旭IC）

浜田道あれこれ

高速バス「いさりび号」

高速バス「いさりび号」（広電バス担当便）

　浜田ICを除く全てのインターチェンジと、金城PA・千代田西BS・重富BSに必ず停車する高速路線バス。古くから広島都市圏と石見地方とは交流が深く、戦後になって一般道経由で走っていた長距離バスを浜田道に引き継がたもの。中国JRバス・広島電鉄・石見交通の3社持ち回りで対処しており、未遂に終わった国鉄可部線延伸（今福線）の代替路線にもなっている。

全てのバス停がパーク＆ライドに対応しており、バス停の近所に自治体が管理する無料の駐車場が確保されている。

対面通行の解消へ

高速道路の暫定2車線区間の4車線化等について
（国土交通省道路局　2019年3月8日付）
暫定2車線区間における優先整備区間選定について
※第35回国土幹線道路部会
（国土交通省道路局　2019年9月4日付）

　1991年の全線開通以来、長らく対面通行区間がそのまま残されていたが、その間、正面衝突事故や迂回路の確保・厳しい傾斜角度の存在による速度低下などが懸念されていた。これを解消するため、今後10～15年のスパンを掛けて瑞穂IC～金城SIC・PAの4車線化に踏み切る。他のNEXCO管理の中国横断道が少しずつ4車線化してる中、唯一ほったらかしになっていた浜田道も、ようやく拡幅の道が開きつつある。

走行記録

レポート

下り行き（千代田JCT→浜田IC）

上り行き（浜田IC→千代田JCT）

インターチェンジ

E74浜田道インターチェンジめぐり

接続する他の道路

[E2A]　中国道（E74広島道・E2山陽道接続）
1980年代に全線開通した、山陽道より歴史深い高速道路。広島都市圏に限って見れば交通量は多いが、他はまちまち。
[E9]　山陰道
末端で国道9号バイパスの江津道路・浜田道路と接続している。石見地方に位置する大田市・江津・浜田・益田へは、浜田道は頼り綱。

高速道路レポート