E56高知道 下り行き(高知IC~須崎西IC)
訪問 2022年11月14日
作成 2022年12月4日
走行記録

ここから対面通行
高知インターを過ぎて対面通行がスタート。
険しくとも4車線で通れた先程までとは別の苦痛を味わって戴く。

拝啓、E56高知道。高幡・幡多地域の命綱、どうかお付き合い宜しくお願いします。

写真では見えないが、所々で高知の街並みがチラッと見える。
山裾を通るため、E56高知道を走るだけでは、市街地にいる感覚は皆無。

6本連続トンネル
四国島ではお約束の1本まとめてトンネル情報掲載。……可読出来ないんだが。

伊野IC 9km 土佐IC 19km 四万十市 108km
高知インターを過ぎたため、下段部の案内も四万十市役所までの距離に変わる。
高知と四万十市の間が100kmオーバーって。どんだけ高知県は真横に長いんだか。

薊野トンネル(長さ:650メートル)
ここから6本連続トンネルがスタート。

東谷川橋
連続トンネルとはいえ、完全にくっついている箇所は限定的。
とはいえ、トンネル+対面という窮屈な構造である以上、車の流れは悪くなりやすい。

秦東トンネル(長さ:190メートル)

秦トンネル(長さ:300メートル)

秦西トンネル(長さ:240メートル)

金谷川橋
3つの「秦」モノは近接していたため、実質的に800mもトンネル内にいたことに。

宇津野トンネル(長さ:910メートル)

宇津野橋の先にある観月坂TN。その真上はニュータウンが整備されている様子。

観月坂トンネル(長さ:490メートル)
ニュータウンの真下を通過し、6つの連続トンネルは終了。

6つの連続トンネルでは微々たるモノながらアップダウンが連続していたが、その先もサグが連発している。
市街地から大きく離れているため、交通量は少ない……とは言えず、平日データイムでも割と多かった。

拡幅用の空き地が下り方向側に確保されているが、高知より西側は4車線化の兆しが限定的。
少なくとも、この区間が4車線に広がるのは、相当先の話になる。

車間距離確認区間(設計速度80キロ)

道中では郊外に面した住宅街の脇も素通り。この付近は限りなく高知市街に近い。

山すそに沿う形で絵に描いたような遠景が広がる。

伊野IC 2km

鏡川(橋の長さ:380メートル)

対面通行ここまで(追越車線の距離:約1,600メートル)
伊野インターの前後で一時的に追越車線が復活。追い越すなら今がチャンス!

伊野IC 1km

伊野IC 500m

[12]伊野IC

[12]伊野IC
いの町のほか、佐川町・越知町・久万高原町方面はこちらへ。
[12] 伊野IC


車線減少 150m先
伊野インターを過ぎると、あっという間に片側1車線に逆戻り。

拝啓、E56高知道。

朝倉トンネル(長さ:740メートル)
この付近でE56系統の高知道に並行するJR土讃線と立体交差。

土佐IC 7km 土佐PAIC 12km 須崎東IC 22km 四万十市 97km

丘陵地だらけだが、地図で見渡す限りでは、一応は近辺に住宅街がある様子。

車間距離確認区間(設計速度80キロ)
トンネル入口まではやや急な坂道。

針木トンネル(長さ:390メートル)

八田トンネル(長さ:1,500メートル)

トンネルを抜けると、右手にいの町八田地区の街並みが見えてくる。

軟弱地盤対策区間
南国インターより西側のE56高知道は、堆積岩で構成された四万十層群が連発する。
元々が南海トラフを初めとした海盆に接しているため、どうしても地盤がガタガタになりやすい。



土佐IC 3km 追越車線 2.4km先

仁淀川(橋の長さ:1,180メートル)
高知県を代表する巨大河川の一つ。愛媛・石鎚山などを源流とし、高知中部を横切る。
「仁淀ブルー」という異名を持ち、上流・中流を中心に川の水が透き通っていることで知られる。

仁淀川大橋の長さが1kmを越えるだけで、河川そのものはそんなに長くない。

軟弱地盤対策区間

土佐IC 1km

土佐IC 500m
対面通行ここまで(追越車線の距離:約1,400メートル)
土佐インターの前後にも追越車線を確保している。

[13]土佐IC
E56系統に並行する国道56号と初めて合流。

[13]土佐IC
土佐市(土佐高岡)はこちらへ。
[13] 土佐IC


拝啓、E56高知道。道路が波打ってますよ。

軟弱地盤対策区間
この奥で追越車線が消滅。

土佐PAIC 4km 須崎東IC 14km 四万十市 89km

土佐PAまでの道程もまた、上り方向を活用して対面通行を実施。
下り方向に拡幅用の空き地があるが、まあ、いつになるやら。

土日祝日は休日割の効果で交通量が多いが、平日データイムはそれほどでもない。

土佐PAIC 3km 道の駅かわうその里すさき 17km
土佐PAは本線上におけるE56高知道最後の休憩施設。
その先はインター近隣の道の駅を勧めている(道の駅はE56高知道の休憩施設ではない)。

土佐PA ETC出口 6:00~20:00
中型・大型・特大車通行不可 車長6.0m超通行不可
肝心の土佐PAインターが「単に接続しただけ」という察しな構造から、制約だらけである。

追越車線 2km先
土佐インターと土佐PAの間はS字クランクの連続で、線区の割に結構長く感じられる。

土佐PAIC 1km

対面通行ここまで
有料区間における最後の追い越しポイント。
この先は追い越しが出来る場所が大きく制限されるので注意。

[13-1]土佐PAIC PA利用後ETC出口利用できません
入口通路沿いに土佐PAインターがあるため、標識の通りである。
様々な制限付きなので、大人しく手前の土佐インターか、次の須崎東インターを使う方がいいかもしれない。
[13-1] 土佐PAIC・PA


対面通行ここまで(追越車線の距離:約750メートル)
PA入口を過ぎて追越車線が復活。

車線減少 700m先
と思ったら、加速車線付近でもう対面通行予告。
この区間の追越車線は対して長くない。500m程度だろうか。

あっさりと対面通行に逆戻り。

この先は港町・須崎へ向けて、徐々に海抜が低くなっていく。そのため、緩めの下り坂が断続する。

須崎東IC 7km 四万十市 82km
須崎中央インターまでの距離は無視。当該インターが国土交通省管理であるため。
そらかさんの話「縦割り行政やめろ」

海沿いは景勝・浦ノ内湾が広がるものの、E56高知道は並行する国道56号に沿って作られている。

車間距離確認区間(設計速度80キロ)


純信橋(じゅんしんばし)
ココで国道56号と立体交差。
この先も幾度となく同路線と立体交差をし続けながら、四万十市・宿毛を目指す。

須崎東本線料金所 3km

2つのトンネルを抜けると、直後に本線料金所。

(最初)よさこいトンネル(長さ:2,100メートル)
(その次)ためさだトンネル(長さ:600メートル)
「よさこい」トンネルの名称の由来は、言うまでもあらず。

最初のよさこいトンネルは、延長が2,100mとE56高知道でも指数本に入る程の長距離モノ。
奥に進むにつれ、傾斜角度が少しずつ大きくなる。

須崎東本線料金所 1.7km

ためさだトンネル(長さ:600メートル)
本線料金所寸前で短めの「ためさだTN」を通るため、実質的に2.7kmもトンネル内にいることに。
それにしても「ためさだ」って、何のこっちゃ。

須崎東本線料金所 500m 速度落せ

ためさだTNを抜けると、真正面に本線料金所。ETCレーンは右・中央寄りに。

須崎東本線料金所
ココでE56高知道を含めた、NEXCO線の通行料を支払う。この先は無料。
普通車の場合、高知からは1,090円、高松西からは3,860円。

須崎東IC 300m

[14]須崎東IC

[14]須崎東IC 有料道路(NEXCO西日本)ここまで
須崎東インターを以て、NEXCO西日本による有料区間は終了。
須崎市中心部は、この先の須崎中央インターからの方が便利。
[14] 須崎東IC


須崎道路・起点(ここから無料区間)
E56高知道本線とは一旦距離を置き、須崎東インターで須崎道路と接続する。
他のA'路線は「E56高知道」名義だが、須崎道路に関しては別モノ扱いされていた。

須崎中央IC 3km 中土佐IC 11km 四万十市 75km
厳密には須崎西インター手前の道の駅流出路でも退出は可能だが、その案内は無視。
かつてはそこが須崎西インターの代替的存在だったが、それも遠い過去の話に。

距離標識の先、カーブになっている所に一般道路との連結が可能な管理用施設がある。
なぜそこを四万十市方面の須崎東インター出入口として再活用しないのだろう?

対面通行が解除……と見せかけて、主要道・須崎二ノ線の高架下を潜る。

桐間高架橋(御手洗川大橋)
須崎道路がピンで暫定開通していた頃は、この付近に仮出入口があった。
現に、スグ隣を通る国道56号バイパスと須崎道路本線は、全く同じ高さで建設されている。

須崎中央IC 700m GS出口より2km以内(他人事)
国道56号バイパス側は後発で開通したため、須崎道路よりも施設が真新しいのが特徴。
須崎道路が先行開通していた当時は、ソレをバイパス代わりに使っていたため、ワザと一般道に降格して運用。

お馬トンネル(長さ:505メートル)
須崎道路と国道56号バイパスとで名称が全く異なる。

一般道として仮運用していた頃から存在する、歴史あるトンネル。
よく観てみると、かすかに当時の歩車分離の残骸が残る。

[15]須崎中央IC GS出口より2km以内(他人事)
道の駅(すさき 1.6km なかとさ 12km あぐり窪川 24km)
お馬TNを抜けると、スグに須崎中央インターと合流。
以前はココで上り方向オンランプ経由でバイパス側に戻っていた。

[15]須崎中央IC
須崎市中心部・道の駅かわうその里すさきへは、コチラへ。
[15] 須崎中央IC


須崎中央インターと新須崎TN(かわうそTN)の入口付近は、後発で高架区間が整備されている。
それまでは現在の須崎中央インターで一旦、高架下に降ろされていた。

新須崎トンネルの隣にかわうそトンネルがあるが、コレもまた後発で誕生したもの。
それ以前はこの付近で須崎道路に飛び乗りし、新須崎TN経由で道の駅に通じていた。

新須崎トンネル(長さ:269メートル)・道の駅すさき 700m
須崎西インターで本線に戻れます

新須崎トンネルもまた、開通当時は一般道路扱いで運用。
その当時の痕跡がごく僅かに残る以外、E56高知道編入(自専化)に合わせて改造されている。

新荘川東詰出口(道の駅かわうその里すさき)
須崎西インターで本線に戻れます
目の前に道の駅が見えるが、当時はココで強引に現道に戻され、新荘川近くに飛び移っていた。

新荘川東詰出口(道の駅かわうその里すさき) 須崎道路・終点
仮出入口としての役割は終えたものの、現在は道の駅へのアクセス道路として残されている。
この先、新荘川橋を渡る過程で須崎道路は終了し、そのままE56高知道本線が復活する。

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