E56中村宿毛道路 上り行き
(宿毛和田IC~四万十IC)

訪問 2025年1月1日
作成 2025年1月13日

走行記録

宿毛和田IC~平田IC(一日平均利用台数:約6,000台)


[29]宿毛和田IC
ここからE56中村宿毛道路

宿毛市中心部からE56中村宿毛道路本線へ向けて、当インターで左折する。


高台にE56中村宿毛道路本線があるため、そことは長く急な坂道で構成されたランプウェイで連絡する。


時速70キロ規制(設計速度80キロ)
ここから対面通行(完成2車線)
平田インターまでは拡幅度外視の完成2車線で整備。速度低下に注意が必要になる。


拝啓、E56中村宿毛道路


和田トンネル(長さ:161メートル)
2025年1月現在、高知県内の高速道路では最も西に位置するトンネル。
宿毛和田インター以降が事業化されたとはいえ、ココが最西端という状況は当面続く。


完成2車線に降格した立場上、トンネルの幅員も身の丈に合わせるべく、他と比べてやや広めに確保されている。


平田IC 6km 間IC 13km 四万十市 19km


急峻な谷間を通るため、坂道に対する傾斜角度は結構大きめに作られている。
ゆずり車線・登坂車線といった、低速車向けのアシストが全くないため、速度低下にハマるとどうしようもない。


宿毛和田インターから2kmほど進んだ所で、平田インターまで急傾斜な下り坂に入る。


寺山トンネル(長さ:485メートル)


山間部に寄り添うように自専道を貫いているが、対する現道も限られた平地に民家が密集している。
E56中村宿毛道路が繋がる前は、そうした狭隘な場所を地元車・中長距離利用者が使うため、事故の懸念があった。


追越規制ここまで
ワイヤーロープからE10東九州道で見受けられるコンクリブロック分離に変わるだけ。
どういう基準でワイヤーロープとコンクリブロックで対面安全対策を行っているのだろうか。


ワイヤーロープよりもコンクリブロックで分離措置の方が安全性が高く、本線の規制速度も設計80キロまで設定可能なはず。
今後、完成2車線で整備される箇所においては、出来るだけコンクリブロックによる分離強化を求めたい。


平田IC 2km


ここから追越規制
対面通行を続投したまま、ワイヤーロープ方式の簡易分離に戻る。


平田高架橋
ココで南側を通ってきた国道56号現道・中筋川と立体交差。
四万十インターまでの並行経路がそれぞれ入れ替わる。


平田IC 900m
右手に高知西南中核工業団地があり、大手企業の工場や出先機関が集う。


平田IC 500m


ここから追越車線(追越車線の距離:約4,000メートル)
平田インターの手前で4車線区間。これは4km近くも確保されているため、余裕を持って追越可能。
一応、四万十インターまでは4車線化できる構造になっている。


[28]平田IC


[28]平田IC
宿毛市東部に位置する平田地区はコチラへ。

[28] 平田IC

平田IC~間IC(一日平均利用台数:約11,000台)


平田インター先は微妙ながらも対面通行時代の痕跡が残る。
宿毛和田インターへの延伸に合わせ、平田インターまわりを4車線化したためである。


拝啓、E56中村宿毛道路。宿毛市と四万十市の境界前後はコンクリ舗装。地盤が弱いのかな?


間IC 5km 四万十IC 11km 高知 124km
同じ高知県なのに、幡多地域の主要地・四万十と、土佐国の城下町・高知とは120km以上も離れている。
黒潮町区間などの一部地域が開通すれば、同一県で文化・経済圏に対する障壁も薄れることだろう。


左手に土佐くろしお鉄道宿毛線の高架橋が見える。
交通の便が悪い四万十市と宿毛市を高速鉄道で結ぼうとするも、その後は【お察し下さい】。


平田インターと間インターが飛び地開通していた頃は、この辺で超短距離の追越車線を確保していたとか。
E56中村宿毛道路の段階的延伸に合わせ、交通の実態に合うように拡幅処理が実施された。


車線減少 250m先 左へ


平田インターから約4kmほど進んだ写真の場所で、追越車線は終了。
残る線区の拡幅工事、交通量もそこまで多くないので様子見だろうか。


ここから対面通行


西の谷高架橋
この先は高架構造・トンネルが多く、拡幅の障壁になることから、盛土区間が多い先程の場所に限定して拡幅した感がある。


車間距離確認区間(設計速度80キロ)


間IC 2km
(あすかさんの話)……標識丸ごと交換したら?


江の村第1高架橋
車間距離確認区間(設計速度80キロ)


間トンネル(長さ:436メートル)


E56中村宿毛道路全体では初めて開通したトンネル。
間トンネルに関しては、後で拡幅するという前提からか、他と比べてやや狭い。


間IC 800m


間IC 500m


[27]間(はざま)IC


[27]間(はざま)IC
旧・中村市の西側地域(江ノ村地区など)はコチラへ。

[27] 間IC

間IC~四万十IC(一日平均利用台数:約7,000台)


左カーブ 速度注意
現道が山裾の北側をなぞるのに対し、E56中村宿毛道路は南側をなぞるように作られている。
現道・E56中村宿毛道路、どちらもカーブが多いことに変わりない。


拝啓、E56中村宿毛道路


四万十川からの堆積によって形成された中村平野を、高架等で貫く。
奥手に四万十市の中心部が見えてくる。


高速道路だから平地をまっすぐ貫け……なんだろうが、実際は山際を通る形でスローペース路線となった。
(あすか)並行するくろしお鉄道は高架構造ゴリ推しで直線じゃないの……


四万十IC 4km 高知 117km / 森沢高架橋


3つのトンネルまでの道中で、一般県道・中村下ノ加江線とインターアクセス道路の市道が、本線の脇を並走する。


具同高架橋
ぐんぐんと四万十の街並みが接近。四万十川を軸に、東西それぞれで市街地を形成している。


具重橋
E56中村宿毛道路は市街地にダイレクトに突っ込まず、香山寺直下に迂回するように作られる。


具重トンネル(長さ:127メートル)


香山寺トンネル(長さ:1,387メートル)
E56中村宿毛道路最長トンネル


具重トンネルを過ぎると、E56中村宿毛道路では最長となる香山寺トンネルを潜る。
「四万十市の三重塔」とされる香山寺と、その周辺公園の真下を貫いている。


四万十IC 2km


四万十IC 900m


坂本トンネル(長さ:152メートル)
上り方向のE56中村宿毛道路では最後のトンネル。3つとも近接しているため、実質約1.8km。


新四万十川橋(橋の長さ:697メートル)
四万十IC 500m

坂本トンネルを抜けると、スグに四万十川へ。


日本三大清流・四万十川の下流を豪快に渡る。さすがは日本を代表する清流、面構えが違う。


[26]四万十(しまんと)IC


[26]四万十(しまんと)IC
現状はそのまま左カーブとなるが、将来は立体交差化し、高知方面へ延伸する見込み。
隣の古津賀インターまでは、元からある一般道路部のバイパスを流用して整備される。


四万十インター交差点 / E56中村宿毛道路ここまで
国道56号現道と合流し、E56中村宿毛道路の旅路は終わる。
四万十(土佐中村)市街・高知は右折、土佐清水市・足摺岬は左折。


厳密には右折後の4車線バイパス道路も、一般道路部としての中村宿毛道路として整備されており、そこまで含めればくろしお鉄道・古津賀駅付近が本当の起点となる。……まあ、どうだっていいのですが。

[26] 四万十IC

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