E56松山道
下り行き(大洲IC~愛南・宿毛方面)

訪問 2021年7月11日
作成 2021年7月16日

走行記録

大洲IC~大洲冨士IC(一日平均利用台数:約8,000~22,000台)


[16]大洲IC 大洲道路・起点

松山方面のE56松山道から乗り継ぐ形で大洲道路へ。


大洲インターを分岐後、暫定的に下り方向の本線をオフランプに転換している。
下り方向本線部は、料金所を過ぎて最初の高架区間でスグに終わってしまう。


大きく左にカーブ。昔からある大洲道路へ乗り継ぐ。
大洲市の中心部(ロードサイド店舗)が目立つ。


大きく進路が南に映ったところで、大洲北インターまで高架区間が続く。
地上部も大洲北インターまでのアクセス道路扱いで、一般道スペックで整備されている。


[17]大洲北IC(宇和島方面の出入口のみ)
ここからが大洲インターと直通する前の大洲道路。


(国道56号経由) 宇和島 44km
(国道197号経由)八幡浜 19km

大洲道路内には例の3段標識が無く、主要都市の案内のみに留まる。


冨士山トンネル(長さ:393メートル)
大洲北インターから大洲南インターまでは片側2車線。
E56松山道全体で見れば、久しぶりの追越区間となる。


時速80キロ規制緩和区間
一般道路スペックの道路を、無理やり時速80キロに規制緩和。
旅行速度重視で走行できる反面、道幅が異様に狭く感じるのでご注意を。


大洲冨士IC 400m
松山・大洲国道事務所管内の出口標識は、NEXCO線のソレとデザインが大きく異なる。


大洲冨士IC 300m


[18]大洲冨士(おおず-とみす)IC


[18]大洲冨士(おおず-とみす)IC
接続する国道197号経由で高知県(鬼北町・須崎・高知方面)へ。

[18] 大洲冨士IC

大洲冨士IC~大洲肱南IC(一日平均利用台数:約23,000台)


大洲冨士インターの先で右にやや急カーブ。右手に見える道路は国道197号。


肱川と並走。パッと見、緑色の標識でなければ、普通の国道バイパスにしか見えない。


(国道56号経由)宇和島 42km
(国道197号経由)八幡浜 17km


大洲大橋(橋長:230メートル)
大洲市の中心部はこの河川沿いに集中していることから、バイパス開通前は酷い渋滞に悩まされていたという。


大洲肱南IC 500m


[19]大洲肱南(おおず-こうなん)IC


[19]大洲肱南(おおず-こうなん)IC
大洲市役所・大洲城などはコチラへ。

[19] 大洲肱南IC

大洲肱南IC~大洲南IC(一日平均利用台数:約21,000台)


大洲南IC 500m
……この標識、パッと見ナニが何だかサッパリ。どうにかならんの?


GS出口より1km以内(他人事)


[20]大洲南IC(宇和島・八幡浜方面)/
直進・[E56松山道(有料)] 宇和島方面

この先のE56松山道は、隣の西予宇和インターまで有料となる。


[20]大洲南IC
一般道経由で宇和島・八幡浜・九州方面を目指す場合は左車線へ(そのままオフランプとなる)。
引き続き、E56松山道(有料道路)経由で宇和島方面に向かう場合は、右車線へ。

乗り換え:大洲・八幡浜道(佐田岬・九州方面接続)
難所となる大洲~八幡浜の峠越えを、自専道でカバー。

[20] 大洲南IC

大洲北只IC~西予宇和IC(一日平均利用台数:約7,000台)


大洲道路を直進する形で本線に入る。北只インター自体、上り坂の高架構造で設計されている。


黒木トンネル(長さ:420メートル) 時速70キロ規制


拝啓、E56松山道(四国横断道)
川之江~松山・大洲の時とは完全に別もののE56松山道、延伸が楽しみです。


大洲松尾本線料金所 1km


黒木高架橋を通過する。市境の鳥坂トンネルまでは、写真のような高架構造を伴う上り坂が続いている。


西予宇和IC 14km 宇和島 32km

途中にある三間インターは国土交通省管理なので無視。縦割り行政やめろや。
※宇和島市役所までの距離も怪しい。


大洲松尾本線料金所 500m


大洲松尾本線料金所
ココで隣の西予宇和インターまでの通行料を支払う(普通車:590円)。


北只~西予宇和は日本道路公団が有料道路方式で整備し、西予宇和~宇和島北は国土交通省が整備した無料の自動車専用道路となっている。本来はこの先の西予宇和・三間も有料道路方式になる予定だったが、民営化議論の際、採算性などの理由から有料道路として整備するのは不適切と判断され、以降は新直轄方式での運用となっている。そのため、一足お先に開通した北只~西予宇和の部分がNEXCO西日本にしたら「飛び地」のような形で宙に浮いている。

※ETC平日朝夕割引の際は、松尾本線と大洲本線の間を時間内に走行した場合、連続走行と見なした上で割り引きの有無を判断しています。


松尾本線料金所を過ぎると、そのまま追越車線が出現する。
鳥坂トンネルまで上り坂なので、一種の登坂・ゆずり車線と同格の扱いを受ける。


大洲市側は急峻な谷間に覆われており、高架構造がとにかく目立つ。


車線減少 500m先


車線減少 走行注意 左へ
松尾本線から車線減少地点までの追越車線は、概ね2km程度確保されている。


追越車線が消滅した先も急峻な谷間に沿った、やや勾配の大きい坂道が続いている。
データイムはそれほど問題にはならないが、休日の時は混雑しないか疑問。


ここから対面通行 横野川橋


鳥坂トンネルの東側には、非常通路として整備されたミニトンネルがある。
もしも拡幅となった暁には、このミニトンネルを活用して4車線化に踏み切る。


鳥坂トンネル(長さ:3,210メートル) E56松山道最長トンネル

大洲市と西予市との間に立ち塞がる鳥坂(とさか)峠を貫く。
その距離3.2km程度と、E56松山道最長の長さを誇る「横綱級」。


時間帯にも左右されるが、総じてトンネル内は旅行速度が遅い。
しかも北只~宇和島北全体で考えると実質600円以内で通行できるため、割安感を覚えて車が集中しがち。


鳥坂峠の反対側・西予市の領地に入る。
パッと見、E32・E56高知道の山越え区間の雰囲気に似ている。


愛媛県西予市(せいよ-し)


[E11高松道] 高松西ICから200km

四国横断道としてのE56松山道になったとは言え、NEXCO西日本の目線では高松西を軸にした運用が続いている。
大洲で実質的にリセットされるものの、通しで高松から200km近くも走ったことを考えると、やはり四国は広い。


鳥坂峠を越えたので、ココから先は下り坂。
大洲市側と比べると西予市側は丘陵地であるためか、それほど急傾斜ではない。


伊崎トンネル(長さ:570メートル)


対面通行で運用されているが、さすがに開通から15年近くが経過した現在では、混雑が起きやすい。
そのため、北只~西予宇和に関しては「優先整備区間」に指定され、4車線化への道が開きつつある。


道の駅どんぶり館 3km 道の駅みま 14km
北只以南のE56松山道にはSA・PAがなく、インターそばの道の駅で休憩してもらうスタンス。


西予市宇和町新城地区の集落が左手に見えてくる。


西予PA予定地(NEXCO西日本の管理用施設)

パーキングエリアを増設できそうな敷地があるものの、着工せずに放ったらかし。


NEXCO西日本は無関心を貫いているが、コレは単純な話、

・1区間しか有料道路がないこと
・国土交通省がETC2.0も活用した上で道の駅への誘導を勧めていること
・償還や維持管理の観点から割に合うものか

という話もあり、慎重にならざるを得ないためである。PAの誘致を愛媛県や西予市も負担するのであれば、E10東九州道・佐伯弥生PAのように誕生する可能性はあるものの、そうした話が聞こえてこないあたり、西予宇和インター隣の道の駅で代替できるため、無理して誘致を進める必要性は薄れたと考えられる。


西予宇和IC 2km


西予宇和IC 1km


道の駅どんぶり館 IC出口から300m


西予宇和IC 500m GS出口より1km以内(他人事)


[22]西予宇和IC・道の駅どんぶり館


[22]西予宇和IC

西予市(宇和・野村・三瓶)・宇和島市吉田地区はコチラへ。


有料道路(NEXCO西日本)ここまで
西予宇和インターから先は国土交通省管理の無料自専道。
ココで有料と無料(道路管理者)が入れ替わるという標識などは、特に無い。

[22] 西予宇和IC

西予宇和IC~三間IC(一日平均利用台数:約12,000台)


無料自専道の宿命だが、北只~西予宇和の時と比べると、若干ながら交通量が増え出す。


三間IC 9km 宇和島朝日IC 16km 宇和島(シティセンター) 17km
宇和島道路との切り替わり点である宇和島北インターはハーフインターなので退出できない。
そのため宇和島市街へは、隣の宇和島朝日インターが最寄りとなる。


しばらくは西予市宇和町下川地区を通る。近所は集落がポツポツある程度で、殆ど山に覆われている


肱川(ひじかわ) 下川大橋(橋長:165メートル)
大洲道路でランデブーした巨大河川・肱川。ココでは上流となっており、川幅もかなり狭い。


右手に拡幅スペースが確認できる。北只~西予宇和は拡幅の確証が得られたが、その先はどうなる?


歯長トンネル(長さ:2,053メートル)
お遍路さんがよく使っていたとされる歯長峠を、トンネルで一気に切り抜ける。


距離的に見れば約2km程度あるが、他の線区ではそれ以上の長さを誇るため、関脇クラスだろうか。
入口から出口まで、ほぼ一直線で整備されている。


愛媛県宇和島市(うわじま-し)
南予地方の主要都市で、宇和島城を中心に発展した港町。
但し、この地点では旧・三間町の領地に入っただけ。


追越車線 1.8km先


歯長峠を越えたため、ココからしばらく緩めの下り坂が続く。西予宇和インター付近の光景にそっくり。


左手に三間町の集落がポツポツと見えてくる。この辺も先程の西予宇和と景観が同じ。


対面通行ここまで
あまりに距離が短すぎたのか、付加車線を僅かながら増設したと思われる痕跡が残されている。


三間IC・道の駅みま 2km


車線減少 走行注意
付加車線は増設工事まで含めても、せいぜい1.5km程度。あまり満足な追越は出来ない。


ここから対面通行
完全な対面通行になる前までに微妙な上り坂があるため、合流を理由にミニ渋滞が起きやすい。


三間IC・道の駅みま 1.1km


岩倉トンネル(長さ:120メートル)


道の駅みま 700m先出口
道の駅(≒ETC2.0)対応のインターチェンジ出口標識フォーマットが策定される前のモノ。他とデザインが異なる。


三間IC・道の駅みま 500m


GS出口より1km以内(他人事)


[23]三間IC・道の駅みま 四万十川方面


[23]三間IC・道の駅みま 四万十川方面
宇和島市三間地区・鬼北町・四万十川沿い(四万十市・四万十町)はコチラへ。

[23] 三間IC

三間IC~宇和島北IC(一日平均利用台数:約13,000台)


三間インターをさらに南下。周辺は深い山々に覆われている。


新屋敷トンネル(長さ:373メートル)


宇和島朝日IC 6km 宇和島別当IC 8km 四万十市 94km
ついに下段部が高知県四万十市までの距離に変化。


長い下り坂 速度注意


中畑トンネル(長さ:509メートル)
このトンネルから宇和島北まで下り坂。


長い下り坂 速度注意


宇和島朝日IC・道の駅きさいや広場 4km
インター予告と道の駅案内が一枚の標識に詰め込んで描かれている。
これも道の駅併設インターの出口標識フォーマットが策定される前のもの。


宇和島道路・宇和島北インターまでの海抜に合わせるため、しばらく傾斜のある坂道が断続する。


高光高架橋
ココで国道56号がポロリと見える。


高光トンネル(長さ:270メートル)
高速自動車国道としてのE56松山道においては、コレが最後のトンネルとなる。


申生田高架橋


申生田高架橋で国道56号現道・宇和島北インター出入口と立体交差する。
真下は宇和島市中心部の住宅街・ロードサイド店舗が形成され、とにかく混雑しがち。


[24]宇和島北IC(愛南町・宿毛方面の出入口のみ)
高速自動車国道ここまで

そのまま宇和島道路と接続する形で、高速自動車国道は終了。
引き続き、宇和島市街(道の駅・シティセンター)・愛南町・宿毛方面は直進する。

宇和島北IC~宇和島朝日IC(一日平均利用台数:約26,000台)


四万十市(旧・中村市) 90km
愛南町(旧・城辺町) 46km
宇和島道路を含めたE56松山道は、国道56号沿いを正直に並走する。
そのため、場所によっては四万十市(中村)へは、別の主要道などを使う方が早い場合も。


藤江トンネル(長さ:885メートル)


1990年代に開通したモノであるためか、トンネル内の幅員はお世辞にも狭い。
並行する現道は進行経路が何度も変わるため、時間帯問わずに極端に交通量が多くなりがち。


宇和島朝日IC・道の駅きさいや広場 500m


住吉トンネル(長さ:373メートル)
宇和島市街トンネル出口すぐ


[25]宇和島朝日IC
鬼北町・宇和島市街(シティセンター)出口


[25]宇和島朝日IC
住吉トンネルを抜けるとスグに出口。宇和島市街へ向かう場合はご注意を。


[25]宇和島朝日IC 宇和島市街・道の駅きさいや広場
宇和島市役所・宇和島港(道の駅)・JR宇和島駅・宇和島城などはコチラへ。

[25] 宇和島朝日IC

宇和島朝日IC~宇和島別当IC(一日平均利用台数:約12,000台)


宇和島港付近は高架構造になっており、地上部に宇和島港を軸にロードサイド店舗が形成されている。


4車線化の際はココで上下線が入れ替わる。なので、ココだけ4車線分作られている。


拡幅に伴う車線の切り替えポイントを過ぎると、大きく右にカーブして市街地から脱出する。


[26]宇和島坂下津IC(愛南町・宿毛方面の出入口のみ)


宇和島別当IC 500m


坂下津トンネル(長さ:370メートル)
上り方向の合流車線に対応するため、入口部分だけトンネルの幅員が広い。


[27]宇和島別当IC
坂下津トンネルを抜けると、スグに出口。


[27]宇和島別当IC

[27] 宇和島別当IC

宇和島別当IC~宇和島南IC(一日平均利用台数:約19,000台)


宮下第2トンネル(長さ:487メートル)


宮下第2トンネルが先に来る(→降順になっている)のは、 宇和島道路が国道56号のバイパスとして整備されている関係である。国道の経路で見ても、本来は宿毛→宇和島・大洲方面が「下り」となっている(国道56号自体の起点は高知市)。


宇和島南IC 800m
宮下第1トンネル(長さ:333メートル)
港町から離れた南側は、短めのトンネルがやたら集中している。


[28]宇和島南IC 左折・三浦半島


[28]宇和島南IC
宇和島市の南西部に位置する三浦半島はコチラへ。


宇和島南インターより南側は、いわゆる「第2期区間」とされる、隣の旧・津島町へ向かう路線。
宇和島市街を通る先程までとは別格だが、工事中に宇和島道路の延長線扱いで計画変更された。


[28]宇和島南IC(愛南町・宿毛方面の出入口)

[28] 宇和島南IC

宇和島南IC~津島高田IC(一日平均利用台数:約12,000台)


工事時期が全く異なるため、宇和島道路であっても宇和島南インターから先は高速道路の造りに近い。
どことなく一般道路の設計でギスギスしていた宇和島北~南とは大違いである。


内屋谷トンネル(長さ:347メートル)


石丸トンネル(長さ:693メートル)
この先・祝森トンネル(長さ:746メートル)/ 合計:1,439メートル

四国島にありがちな、例のおまとめトンネル標識。トンネル間の部分まで入れれば、実質1.5km。


石丸トンネルを通過。宇和島南インター以降のトンネルは、道幅がかなり広く作られている。


祝森トンネル(長さ:746メートル)


追越車線 200m先
この隣で国道56号現道がランデブー。


一時的な追越車線が復活。距離的に見れば1km程度。
現段階でE56松山道の付加車線区間は、ここが最後となる。


追越車線ここまで


津島高田IC・道の駅津島やすらぎの里 2.6km ここから対面通行


新松尾トンネル(長さ:2,031メートル) 宇和島道路最長トンネル
松尾峠を越える。現道側にも存在するため、コレは2代目という位置づけ。
距離的には西予宇和~三間の時にあった歯長トンネルとほぼ同じ。


新松尾トンネルに入るとスグ、緩めの下り坂が出口まで続く。
気のせいだろか、宇和島港の時と比べると、幾分、交通量が減っている。


津島高田IC 800m


道の駅津島やすらぎの里 左折
ココも先程の三間・きさいや広場の時と同様、道の駅案内のフォーマットが共通化される前のモノが使われている。


[29]津島高田IC・道の駅津島やすらぎの里


[29]津島高田IC・道の駅津島やすらぎの里
隣接する道の駅のほか、宇和島市津島地区はコチラへ。

[29] 津島高田IC

津島高田IC~津島岩松IC(一日平均利用台数:約6,000台)


ここから完成2車線(設定速度80キロ)
津島高田インター以南は大した交通量じゃないため、コストダウンなどを理由に「完成」2車線に降格。
但し、九州などに見られる中央分離の強化などは特に行っていない。


近家トンネル(長さ:1,829メートル)


近家トンネルを含めた津島高田インター以南も、幅員がかなり広い。但し、こちらは「完成」扱い。


岩松川・岩松川橋(橋長:262メートル)
完成2車線で整備されるが、橋梁に関しては余程のことがない限りは、暫定2車線時のスペックで整備される。


津島岩松IC 800m


トンネル出口 カーブの先 信号あり 急カーブ注意!!


岩松トンネル(長さ:500メートル)


津島岩松IC 500m


岩松トンネルを抜けると、そのまま右カーブする形で現道と合流する。


[30]津島岩松IC 速度落せ 終点(宇和島道路区間終わり)


[30]津島岩松IC E56松山自動車道・終点(宇和島道路ここまで)
現道と合流して、川之江から続いてきたE56松山道がココで暫定的に終了する。
引き続き、愛南町・宿毛方面へは、現道経由で南下しよう。

[30] 津島岩松IC

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