宮島航路(JR西日本宮島フェリー)
作成 2025年5月10日
宮島航路(みやじまこうろ)は、広島県廿日市市にある宮島口フェリーのりばを起点に、瀬戸内海をフェリーで経由して、離島・厳島に位置する宮島桟橋に至る、JR西日本宮島フェリーが運航する鉄道連絡船。広島電鉄グループの宮島松大汽船と競合関係にあり、世界遺産・厳島神社を含めた観光客の輸送を主体としつつ、廿日市市と合併する前の旧・宮島町内に住む島民の生活の足として幅広く利用されている。
フェリーのりば一覧
おねだん
乗船にはQR乗船券のほか、ICOCAなどの交通系ICカードにも対応している。広電と競合関係にあるため、かつては広電系のPASPYでも乗船することが出来た。2023年10月1日より、廿日市市の条例に基づき、宮島訪問税が新設され、一回乗船するごとに別途100円納付する必要がある(これに合わせて運賃改定・JR連絡運輸廃止が行われている)。
宮島航路あれこれ
ななうら丸
みせん丸
JR西日本宮島フェリーが保有するフェリーは3隻あり、基本的にはそれぞれローテーションを組んで宮島口と宮島桟橋の間を行き来する。どのフェリーも自動車運搬に対応している。
江戸時代から廿日市などから厳島へ向かう渡船が運行されていたが、当時は今と違って島民が行き来する程度の需要だった。1897年に旧・山陽鉄道会社による宮島口への鉄道延伸に合わせ、広島の実業家・早速勝三が赤崎海岸に桟橋を設置し、宮島航路を開設。その後、地元有志が共同で事業を継承し、1902年に宮島渡航会社を設立。翌年の1903年に旧・山陽鉄道会社(その後の国鉄→JR西日本)が航路を継承している。
接続する他の路線
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