E2A中国道 下り行き(佐用JCT~北房JCT)

訪問 2021年11月15日
作成 2022年7月1日

走行記録

佐用JCT~佐用IC(一日平均利用台数:約13,000台)


拝啓、E2A中国道


佐用IC 500m
佐用JCTと佐用インターの間は、約1km程度の距離。
濃霧で見えづらいが、この付近はカーブがかなりドキツい。


[11]佐用IC 佐用町のほか、美作市大原地区・赤穂市方面はコチラへ。


高速道路リニューアルプロジェクト for 中国道(中国支社管内)
訪問時は佐用インターより西側でも工事が行われていた。

[11] 佐用IC

佐用IC~作東IC(一日平均利用台数:約11,000台)


関連リンク:高速道路リニューアルプロジェクト(西日本高速道路)
※大規模工事が実施されている箇所の詳細を確認できます。


ここから中国支社管内(関西支社管内ここまで)
佐用インター自体は関西支社の所轄。この先、下関インターまでは中国支社が中国道を管轄する。


拝啓、E2A中国道


作東IC 11km 美作IC 20km 広島 257km


訪問時は佐用インター先で、橋梁の床版取り替え工事が行われていた。
吹田⇔宝塚のリニューアルと異なり、こちらは多数の線区で強制対面通行を行っている。


吹田JCTと中国池田インター間の全面通行止めは、中国道そのものが片側2車線しかない上、対面通行で運用すると強烈に渋滞が生じるのは避けられない。しかし、その両脇に大阪中央環状線が並走しているため、そちらに迂回すれば問題は回避できることから、敢えて短期間の「通行止め⇔条件付き解除」というアラワザが使える。

それ以外の線区、特に神戸JCTよりも西側では大阪都心特有の大混雑が発生するほどの交通量でもなく、必要に応じて山陽道へ迂回することが可能。そのため、全面通行止めとはせず、工事期間中のみ対面通行でやり過ごす程度で十分なのだ。


この先カーブ多し 速度注意


標識の宣告通り、えげつない急カーブが楢原PA近くまで連続している。


上月PA 3.5km 楢原PA 14km


登坂車線
県境まではコンスタントに登坂車線を確保している。大型車・低速気味のクルマには有り難い。


登坂車線ここまで


上月PA 1km


橋梁の付け替えが完了した物件があり、そこだけ道路施設が真新しい。


上月PA チェーン着脱場
兵庫県では最後の休憩施設。この先、「PAに売店」というのは指で数える程度。

上月PA(下り行き)


上月地区の中国道も捻くれた急カーブがそれなりに目立つ。


車間距離確認区間(設計速度80キロ)


兵庫県播磨地方と、岡山県美作地方の境目となる杉坂峠が間近に迫る。
といっても、普段から山の中を通る中国道にしたら、大した変化がないように見える。


登坂車線 作東IC 2km
実はこの登坂車線を過ぎると、千代田JCTの先まで当該車線が出現しない
これは計画段階からそのように設計されており、最初から交通量が少ないことを認めたようなものである。


杉坂トンネルの寸前で登坂車線が消えてしまう。
ココは思い切って、隣の岡山県側まで片側3車線確保……する必要ないか。


登坂車線ここまで 杉坂トンネル(長さ:520メートル)
杉坂峠をトンネルで通過する。この道中で隣の岡山県へ。
次にトンネルが出てくるのは、真庭市にある北房TN。そこまで約60km近く離れている。


この先急カーブ(R=400m)
岡山県美作市(みまさか-し)

トンネルの途中で隣の岡山県美作市へ。


作東IC 1km


カーブ多し 速度に注意
杉坂峠の岡山県側は、兵庫県側以上に半径の厳しい急カーブが連発している。


作東IC 500m


[11-1]作東(さくとう)IC


[11-1]作東(さくとう)IC 美作市作東地区はコチラへ。

[11-1] 作東IC

作東IC~美作IC(一日平均利用台数:約11,000台)


訪問時は橋梁の床版付け替え工事の真っ只中。後は舗装すれば完了といった具合だった。


楢原PA 3km 勝央SA 12km


美作IC 7km 勝央JCT 9km 広島 244km
美作岡山道と接続する勝央JCTが迫るが、美岡道経由で向える岡山・山陽道方面の距離案内は無視。


広域情報表示板


作東バスストップ


作東バスストップ
大阪方面とJR津山駅との間を結ぶ路線バス(神姫・JR)が停車する。


この先急カーブ


速度注意(最大傾斜4.5%)
楢原PAまでは厳しいカーブと急傾斜な坂道が連続する。


楢原PA 1km ハイウェイラジオ美作


標識通り、見通しの悪い山間部を連続クランクで切り抜ける。


楢原(ならはら)PA
中国支社管内の中国道では最初の「トイレ休憩」専用PA。

楢原PA(下り行き)


美作IC 2km


楢原PAを過ぎると、美作地域の丘陵地を延々と走る。
峠越えならではのカーブもしばらく休戦状態となり、快適に通行可能。


美作IC 1km


道路情報板(美作岡山道路 / 岡山県)
なぜか美作インター出口500m標識が、岡山県設置の道路表示板になっていた。


[12]美作(みまさか)IC


[12]美作(みまさか)IC 美作市街・赤磐市方面はコチラから。

[12] 美作IC

美作IC~勝央JCT(一日平均利用台数:約11,000台)


勝央JCT 2km
美作インターと勝央JCTとの距離は2km程度。


拝啓、E2A中国道


勝央JCT 1km


勝央JCT 600m


道路情報板(岡山県・NEXCO西日本)
美作岡山道の道路表示板は、NEXCO線特有のデザインと異なる。もちろん、中国道と連動していない。


[12-1]勝央(しょうおう)JCT


[12-1]勝央(しょうおう)JCT
美作岡山道と接続する。勝央町・湯郷温泉・赤磐市方面はコチラへ。

乗り換え:美作岡山道路
国道と主要道の組み合わせで整備される、岡山東部と美作地域の連絡に最適な地域高規格道路。

<<[美作岡山道路] 湯郷温泉方面

[12-1] 勝央JCT

勝央JCT~津山IC(一日平均利用台数:約11,000台)


岡山県勝田郡勝央町(かつたぐん-しょうおうちょう)
勝央JCTの一部分は、美作市にも跨いでいる。
町内に工業団地があるためか、他の美作市と合併せずに独立町政を続けている。


勝央SA 2km


津山IC 7km 院庄IC 18km 広島 233km


勝間田バスストップ


勝間田バスストップ
JR津山駅へ向かう高速バスが停車。
並行するJR姫新線が役に立たないため、実質的にこのバス停が勝央町の駅として機能する。


勝央SA 500m


勝央(しょうおう)SA
勝央町の工業団地そばに立地するサービスエリア。
この先の中国道は、マトモなSAの要素を兼ね持つ施設は限られる。


岡山県津山市(つやま-し)


車間距離確認区間(設計速度80キロ)


津山IC 2km


道路をきれいに あき缶・ゴミ等はくずかごへ
……ガラの悪いドライバーの醜い姿が描かれている。


津山IC 1km


[E2A中国道] 吹田JCTから150km
播磨地域で険しい峠越えこそあったが、ココまでは比較的余裕。


津山IC 500m


[13]津山IC


[13]津山IC
津山市街(津山城・衆楽園など)のほか、岡山市北区建部方面はコチラから。
西日本高速道路中国支社・津山高速道路事務所を併設している。


B'zロード
稲葉浩志さんは岡山県津山市出身(津山・院庄インター)。
松本孝弘さんは大阪府豊中市出身(中国豊中インター)。
つまり、B'z結成前から「中国道」で接点があったのだ?

[13] 津山IC

津山IC~院庄IC(一日平均利用台数:約11,000台)


加茂川(橋の長さ:210メートル)
1級河川・吉井川の支流。津山市中心街は、吉野川を周辺に街並みが形成されている。


拝啓、E2A中国道
ココでJR因美線と立体交差。名指しで「多様な交通の在り方」を宣告されており、事実上の戦力外通告。
美作地域の鉄道網は殆ど役割を終えつつの状態で、津山~岡山以外は軒並み廃止になる公算が高まっている。


国道53号が津山市中心街を吉井川に沿う形で整備されているのに対し、中国道は北側に旋回。


院庄IC 8km 落合JCT 22km 広島 225km


下り坂 速度注意(最大傾斜5.0%)


二宮PA 5km 美作追分PA 20km


津山市中心街の街並みが見えるが、周辺が住宅街なども重なってスムーズにそこへ到達できないのが難点。
やや郊外に位置する津山インターか、院庄インターから適度にアクセスするしか。


津山北バスストップ


津山北バスストップ
阪神地域と津山を結んでいた路線バスは、手前の津山インターで入退場。
そのため、津山インターより西側は、米子・松江方面の路線バスに限定される。


車間距離確認区間(設計速度80キロ)


二宮PA 1km


二宮PA
津山市内にある休憩施設だが、中身はトイレ休憩程度。しかも駐車場狭いし。

二宮PA(下り行き)


院庄IC 1km


院庄IC 500m


[14]院庄(いんのしょう)IC


[14]院庄(いんのしょう)IC
津山市院庄地区のほか、倉吉方面はコチラから。

[14] 院庄IC

院庄IC~落合JCT(一日平均利用台数:約12,000台)


拝啓、E2A中国道


院庄インターを過ぎると津山市街から離れ、再び、美作地域の長閑な盆地が広がる。


落合JCT 12km
[E73米子道] 米子 83km
[E73岡山道] 岡山 81km
広島 215km

米子道・岡山道が近づくため、それぞれの主要地までの距離が別途出現する。


吉井川(橋の長さ:200メートル)
鳥取県との境目付近に源流がある、岡山を代表する巨大河川。
上流に苫田ダムがあるほか、下流には例の新幹線・山陽本線撮影スポットがあることで知られる。


可変式速度標示板が随所に設けられている。一部では豪雪に配慮。


盆地の平地区間を活用して、盛土が続く。
ココだけ見ると、急カーブパラダイスの中国道とは思えない。


久米バスストップ


久米バスストップ
前述の通り、高速バスの需要があるのは手前の津山インターまでで、ココは一部の長距離バスが停まる程度。


JR姫新線(戦力外確実)
佐用インターから新見インターまでの間に並行するJR線。
だが、ココも先程の因美線同様、名指しで「多様な交通」を理由に戦力外通告を受けている。


JR線はもはや風前の灯火なのに対し、中国道は米子・岡山方面への利用客が相応にいる。
こうした田舎では、残念ながら「風情あふれる鉄道」は通用しないのが実情。


美作追分PA 3km 真庭PA 14km


落合JCT 2km


美作追分PA 1km


美作追分PA 500m先
(直進) 広島 / (E73岡山道) 大山 蒜山 湯原温泉


美作追分PAを過ぎた先に、米子道と接続するという案内板。
ココでは、米子道沿線の観光地(蒜山・湯原温泉など)を紹介している。


岡山県真庭市(まにわ-し)


美作追分(みまさか-おいわけ)PA


美作追分(みまさか-おいわけ)PA / 落合JCT 1km
米子道分岐の寸前にある休憩施設。と言っても、中身はトイレ休憩程度。

美作追分PA(下り行き)


落合JCT 800m


[15]落合JCT


[15]落合JCT ここから中国横断道重複
米子道と接続し、少し先にある北房JCTまで中国横断道と重複する。
真庭市久世地区・湯原温泉・蒜山高原・米子・松江方面はコチラへ。

乗り換え:[E73] 米子道E9山陰道接続)
岡山県側は、起点から県境まで真庭市内で完結する。まさに「平成の大合併の悲劇」。

[E73米子道] 米子方面>>

[15] 落合JCT

落合JCT~落合IC(一日平均利用数:約13,000台)


拝啓、E2A中国道


落合IC 5km
北房JCT 14km
[E73岡山道] 岡山 67km
広島 200km


落合IC 2km


真庭PA 4km 大佐SIC・SA 29km


落合IC 1km


落合IC 500m


[16]落合IC


[16]落合IC 真庭市(落合地区・久世地区)はコチラへ。

[16] 落合IC

落合IC~北房JCT(一日平均利用数:約13,000台)


拝啓、E2A中国道


真庭PA 1km


車間距離確認区間(設計速度80キロ)
確認基点の標識だけ、なぜか旧タイプが残されていた。


真庭PA 米子道と岡山道の乗り継ぎ区間に存在するパーキングエリア。

真庭PA(下り行き)


真庭PAは上下線で100m程度離れており、下りを過ぎるとその先でチラッと確認可能。


北房JCTまでは岡山道への乗り継ぎ(津山・米子方面⇔岡山・倉敷都市圏)を理由に、一定数の交通量がある。


北房IC 8km 新見IC 35km 広島 192km
北房JCT・大佐スマートインターの案内、無視かよ。


谷間を縫うように中国道が作られており、意図して遠回りしている印象が拭えない。
隣には中国道に並行する備中川・国道313号が通っており、そこを軸に集落が広がる。


この先急カーブ(R=400m)


すかさず右にクランク(R=350m)。ココはトンネルか切り通しにするべきでしょう(一般論)


北房JCT 2km


直ぐさま大きく左へカーブ。岡山道へ向かう場合、酷いクランクが連発する中国道とのお付き合いも、もうまもなく終わる。


北房JCT 1km


北房JCT 500m


[17]北房JCT
ド田舎に美しき立体高架橋が唐突に現れる。
米子道を含めた中国横断道との重複区間は、ココで終わり。


[17]北房JCT 中国横断道重複ここまで
山陽道方面(岡山市街・倉敷・四国など)はコチラへ。

<<[E73岡山道] 岡山・E2山陽道方面


北房IC 2km
岡山道との立体交差の道中で、北房インター残り2kmを切る。岡山道のりかえランプ、結構ダイナミックだ。


岡山道→中国道下りの車線と合流する。

乗り換え:[E73] 岡山道E2山陽道・他社線接続)
吉備高原を突っ切って岡山・倉敷都市圏へ向かう高速道路。四国島への最短経路にもなっている。

[17] 北房JCT

<<[E2A中国道] 大阪方面 [E2A] 中国道 [E2A中国道] 北房JCT~三次東JCT・IC>>

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