山陽本線 徳山駅
訪問 2024年5月13日
作成 2024年5月28日
山陽本線 徳山駅(みゆき口)
山陽本線 徳山駅(みなと口)
徳山(とくやま)駅は、山口県周南市御幸通り2丁目に設置されている、山陽本線の駅。山陽新幹線乗り換え駅であるほか、岩国駅から玖珂方面に迂回する岩徳線の運行系統上の終点にもなっている。周南市発足前の旧・徳山市中心部最寄り駅。
駅の情報
2024年5月13日訪問(MV50型感熱式MV端末発券)
施設見学
駅舎を眺める。かつてはビール工場のネオン看板があり、徳山市民の民衆駅として幅広く愛用されていた。
老朽化などを理由にリニューアルし、高架化・賑わい拠点の設置を踏まえ、2014年9月より現在の形態になる。
北口は「みゆき口」と名乗っており、高架化された自由通路はエスカレーターと階段で行き来する。
みゆき口にはKIOSK鞍替え型のセブンイレブンがあるが、新幹線側のハートインと大差ない。
建て替えと共に賑わい拠点の一環として駅前図書館が設置。
例のカルチャーコンビニエンスクラブが指定管理者となり、蔦屋書店とスターバックスコーヒーを併設している。
図書館とみゆき口の相中にある屋外テラスでは、イベント等を開催することができる。
(写真は2022年3月のICOCA延伸式典の模様)
在来線と新幹線を結ぶ南北自由通路は、「ぞうさんのさんぽみち」という愛称が定められている。
これは旧・徳山市出身の詩人、まど・みちおの代表作にちなむ。
新幹線のりばに接する南口は、「みなと口」という愛称を持つ。
こちらは新幹線開業当時からの建物をほぼそのまま流用しており、玄関先にエスカレーターがある。
改札外には待合スペースが確保されている。
新幹線改札口の近くにもセブンイレブンがあり、こちらは「ハートイン」「おみやげ街道」名義で営業している。
お土産の販売を行う「おみやげ街道」。
改札外とは別に、改札内にも通常のセブンイレブンと一体化した店舗がある。
みなと口からみゆき口へ通じる南北自由通路。
高架化以前は厚狭駅と同様、狭い跨線橋を行き来する必要があり、不便だった。
ハートインの斜向かいには、宣伝や展示物を設置できるミニスペースがある。
みゆき口付近から在来線改札口を眺める。
自動券売機は3基あり、うち1基は定期券・ICOCA定期券の購入が可能なタイプになっている。
新幹線や中長距離移動を伴うきっぷは、新幹線口に設けられたみどりの券売機・券売機プラスで。
高架化後も長らくICOCAに対応していない状況が続いたが、2022年3月のダイヤ改正でついに実現。
翌年の2023年4月には下関まで延伸し、山口県内の山陽本線におけるICOCA空白地帯は解消された。
ICOCAの延伸に合わせ、フルスペック型の自動改札機が投入された。
改札内から見た改札口。隣に乗り越し精算機が備え付けられている。
改札内に入ると、在来線・新幹線それぞれの通路と分岐する。
同じく新幹線が停まる新山口駅と異なり、徳山駅在来線は3線しかないため、ホームもシンプル。
改札を通って右手に、1番のりば(柳井・岩国方面)へ向かう階段・トイレがある。
3・4番のりば(防府・新山口・岩徳線)の奥は新幹線連絡通路と接続している。
在来線と新幹線の乗り継ぎが地上駅時代以上にスムーズになった。
3番のりばから、防府・新山口方面を眺める。2面3線の単式+島式ホーム。
1番線と2番線の間に線路があり、一部の列車がココで待避を行うとのこと。
こちらは柳井・岩国方面。階段がある所だけ嵩上げされている。
岩徳線の列車は、3番のりばの真ん中付近から発車する。乗車位置にご注意を。
昔は長距離特急の停車駅だったこともあり、ホームが異様に長く作られている。
心ないイコ駅長「勿体ないですね。在来線駅舎工事の際に短くすれば良かったのに」
高架化以前は4番のりばの南側にも単式ホームが設けられていたが、廃止されて現存しない。
旧・ホームを含め、新幹線寄りの場所に大量の留置線が敷かれている。
駅の近所
みゆき口近くにある徳山銀座通り(商店街)。
昔ほどの勢いで無いにしろ、夜になると居酒屋等で大きく賑わう。
みなと口から徒歩数分で、旧・徳山市内にある離島及び、対岸の大分県国東市へ向かうフェリーへ向える。
山口県内における周南コンビナート(瀬戸内工業地帯)が形成された工業都市であり、みなと口側に形成された徳山・下松港を中心に重工業が密集している。取り分け夜になると工場からネオンライトを輝かせるため、一種の夜景スポットとしても定評がある。戦後、みゆき口側を中心に駅ビルを筆頭とした商店街が軒を連ね、徳山における経済の中心を担ってきた。現在でも駅前商店街を中心に居酒屋やスナック・ホテル等が建ち並ぶものの、郊外型商業施設の台頭で全盛期ほどの活力は薄れている。
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