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福岡県の主要地方道(1号~50号)
距離はr28まで確認済み
作成 2020年5月9日
完結 2021年4月5日
【ショートカット】
1-10
福岡県道1号豊前万田線
豊前万田線(撮影場所:築上郡上毛町八ツ並)
- 起点:福岡県豊前市四郎丸(国道10号椎田道路 / 四郎丸交差点)
- 終点:福岡県築上郡上毛町垂水(県境・山国川)
- 接続する隣県:大分県
- 実延長距離:1,272m(単独区間の距離。国道10号重複区間まで含めると、7,843m)
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道豊前万田線)
- 走行難易度:★★
- 解説:起点は豊前市にある椎田道路のアクセス道路・四郎丸交差点だが、大部分が国道10号豊前バイパスの整備に転換されたため、現存しているのはその「取りこぼし」部分である八ツ並交差点~山国川の県境部分のみとなる。
元々、主要道「1」という番号は、福岡日田線と呼ばれる路線に使われていたが、1977年に国道386号に昇格したことから、一時的に空番になっていたモノを今の豊前万田線に割り当てる形で主要道に格上げしたもの。ちなみに、福岡日田線自体は一般県道に降格しつつ、現存している。
福岡県道2号豊前本耶馬渓線
豊前本耶馬渓線(撮影場所:豊前市下河内)
- 起点:福岡県豊前市下河内(福岡県道32号犀川豊前線 / 下河内交差点)
- 終点:福岡県豊前市上川底
- 接続する隣県:大分県
- 実延長距離:
(現道)7,679m
(新道)1,517m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道線)
- 走行難易度:★★★
- 解説:豊前市の下河内地区と上川底地区を結ぶ路線。路線名とは裏腹に、県境を跨いで反対側の大分県側には抜けられない行き止まり路線。Google空中写真では県境付近まで工事をしている様子も窺えるが、大分県側との連携を考えているかは不明。現状では、豊前市の山間部における生活道路という印象でしかない。
福岡県道3号大牟田植木線
大牟田植木線(撮影場所:大牟田市)
- 起点:福岡県大牟田市築町(国道208号 / 築町交差点)
- 終点:福岡県大牟田市大字教楽来(県境)
- 接続する隣県:熊本県
- 実延長距離:
(現道)7,439m
(新道)398m
- 路線認定日:1959年(福岡県告示・大牟田植木線)→1982年(建設省告示・主要道格上げ)
- 走行難易度:★
- 解説:大牟田市と熊本市北区(植木地区)を結ぶ主要道。大牟田市役所の近くにある築町が起点で、最初のうちは大牟田市中心部ならではの片側2車線。末広町交差点から片側1車線となり、市街地から離れて森林地帯に入り、県境となる諏訪川の中間点で隣の熊本県に入る。
元々、主要道「3」という番号は、八女小国線と呼ばれる路線に使われていたが、1982年に国道442号に昇格したことから、当時は一般県道扱いだった福岡r121大牟田植木線を主要道にアップグレードした物件となっている。
福岡県道4号玉名八女線
玉名八女線(撮影場所:八女市立花町白木)
- 起点:福岡県八女市立花町白木(県境・矢部谷峠)
- 終点:福岡県八女市本村(国道3号 / 本村北交差点)
- 接続する隣県:熊本県
- 実延長距離:14,925m
- 路線認定日:1954年(建設省告示・主要道福島玉名線)→1993年5月11日(建設省告示・主要道玉名八女線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:熊本県玉名市を起点に、県境に位置する矢部谷峠を越えて、福岡県八女市に至る主要地方道。峠の前後はかなりの狭隘道路になっていることから、普段はココを行き来する機会は無いと考えた方がよい。福岡県側は峠の麓からは一部で道幅が狭いものの片側1車線で整備されており、生活道路としての役割を担う。難所となる峠にトンネルを掘って欲しいという看板がチラホラ。
福岡県道5号大牟田南関線
大牟田南関線(撮影場所:大牟田市)
- 起点:福岡県大牟田市東新町1丁目(国道208号 / 東新町交差点)
- 終点:福岡県大牟田市大字今山(県境・八角目峠)
- 接続する隣県:熊本県
- 実延長距離:5,381m
- 路線認定日:1954年(建設省告示・主要道大牟田山鹿線)→1982年(建設省告示・主要道大牟田南関線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:大牟田市の東新町交差点からしばらくは片側2車線だが、途中で片側1車線に絞られていき、メッチャ狭い裏路地に入った所で小高い八角目峠を目指すというもの。熊本県側から入ると、急カーブの途中で大牟田の街中が一気に視界に入ってくる。三池公園が峠までの坂道にあるため、ウォーキングを楽しむ人がそこそこいる。
現在の主要道「5」は、隣県の南関町止まりになっているが、以前は山鹿市まで指定されていた。1982年に南関町~山鹿市までの区間が国道443号にアップグレードしたため、実質的に距離が短縮している。
福岡県道6号玉名立花線
玉名立花線(撮影場所:八女市立花町上辺春)
- 起点:福岡県八女市立花町上辺春(県境)
- 終点:福岡県八女市立花町上辺春(国道3号交差点)
- 接続する隣県:熊本県
- 実延長距離:648m
- 路線認定日:1959年(福岡県告示)→1983年(福岡県告示・主要道格上げ)→1993年(建設省告示・主要道玉名立花線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:熊本県玉名市と福岡県八女市(旧・立花町)を結ぶ主要道。西側に終点が同じ八女市のr4があるが、こちらは別の主要道だった柳川南関線(r6)が国道443号にアップグレードしたことによる番号余りを、一般県道扱いだった玉名立花線に指定する形で主要道に鞍替えしたモノになっている。
国道3号の小栗峠近くから福岡県区間のr6が始まるが、県境までの距離は約650m程度しかなく、実質、オール熊本県道と考えた方がよい。たった650m程度ながらも、終始、1.5~1.2車線程度の狭隘道路。
福岡県道7号筑紫野インター線
筑紫野インター線(撮影場所:筑紫野市武蔵4丁目)
- 起点:福岡県筑紫野市古賀(E3九州道・筑紫野IC)
- 終点:福岡県筑紫野市二日市中央2丁目(福岡県道112号福岡日田線 / 二日市八幡宮前交差点)
- 実延長距離:2,968m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・一般県道舟木二日市線→主要道筑紫野インター線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:E3九州道の筑紫野インターを起点に、福岡筑紫野線(5号線)を一部重複走行して、二日市地区に至る主要道。いわゆる「5号線」を境に道路の景観がガラリと変わり、前半パートは文字通りE3九州道へのアクセス道路、後半パートは道幅が狭い二日市温泉街を通る。福岡県道で「○○インター線」という名前が付くのは、2020年現在ではココだけ。
元々は一般県道だった福岡県道579号舟木二日市線を、筑紫野インターの増設・誘致に伴って主要道に格上げした路線。そのため、筑紫野インターへのアクセス道路とは別に、本来存在していた舟木二日市線の旧道が並走している(旧道は市道に降格済み)。ちなみに、昔の主要道7号は、現在の国道501号に相当する「大牟田熊本宇土線」にあたる。
福岡県道8号馬田頓田線
馬田頓田線(撮影場所:朝倉市馬田)
- 起点:福岡県朝倉市馬田(国道322号・国道500号 / 東田交差点)
- 終点:福岡県朝倉市頓田(国道386号・朝倉市道 / 古賀茶屋交差点)
- 実延長距離:3,157m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道馬田頓田線)
- 走行難易度:★
-
解説:朝倉市の旧・甘木市街において、西寄りの馬田地区にある東田交差点と、東寄りにある古賀茶屋交差点とを結ぶ主要道。元々は一般県道だった福岡県道591号東田頓田線を、名称変更と主要道に格上げしたもの。周辺はE34大分道・甘木インターをはじめとして、典型的な郊外型ロードサイド店舗が軒を連ねる。
福岡県道9号室木下有木若宮線
室木下有木若宮線(撮影場所:宮若市芹田)
- 起点:福岡県鞍手郡鞍手町室木(福岡県道55号宮田遠賀線)
- 終点:福岡県宮若市沼口(福岡県道30号飯塚福間線 / 沼口交差点)
- 実延長距離:
(現道+旧道)8,869m
(新道)327m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道室木下有木若宮線)
- 走行難易度:★
-
解説:宮若市の旧・若宮町と宮田町を結ぶ主要道。一般県道からの格上げ路線で、沿線にはトヨタ自動車九州をはじめとした自動車産業の工場が多数立地している。E3九州道との接続も兼ねて、多くは工場へ向かう貨物車などが中心。これとは別に、宮若市四郎丸地区を通る旧道も県道に指定されているが、ごく一部の地域で福岡県と住民との間で所有権を巡る係争が続いている。
福岡県道10号南関大牟田北線
南関大牟田北線(撮影場所:大牟田市橘)
- 起点:福岡県大牟田市四箇新町2丁目(県境)
- 終点:福岡県大牟田市昭和開(有明沿岸道・大牟田北IC)
- 接続する隣県:熊本県
- 実延長距離:10,379m
- 路線認定日:1959年(福岡県告示・一般県道南関田隈線)→1993年(建設省告示・主要道南関大牟田北線)
- 走行難易度:★
-
解説:熊本県南関町と福岡県大牟田市を結ぶ主要道。福岡県民の視点から見ると、九州新幹線・E3九州道へ向かう道路という印象であり、新大牟田駅から終点の有明沿岸道入口直前までは、片側2車線で整備されたバイパス道路になっている。県境の近くに道の駅おおむたがある。
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11-20
福岡県道11号有毛引野線
有毛引野線(撮影場所:八幡西区陣原)
- 起点:北九州市若松区有毛(国道495号 / 有毛交差点)
- 終点:北九州市八幡西区引野2丁目(国道200号・国道211号 / 都市高速黒崎入口交差点)
- 実延長距離:11,282m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道有毛引野線)
- 走行難易度:★★
-
解説:若松区の響灘寄りにある有毛地区から南下し、北九州高速・黒崎ランプの近くに至る路線。序盤は自然が残る片側1車線の生活道路だが、稲国交差点以南は片側2車線で整備され、引野口に近づくにつれて郊外ならではのロードサイド店舗が充実する。
元々は旧・有毛折尾線と旧・引野穴生線を統合した上で主要地方道に格上げしたもの。2024年8月現在でも、起点の若松区有毛地区を中心に、昇格前の県道標識が数枚程度残されている。また、主要地方道・有毛引野線に使われる路線番号「11」は、1993年3月末まで使われていた旧・鳥栖甘木線(現在の国道500号)を再利用している。
福岡県道12号前原富士線
前原富士線(撮影場所:糸島市白糸・県境部)
- 起点:福岡県糸島市前原西3丁目(国道202号旧道 / 糸島農業高校入口交差点)
- 終点:福岡県糸島市白糸(県境)
- 実延長距離:15,576m
- 別称・道路愛称:みなにこ通り
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道前原富士線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:糸島市の旧・前原地区の中心街を起点とし、JR筑肥線・国道202号今宿バイパスを経由した後、県境に接する長野峠に至る主要道。観光名所の白糸の滝までは道路整備が十分に行き渡っているが、その先の県境までは典型的な狭隘ワインディングが連発する。長野峠をトンネルで結ぶ立て看板があるものの、実現には至らず。
福岡県道13号黒木鹿北線
黒木鹿北線(撮影場所:八女市黒木町木屋)
- 起点:福岡県八女市黒木町大淵(国道442号)
- 終点:福岡県八女市黒木町大淵(県境)
- 接続する隣県:熊本県
- 実延長距離:3,844m
- 路線認定日:1959年(福岡県告示・一般県道大淵鹿北線)→1982年(建設省告示・主要道黒木鹿北線)→1993年(建設省告示・主要道黒木鹿北線)
- 走行難易度:★★
-
解説:八女市黒木町から峠を越えて、熊本県山鹿市(旧・鹿北町)に至る主要道。かつての福岡県区間は、未整備箇所が多く、まともに走れる路線では無かったが、段階的に改良を進めた結果、現在の片側1車線道路に。典型的な山間部道路で所々に急カーブこそあるものの、県境まではそこまでハードルは高くない。県境には玉名八女線でも見られた石碑がある。
整理番号「13」は、1982年までは現在の国道444号に相当する大川鹿島線に使われていたため、当時の福岡県道125号大淵鹿北線を主要道に格上げする形で現在に至る。
福岡県道14号鳥栖朝倉線
鳥栖朝倉線(撮影場所:三井郡大刀洗町冨多)
- 起点:福岡県小郡市福童(県境)
- 終点:福岡県朝倉市山田(国道386号 / 恵蘇宿交差点)
- 接続する隣県:佐賀県
- 主な通過点:三井郡大刀洗町
- 実延長距離:21,701m
- 路線認定日:1982年(福岡県告示・主要道鳥栖朝倉線)→1993年(建設省告示・主要道鳥栖朝倉線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:佐賀県鳥栖市と福岡県朝倉市を結ぶ主要道。大刀洗町から終点の朝倉市までは異様に道幅が狭い路地裏区間がある。例の朝倉三連水車は、この道路沿い。
整理番号「14」は、1975年までは現在の国道385号に相当する福岡那珂川神埼線に使われており、1982年に建設省・福岡県告示で、当時の福岡県道135号菱野鳥栖停車場線を主要道に格上げ・路線名を変更する形で今に至る。
福岡県道15号佐賀八女線
佐賀八女線(撮影場所:久留米市三潴町清松)
- 起点:福岡県久留米市城島町城島(県境・六五郎橋)
- 終点:福岡県八女市本町(福岡県道96号八女瀬高線 / 下福島交差点)
- 接続する隣県:佐賀県
- 主な通過点:筑後市
- 実延長距離:13,543m
- 別称・道路愛称:城島線
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道佐賀八女線)
- 走行難易度:★
-
解説:佐賀市と福岡県八女市を結ぶ主要道。福岡県区間は県境となる筑後川・六五郎橋の中間点が起点。終始、筑後平野を斜め東西に結ぶ路線であり、八女・筑後と佐賀都市圏の最短ルートとして活用される。
福岡県道16号吉富本耶馬渓線
吉富本耶馬渓線(撮影場所:上毛町原井)
- 起点:福岡県築上郡吉富町広津(福岡県道113号中津豊前線 / 広津交差点)
- 終点:福岡県築上郡築上町原井(県境・山国川)
- 接続する隣県:大分県
- 実延長距離:12,430m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道吉富本耶馬渓線)
- 走行難易度:★★
-
解説:吉富町の中心地を起点に、概ね、山国川の西岸を終点まで走る路線。築上町の一部で国道10号バイパスの整備に伴う迷走区間や民家による幅員減少区間があるものの、概ね、快走路となっている。最後の最後で山国川を渡り、隣の大分県に入るが、大分県側の距離は山国川~国道212号の僅か30m程度しかないため、実質、福岡県ONLYの路線。
整理番号「16」は1977年までは、現在の国道385号にあたる「柳川神埼線」に割り当てられていた。国道昇格で一旦、「16」が消滅するが、1983年に一般県道だった洞門吉富線を主要道に格上げする形で、現在に至る。
福岡県道17号久留米基山筑紫野線
久留米基山筑紫野線(撮影場所:久留米市旭町・久留米大学病院前)
- 起点:福岡県久留米市中央町(福岡県道46号久留米停車場線・久留米市役所西交差点)
- 終点:福岡県筑紫野市武蔵5丁目(福岡県道7号筑紫野インター線・福岡県道31号福岡筑紫野線 / 武蔵交差点)
- 接続する隣県:佐賀県
- 主な通過点:佐賀県鳥栖市・佐賀県三養基郡基山町
- 実延長距離:8,263m
- 別称・道路愛称:医大通り・鳥栖筑紫野道路・5号線
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道久留米基山筑紫野線)
- 走行難易度:★★
-
解説:久留米市と筑紫野市を結ぶ路線で、起点の久留米医大周辺で片側1車線が残る他は、殆どが片側2車線。途中で佐賀県鳥栖市・基山町を跨ぐものの、経済圏が福岡・久留米に挟まれている関係からか、あまり県境を通過している意識はない。「鳥栖筑紫野道路」という異名を持つが、同路線がかつては有料道路だったことの名残。
福岡県道18号大牟田川副線
大牟田川副線(撮影場所:柳川市田脇)
- 起点:福岡県大牟田市大正町3丁目(国道389号 / 大正町3丁目交差点)
- 終点:福岡県大川市大野島(県境・早津江橋)
- 接続する隣県:佐賀県
- 主な通過点:みやま市・柳川市
- 実延長距離:
(現道)30,445m
(新道)7,798m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道大牟田川副線)
- 走行難易度:★★★★
-
解説:概ね、有明海沿いを通る主要道。並行する国道208号(有明沿岸道)と異なり、こちらは海沿いに近い所を通る。序盤と終盤こそ、片側2~1車線と快速だが、中間部の柳川市内が狭隘道路となっており、一筆書き走行は困難に近い。柳川市中心部は北原白秋生家や柳川川下りといった観光地を通る。
福岡県道19号諸富西島線
諸富西島線(撮影場所:福岡県大川市道海島・佐賀県神埼市千代田町崎村)
- 起点:福岡県大川市道海島(県境)
- 終点:福岡県久留米市城島町下田(県境)
- 接続する隣県:佐賀県
※本来の道路における起点・終点は、いずれも佐賀県側にあり、途中で福岡県境を何度か潜る。
- 実延長距離:
(現道)3,757m
(新道)1,272m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道諸富西島線)
- 走行難易度:★★★
- 解説:筑後川の北岸を通る主要道で、起点・終点ともに佐賀県側に位置することから、本来は佐賀県道。しかし、途中で福岡県区間を何度も通過するため、あたかも佐賀と福岡を彷徨っている感覚を受ける。県境付近は道幅が狭いが、県境から離れると片側1車線の対面通行に戻る。
複雑な県境を跨ぐのは、かつてはその場所に筑後川が流れており、流路改良後に旧・肥前国と旧・筑後国の国境を定めたため。似たような県境を跨ぐ路線が、久留米市(みやき町)・大川市大野島(佐賀市大詫間)にも存在する。
福岡県道20号佐賀大川線
佐賀大川線(撮影場所:福岡県大川市道海島)
- 起点:福岡県大川市道海島(県境)
- 終点:福岡県大川市鐘ヶ江(福岡県道47号久留米城島大川線・福岡県道99号大川大木線 / 鐘ヶ江交差点)
- 接続する隣県:佐賀県
- 実延長距離:
(現道)508m
(新道)894m
- 路線認定日:1983年(福岡県告示・主要道格上げ)→1993年(建設省告示・主要道佐賀大川線)
- 走行難易度:★
-
解説:筑後川の流域変更に伴って飛び地となっている、筑後川北岸の大川市道海島地区を縦断し、筑後川を渡って鐘ヶ江地区に至る路線。道海島地区には家具工場を含め、一定の集落が形成されている。佐賀城・佐賀県庁へダイレクトにアクセス出来るため、国道208号の迂回路としても活用される。
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21-30
福岡県道21号福岡直方線
福岡直方線(撮影場所:久山町久原)
福岡直方線(旧道・脇田温泉街)
- 起点:福岡市博多区千代(福岡県道607号福岡篠栗線 / 千代交差点)
- 終点:福岡県直方市新町1丁目(国道200号・福岡県道22号田川直方線 / 勘六橋西交差点)
- 主な通過点:糟屋郡久山町・宮若市
- 実延長距離:
(福岡県・現道)37,996m
(福岡県・新道)3,440m
(福岡市)7,077m
- 別称・道路愛称:パピヨン通り・箱崎新道・犬鳴峠
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道福岡直方線)
- 走行難易度:★★★
- 解説:福岡市博多区と直方市を結ぶ主要道。だが、ダイレクトに結べる路線ではなく、線区単位で異なる表情を見せつける。
序盤の福岡市区間は県庁・九大病院の裏通りを通るために道幅が狭く、東区馬出5丁目~九大正面入口交差点までは一方通行になっていることから、福岡→直方の一筆書きが出来ない。また、福岡市内は意外と迷走区間が多いのも特徴。糟屋郡~宮若市にかけては、福岡市のような路地裏ではなく、名実ともに幹線道路としての役割が強いものの、途中の犬鳴峠は全国区になるほどの心霊スポット(余計なお世話)。宮若市~直方市にかけては、新設のバイパス道路建設で移動時間が短縮されている。
福岡県道22号田川直方線
田川直方線・バイパス道路(撮影場所:田川市糒)
- 起点:
(現道)福岡県田川市伊田(国道322号・福岡県道455号今任原伊田線 / 伊田大橋交差点)
(バイパス)福岡県田川市糒(国道201号 / バイパス入口交差点)
- 終点:
(現道)福岡県直方市新町1丁目(福岡県道21号福岡直方線 / 勘六橋西交差点)
(バイパス)福岡県直方市頓野(国道200号 / 頓野交差点)
- 主な通過点:田川郡福智町
- 実延長距離:
(現道)14,063m
(バイパス)13,144m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道田川直方線)
- 走行難易度:(旧道)★★★/(バイパス)★
- 解説:旧道・バイパスいずれも彦山川の東寄りを走る路線。旧道は田川市伊田地区の市街地から、彦山川の堤防沿いを経由して直方市中心部へ向かうのに対し、バイパスはそれよりも東側の山沿いを片側2車線で整備している。堤防沿いを経由する旧道はどうしても道幅が狭く、信号機の多さも相まって渋滞が激しい。また、旧・金田町の市街地は旧道経由でないと到達出来ないため、バイパスと旧道は別物と考えた方がよい。
バイパスは国道201号との交差点が起点となっているが、田川県土整備事務所が公開している管内図を見る限りは、そこから更に南下して、廃線となった旧・添田線の道路転換区間と直通する計画もある。
福岡県道23号久留米柳川線
久留米柳川線(撮影場所:大木町上八院)
- 起点:福岡県久留米市本町4丁目(国道264号・久留米市道 / 本町交差点)
- 終点:福岡県柳川市辻町(福岡県道702号柳川城島線・福岡県道770号枝光今古賀線・柳川市道(京町通り) / 辻町交差点)
- 主な通過点:三潴郡大木町
- 実延長距離:18,969m
- 別称・道路愛称:柳川県道(田中街道)
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道線)
- 走行難易度:★★
- 解説:久留米市と柳川市をダイレクトに結ぶ路線で、全線に渡って西鉄天神大牟田線と並行する。柳川県道という愛称で知られ、現在の久留米柳川線のルーツになった街道整備には、戦国時代~江戸時代の筑後国藩主・田中吉政が携わっている。序盤を除き、片側1車線しかないため、コンスタントに混雑が起きやすい。
福岡県道24号福岡東環状線
福岡東環状線(撮影場所:志免町南里)
福岡東環状線・旧道(撮影場所:糟屋郡粕屋町酒殿)
- 起点:福岡市博多区西月隈(国道3号・国道202号平成外環 / 立花寺北交差点)
- 終点:福岡市東区千早(国道3号 / 香椎参道口交差点)
- 主な通過点:糟屋郡志免町・粕屋町
- 実延長距離:
(現道)福岡県:13,440m / 福岡市:4,510m
(新道)福岡県:6,675m / 福岡市:1,833m
- 別称・道路愛称:香椎参道
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道福岡東環状線)
- 走行難易度:
(現道)★★★
(新道)★
-
解説:名前が示す通り、福岡市の東側を糟屋郡経由で結ぶ環状道路。平成外環とセットで福岡市と周辺地域の外環状線を形成する路線だが、片側2車線のバイパス道路として整備されているのは、起点~粕屋町の扇橋交差点までとなっている。未成箇所を迂回する旧道は、イオンモール福岡や駕与丁公園のそばを通り、総じて道幅がかなり狭い。粕屋町からはJR香椎線に並行したルートを辿り、香椎宮の近くに達する。
元々は異なる一般県道を組み合わせて主要道に格上げしたもので、1993年の路線認定以前の整理番号「24」は、現在の国道442号の一部区間(八女市~大川市)に割り当てられていた。
福岡県道25号門司行橋線
門司行橋線(撮影場所:苅田町新浜町)
- 起点:北九州市門司区本町(国道198号・国道3号 / 桟橋通り交差点)
- 終点:福岡県行橋市松原(国道10号旧道 / 音無橋交差点)
- 主な通過点:京都郡苅田町
- 実延長距離:
(福岡県・現道)15,555m
(福岡県・新道)3,486m
(北九州市)26,564m
- 別称・道路愛称:桟橋通り・北九州カニカニロード
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道門司行橋線)
- 走行難易度:★★★★
-
解説:JR門司港駅そばから門司港地区の市街地を切り抜け、山越えして反対側の新門司港エリアを通った後、日産自動車九州などのある苅田・小倉南朽網地区の工業地帯を通り、行橋市と築上町との境目に至る。
門司区内では旧道・並行バイパスが入り交じり、小倉南区では国道10号の払い下げ区間を一部使うなど、この地点で結構ヘヴィ。だが、本当に厳しいのは後半パートの行橋市区間。離合不能な路地裏や河口付近を渡る際に何度も上流⇔下流を行ったり来たりするなど、産業道路とは一転して裏の顔を覗かせる、表裏の激しい路線。
福岡県道26号北九州芦屋線
北九州芦屋線(撮影場所:遠賀郡芦屋町芦屋)
- 起点:北九州市若松区鴨生田2丁目(国道199号 / 鴨生田交差点)
- 終点:福岡県遠賀郡芦屋町芦屋(国道495号 / 芦屋ボートレース場前交差点)
- 主な通過点:遠賀郡(水巻町・遠賀町)
- 実延長距離:
(北九州市)5,503m
(福岡県)1,685m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道北九州芦屋線)
- 走行難易度:★
-
解説:若松区二島を起点に、途中、遠賀川流域沿いの水巻・遠賀を経由して、芦屋町のボートレース場付近に至る主要道。北九州市内は都市計画道路として整備されており、沿線にはニュータウンがズラリと並ぶ。
以前は「北九州芦屋福岡線」という名称であり、芦屋町~福岡市の部分を現在の国道495号に割り当てたため、実延長が大幅に短縮されている。
福岡県道27号直方芦屋線
直方芦屋線(撮影場所:直方市下新入)
- 起点:福岡県直方市殿方(国道200号 / 殿方交差点)
- 終点:福岡県遠賀郡芦屋町西浜町(国道495号 / 芦屋橋西交差点)
- 主な通過点:中間市・遠賀郡遠賀町
- 実延長距離:19,516m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道直方芦屋線)
- 走行難易度:★
- 解説:直方市と芦屋町とを結ぶ主要道で、遠賀川下流の西岸を上流から下流・河口付近まで延々と走る路線。
福岡県道28号直方行橋線
直方行橋線(撮影場所:行橋市高来)
- 起点:福岡県直方市頓野(国道200号旧道 / 西尾交差点)
- 終点:福岡県行橋市辻垣(国道10号椎田道路・国道10号旧道 / 辻垣交差点)
- 主な通過点:北九州市小倉南区
- 不通区間:直方市上頓野(竜王峡公園)~小倉南区道原(菅生の滝)
- 実延長距離:
(福岡県・現道)14,805m
(福岡県・新道)3,582m
(北九州市)14,512m
- 別称・道路愛称:平尾台
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道直方行橋線)
- 走行難易度:★★★★
-
解説:直方市から小倉南区を経由し、行橋市に至る路線。概ね3系統に道路の特徴が分かれ、序盤の直方市は森林公園の竜王峡公園へ向かうためのアクセス道路となっている。小倉南区にある菅生の滝との連絡は一切出来ないため、直方行橋線とは名ばかりで、実際には小倉南~行橋を結ぶ路線と解釈するべき。
菅生の滝がある小倉南区は、そこまで向かうための道路が異様に道幅が狭く、素掘りの櫨ヶ峠隧道は高さ制限がある。国道322号を経て東側は北九州市の名所にもなっている平尾台への観光道路。行橋市区間は京築地域の田園地帯が広がる。以前は中津熊交差点で終点だったが、E10東九州道へ繋がる国道201号バイパスの開通に合わせ、大規模な道路区域の変更・払い下げが施され、椎田道路の起点である辻垣交差点(旧・国道10号)に終点が移動している。
福岡県道29号直方宗像線
直方宗像線(撮影場所:鞍手郡鞍手町中山)
- 起点:福岡県直方市植木(福岡県道27号直方芦屋線・福岡県道98号中間宮田線 / 植木交差点)
- 終点:福岡県宗像市陵厳寺(福岡県道69号宗像玄海線・福岡県道75号若宮玄海線 / 赤間西交差点)
- 主な通過点:鞍手郡鞍手町
- 実延長距離:13,768m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道直方宗像線)
- 走行難易度:★
-
解説:直方市から鞍手町を経由して、宗像市の教育大近くに至る路線。直方と宗像の間を最も最短経路で結ぶ主要道であり、国道3号との連絡に適した道となっている。全線通しで西鉄バスが走っている。
福岡県道30号飯塚福間線
飯塚福間線(撮影場所:宮若市片山)
- 起点:福岡県飯塚市川島(国道200号 / 川島交差点・川島入口交差点)
- 終点:福岡県福津市中央(福岡県道97号福岡宗像玄海線 / JR福間駅西口交差点)
- 主な通過点:宮若市
- 実延長距離:
(現道)27,158m
(新道)840m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道飯塚福間線)
- 走行難易度:★★
-
解説:飯塚市と福津市を結ぶ主要道。市街地区間は殆どなく、筑豊地域の樹海を延々と走るコースとなっている。現在の起点は国道200号の川島交差点・川島入口交差点となっているが、以前は旧道側でのみ接続していた。後半パートからは一部でE3九州道と並走するが、宮若市と福津市の境に位置する見坂峠の狭隘区間を解消するトンネルが開通し、難易度が下がった。
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31-40
福岡県道31号福岡筑紫野線
福岡筑紫野線(撮影場所:南区・西鉄平尾駅付近)
- 起点:福岡市中央区警固2丁目(国道202号 / 警固交差点)
- 終点:福岡県筑紫野市針摺中央2丁目(国道3号・福岡県道112号福岡日田線 / 針摺交差点)
- 主な通過点:春日市・太宰府市
- 実延長距離:
(福岡市)
(福岡県)
- 別称・道路愛称:大正通り・高宮通り・春日大通り・5号線
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道福岡筑紫野線)
- 走行難易度:★★
- 解説:中央区警固と筑紫野市の国道3号バイパスとを繋ぐ主要道。
区間ごとに道路愛称が異なり、福岡市内では西鉄・高宮駅沿いを通ることを理由に「高宮通り」、春日市内では自衛隊基地の整備に伴う区画整理の際、春日市の都市計画で「春日市道5号線」と命名したことから「5号線」などと呼ばれる。いわゆる国道3号の裏路地的存在で、井尻六つ門交差点など、渋滞の常連と化している場所も。
福岡県道32号犀川豊前線
犀川豊前線(撮影場所:築上町寒田)
- 起点:福岡県京都郡みやこ町犀川帆柱(国道496号)
- 終点:福岡県豊前市吉木(福岡県道103号新吉富豊前線 / 豊前市役所前交差点)
- 主な通過点:築上郡築上町
- 実延長距離:28,531m
- 別称・道路愛称:求菩提山・次郎坊峠
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道犀川豊前線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:みやこ町の旧・犀川町にある国道496号から分岐し、2度の峠越えを経て、豊前市役所前に至る路線。山越え連発の険しき主要道だが、築上町~豊前市における次郎坊峠・求菩提山付近は長らく未開通のままで閉ざされていた。2008年に前述の峠越えが可能になったため、一応は全線開通という形になっており、求菩提山への登山に京築の平地側から向かう必要性が薄れた。
現在の起点は旧・犀川町だが、かつては「甘木豊前線」(整理番号一緒)として、現在の国道496号+500号の一部をも要する壮大な主要地方道だった。その旧・甘木豊前線も、東峰村~添田町までの区間に未整備箇所があるなど、壮大な路線の割には名ばかり的な印象が強かった。
福岡県道33号甘木田主丸線
甘木田主丸線(撮影場所:朝倉市鐘崎)
- 起点:福岡県朝倉市菩提寺(国道386号・朝倉市道 / 旭町交差点)
- 終点:福岡県久留米市田主丸町田主丸(国道210号 / 栄町3丁目交差点)
- 実延長距離:8,637m
- 別称・道路愛称:一ツ木大通り
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道甘木田主丸線)
- 走行難易度:★★
-
解説:朝倉市の旧・甘木地区と久留米市の旧・田主丸町とを結ぶ主要道。筑後川・筑後平野をほぼ直線的に南北に貫いており、末端の田主丸市街でやや道幅が狭い以外は快走路となっている。
福岡県道34号行橋添田線
行橋添田線(撮影場所:行橋市天主田)
- 起点:福岡県行橋市中央1丁目(福岡県道28号直方行橋線 / 豊国橋交差点)
- 終点:福岡県田川郡添田町添田(福岡県道52号八女香春線・福岡県道95号添田赤池線 / 添田郵便局前交差点)
- 主な通過点:京都郡(みやこ町)・田川郡(赤村・大任町)
- 実延長距離:27,523m
- 別称・道路愛称:行橋今川の桜並木
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道行橋添田線)
- 走行難易度:★★
-
解説:行橋市と添田町を結ぶ、筑豊東部と京築の連絡道路の一つ。全線通じて平成筑豊鉄道・田川線(旧・国鉄田川線)と並走しており、途中の赤村までは二級河川の今川の北岸と並ぶ。行橋市西部~赤村区間には今川沿いを通る旧道があり、その部分も県道に指定されている。大任町の柿原交差点から終点までは、主要道・八女香春線と重複。
平成の大合併で福岡県の大部分が合併したものの、田川郡赤村は現在でも村制を維持。その赤村には主要道がこの路線しかなく、赤村から別の地域へ向かう連絡手段も限られているため、命綱でもある。
福岡県道35号古賀筑紫野線
古賀筑紫野線(撮影場所:古賀市新原)
- 起点:福岡県古賀市花見南(国道495号 / 花見交差点)
- 終点:福岡県筑紫野市永岡(福岡県道53号久留米筑紫野線・福岡県道112号福岡日田線 / 永岡交差点)
- 主な通過点:糟屋郡(久山町・粕屋町・宇美町)・福岡市東区・太宰府市
- 実延長距離:37,957m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道古賀筑紫野線)
- 走行難易度:★★
-
解説:国道3号・E3九州道の東側を通る迂回路の一つ。周辺には高速道路の利便性を重視した物流拠点や、福岡市郊外のベッドタウンが広がっており、慢性的な渋滞が起きやすい。段階的に拡幅作業が行われているものの、須恵町などでは元から住宅街やロードサイド店舗が集中し、拡幅・迂回路の新設が極めて困難である。
末端は久留米筑紫野線であり、同路線も国道3号・E3九州道の東側を迂回するバイパス道路であることから、古賀筑紫野線とセットで利用されることが多い。路線番号も接続先は「53」と、ひっくり返しただけで分かりやすい。
福岡県道36号小倉停車場線
小倉停車場線(撮影場所:小倉北区魚町)
- 起点:北九州市小倉北区浅野(JR小倉駅)
- 終点:北九州市小倉北区魚町(国道199号 / 小倉駅前交差点)
- 実延長距離:223m
- 別称・道路愛称:平和通り
- 接続する鉄道駅:小倉駅
(JR西日本) 山陽新幹線
(JR九州) 鹿児島本線・日豊本線
(北九州モノレール)
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道小倉停車場線)
- 走行難易度:★
-
解説:JR小倉駅と小倉駅前交差点とを結ぶ主要道。距離は僅か200m程度しかなく、県道標識などは一切設置されていない。終点で繋がる北九州市道(平和通り)を含め、上空を北九州モノレールが通過している。周辺は小倉の繁華街。
福岡県道37号小倉港線
小倉港線(撮影場所:小倉北区魚町)
- 起点:北九州市小倉北区浅野(小倉港)
- 終点:北九州市小倉北区魚町(国道199号 / 魚町交差点)
- 実延長距離:557m
- 別称・道路愛称:ちゅうぎん通り・京町通り
- 接続する港湾施設:小倉港
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道小倉港線)
- 走行難易度:★
-
解説:小倉港と魚町地区とを結ぶ主要道。JR・新幹線の高架下より南側は小倉屈指の繁華街であり、愛称として「ちゅうぎん通り」「京町通り」とも呼ばれている。特にJRの線路沿いには風俗店やスナック・居酒屋が集中しており、昼と夜では雰囲気がガラリと変わる。
福岡県道38号戸畑停車場線
戸畑停車場線(撮影場所:戸畑区北鳥旗町)
- 起点:北九州市戸畑区銀座1丁目(JR戸畑駅前)
- 終点:北九州市戸畑区北鳥旗町(若戸渡船のりば)
- 実延長距離:419m
- 接続するJR駅:鹿児島本線 / 戸畑駅
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道戸畑停車場線)
- 走行難易度:★
-
解説:戸畑駅と若戸大橋の真下を乗船で結ぶ「若戸渡船」の戸畑口とを結ぶ主要道。起点となる戸畑駅の駅舎が線路と反対側にあるのは、元々は起点側の方に駅舎が存在していたため。県道標識は一切無く、ココが主要道であるという案内もないため、端から見ると若松区へのフェリー連絡通路のようにも見える。
福岡県道39号苅田港線
苅田港線(撮影場所:苅田町磯浜町)
- 起点:福岡県京都郡苅田町磯浜町1丁目(国道10号 / 苅田港入口交差点)
- 終点:福岡県京都郡苅田町港町(苅田港)
- 実延長距離:320m
- 接続する港湾施設:苅田港
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道苅田港線)
- 走行難易度:★
-
解説:苅田町にある国道10号と貿易拠点の苅田港とを結ぶ、300m程度で終わる路線。苅田港の近くには港湾事務所や工場など、京築地域における重工産業が数カ所存在するが、自動車産業などはそれより北の空港沿いに立地している。
福岡県道40号直方停車場線
直方停車場線(撮影場所:直方市古町)
- 起点:福岡県直方市古町1丁目(直方駅前 / 直方駅交差点)
- 終点:福岡県直方市津田町(国道200号・国道211号 / 日の出橋西交差点)
- 実延長距離:527m
- 接続する鉄道駅:(JR九州) 筑豊本線・(平成筑豊鉄道) 伊田線 / 直方駅
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道直方停車場線)
- 走行難易度:★
-
解説:JR・平成筑豊鉄道の共同駅である直方駅を起点に、遠賀川に架かる日の出橋西交差点までを結ぶ停車場線。古寂れた商店街が終点の日の出橋西交差点まで続いているが、駅前道路だけあって、一応は歩車分離が施されている。
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41-50
福岡県道41号伊田停車場線
伊田停車場線(撮影場所:田川市寿町1丁目)
- 起点:福岡県田川市伊田(福岡県道67号田川桑野線 / JR伊田駅前)
- 終点:福岡県田川市寿町1丁目(国道322号)
- 実延長距離:527m
- 別称・道路愛称:南大通り
- 接続する鉄道駅:(JR九州) 日田彦山線・(平成筑豊鉄道) 田川線 / 田川伊田駅
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道伊田停車場線)
- 走行難易度:★
-
解説:日田彦山線及び平成筑豊鉄道田川線の田川伊田駅を起点に、伊田駅周辺の住宅街を経て国道322号に至る主要道。駅までのアクセス道路であり、距離は約530mと短い。時が止まったかのように、駅前の商店街はゴーストタウンっぽくなっている。
福岡県道42号飯塚停車場線
飯塚停車場線(撮影場所:飯塚市菰田西1丁目)
- 起点:福岡県飯塚市菰田西1丁目(JR飯塚駅)
- 終点:福岡県飯塚市菰田西1丁目(福岡県道473号瀬戸飯塚線 / 飯塚駅前交差点)
- 実延長距離:166m
- 接続するJR駅:筑豊本線 / 飯塚駅
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道飯塚停車場線)
- 走行難易度:★
- 解説:飯塚駅と旧・国道200号に相当する瀬戸飯塚線とを結ぶ停車場線。主要地方道だけでみれば、飯塚停車場線が最も距離が短い(県内の一般県道まで含めれば、豊前松江停車場線が最短)。旧道時代に路線認定されたことから、博多停車場線と同様に「浮き島」のような形になっている(他の主要道・国道と繋がっていない)。
福岡県道43号博多停車場線
博多停車場線(撮影場所:博多区博多駅中央街)
- 起点:福岡市博多区博多駅中央街(JR博多駅)
- 終点:福岡市博多区上呉服町(明治通り / 呉服町交差点)
- 実延長距離:1,127m
- 別称・道路愛称:大博通り
- 接続する鉄道駅:博多駅
(JR西日本) 山陽新幹線・博多南線
(JR九州) 九州新幹線・鹿児島本線
(福岡市地下鉄) 空港線
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道博多停車場線)
- 走行難易度:★
- 解説:JR博多駅の博多口から真正面に博多港方面へ延びる、直線の「大博通り」の一部を構成する。博多の大動脈で、周辺はビル街に覆われており、一部区間は博多祇園山笠の「追い山」ルートにもなっている。終点の呉服町交差点で博多港線と明治通りと繋がっているため、大博通り全体を含めて主要道が浮き島のように見える。
福岡県道44号博多港線
博多港線(撮影場所:博多区築港本町)
- 起点:福岡市博多区築港本町(博多港)
- 終点:福岡市博多区上呉服町(明治通り / 呉服町交差点)
- 実延長距離:800m
- 別称・道路愛称:大博通り
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道博多港線)
- 走行難易度:★
-
解説:大博通りの北端部に位置する博多港前の3つのコンベンションセンター(福岡サンパレス・福岡国際センター・国際会議場)前を起点に、呉服町交差点へ向かう主要地方道。博多停車場線の逆パターンである。近所には壱岐対馬や韓国・釜山方面などへ向かう博多港フェリーのりばや、博多港を軸としたウォーターフロントの整備が進められている。
福岡県道45号福岡空港線
福岡空港線(撮影場所:博多区・福岡空港国内線ターミナル前)
- 起点:福岡市博多区空港前(福岡県道574号水城下臼井線線 / 空港北交差点付近)
- 終点:福岡市博多区板付(福岡県道112号福岡日田線 / 板付交差点)
- 実延長距離:4,126m
- 別称・道路愛称:空港通り
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道福岡空港線)
- 走行難易度:★
-
解説:博多区にある福岡空港と、旧・国道3号の板付交差点との間を結ぶ主要道。国道3号博多南バイパスと合流する西月隈3丁目交差点まで、福岡空港の敷地内を通るため、時間帯問わずに大変交通量が多い。特に空港の近所は送迎車向けの駐車場やレンタカー屋などが散見される。全線に渡って「空港通り」と呼ばれているが、反面、県道45号標識は一切見かけない。「国際線」ターミナルは、国道3号側。
福岡県道46号久留米停車場線
久留米停車場線
(撮影場所:久留米市城南町)
- 起点:福岡県久留米市城南町(JR久留米駅東口交差点)
- 終点:福岡県久留米市東町(国道322号 / 五殻神社交差点)
- 実延長距離:1,937m
- 別称・道路愛称:昭和通り
- 接続するJR駅:鹿児島本線・久大本線 / 久留米駅
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道久留米停車場線)
- 走行難易度:★
-
解説:JR久留米駅と国道322号とを結ぶ主要道。駅の近くは久留米市役所などの行政機関が多い。繁華街としては路線のやや南側を通る国道264号(西鉄久留米駅沿い)に集中。
福岡県道47号久留米城島大川線
久留米城島大川線(撮影場所:久留米市大善寺町藤吉)
- 起点:福岡県久留米市大石町(国道264号 / 豆津橋東詰交差点)
- 終点:福岡県大川市向島(国道208号・福岡県道767号本町新田大川線 / 大川橋交差点)
- 実延長距離:17,851m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道久留米城島大川線)
- 走行難易度:★
-
解説:久留米市と大川市を結ぶ主要道であり、筑後川の南岸を延々と通る。北岸の諸富西島線(複雑で県境を何度も通過する、例のアレ)と並行しているが、南岸を通るこの路線は、起点から終点まで福岡県内で完結する。沿線には鰻専門店が数軒ほど建ち並ぶ。
福岡県道48号中間引野線
中間引野線(撮影場所:八幡西区永犬丸)
- 起点:福岡県中間市中間(福岡県道73号直方水巻線・福岡県道98号中間宮田線 / 中間市役所前交差点)
- 終点:北九州市八幡西区引野(国道200号・北九州高速4号線 / 引野口交差点)
- 実延長距離:6,060m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道中間引野線)
- 走行難易度:★
-
解説:遠賀川の右岸にあたる中間市役所前を起点に、中間市の中心地を経て、八幡西区引野に至る路線。北九州市との境目に位置する小高い丘の下を潜るトンネルがあり、それを以て管理者が福岡県と北九州市に分かれる。中間市側は片側1車線区間が多く、ロードサイド店舗の拡充も相まって市街地を形成。八幡西側は片側2車線整備され、都会化が進んでいる。
単独区間の終点は的場池公園交差点だが、実際にはそこから国道200号旧道と重複し、北九州高速4号線と繋がる引野口まで続いている。この「引野口」は、西鉄高速バスの主要停留場にもなっており、ココで北九州市内や中間方面へ向かう路線バスに乗り換えることが多いため、一種のバスターミナルの通称としても知られている。
福岡県道49号大野城二丈線
大野城二丈線(撮影場所:博多区寿町)
- 起点:福岡県大野城市山田(福岡県道112号福岡日田線 / 山田4丁目)
- 終点:福岡県糸島市二丈深江(国道202号今宿バイパス / 深江ランプ)
- 主な通過点:福岡市(博多区・南区・城南区・早良区)・春日市・那珂川市
- 実延長距離:36,382m
- 別称・道路愛称:すくすく通り・やよい坂・城南学園通り・日向峠
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道大野城二丈線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:大野城市と糸島市二丈深江とを結ぶ主要地方道。大野城とは言うものの、起点はほぼ全域が博多区内にあるため、同市の領域を通過している印象は皆無。名称とは裏腹に、大部分が福岡市内を通過しており、城南区の一部では福岡外環状線の整備に合わせて道路区域が大幅に変更されるなど、福岡市中心部の南側を通る生活道路としての役割を果たしている。そのため、住宅街が密集して総じて流れは悪く、JR南福岡駅近くの踏切での渋滞は日常茶飯事と化している。
福岡県道50号八幡戸畑線
八幡戸畑線(撮影場所:八幡東区枝光)
- 起点:北九州市八幡東区前田(国道3号 / 前田交差点)
- 終点:北九州市戸畑区新池3丁目(国道199号 / 幸町交差点)
- 実延長距離:7,103m
- 別称・道路愛称:長崎街道・旧電車通り
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道八幡戸畑線)
- 走行難易度:★
-
解説:八幡東区と戸畑区の間を結ぶ主要道。序盤の国道3号の南を通る4車線道路には路面電車が走っていたことから「旧電車通り」の愛称がある。旧スペースワールド跡地から、終点の戸畑駅付近までは鹿児島本線と並走している。
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51-60
福岡県道51号曽根鞘ヶ谷(そね-さやがたに)線
曽根鞘ヶ谷線(撮影場所:小倉南区下曽根)
- 起点:北九州市小倉南区下曽根(福岡県道25号門司行橋線 / 下曽根1丁目交差点)
- 終点:北九州市戸畑区西鞘ケ谷町(国道3号 / 西鞘ケ谷交差点)
- 主な通過点:北九州市(小倉北区・八幡東区)
- 実延長距離:13,310m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道曽根鞘ヶ谷線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:小倉南区のJR下曽根駅そばから始まり、小倉北・八幡東を経て、戸畑区の鞘ヶ谷(さやがたに)地区に至る主要道。北九州市を縦断する路線だが、かなりの迷走区間があって、起点と終点を一筆書きするのが困難な道路。
小倉南区では主要道・徳力葛原線や国道10号曽根バイパスの脇を通り、北方地区では、徳力葛原線の一部と重複。小倉北・八幡東・戸畑は山沿いに建てられたニュータウンや団地・高層マンションの脇を通る。ただでさえ正確な案内を殆どしない北九州市管理の主要地方道であるだけに、県道標識だけを頼りにするのは不可能に近い。また、全体的に片側1車線の裏路地であるため、コンスタントに渋滞が起こる。
福岡県道52号八女香春線
八女香春線(撮影場所:朝倉郡東峰村宝珠山)
- 起点:福岡県八女市山内(国道442号・八女市道 / 上山内交差点)
- 終点:福岡県田川郡香春町大字高野(国道322号 / 香春交差点)
- 主な通過点:うきは市・朝倉市・朝倉郡東峰村・田川郡添田町・田川郡川崎町など
- 実延長距離:80,035m ※福岡県最長の主要地方道。
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道八女香春線)
- 走行難易度:★★★
- 解説:実延長距離が約80kmにも達する、福岡県で一番長い主要地方道。序盤は合併で巨大化した八女市の奥地を通り、その後、合瀬耳納峠を経てうきは市に到達。筑後川温泉を経て筑後川を渡り、今度は九州北部豪雨の爪痕が残る朝倉市・東峰村区間を斫石峠経由で山を越し、並行するJR日田彦山線に沿う形で田川郡を縦断するという、実に壮大なスケールを誇る。
八女市の旧・星野村と東峰村では、どう考えても遠回りになるようなルートがあるため、前者はr804+八女市道でショートカットし、後者は旧・小石原村を経由する国道211号・国道500号でショートカットするのが一般的。
福岡県道53号久留米筑紫野線
久留米筑紫野線(撮影場所:久留米市北野町今山)
- 起点:福岡県久留米市御井旗崎1丁目(国道322号・福岡県道86号久留米筑後線(都市計画道路・東合川野伏間線) / 高速道入口交差点)
- 終点:福岡県筑紫野市永岡(福岡県道35号筑紫野古賀線・福岡県道112号福岡日田線 / 永岡交差点)
- 主な通過点:三井郡大刀洗町・小郡市・朝倉郡筑前町
- 実延長距離:29,533m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道桂川下秋月線)
- 走行難易度:★★
- 解説:久留米市の外環状道路にあたる高速道入口交差点を起点に、小郡市を経由して、筑紫野市にある永岡交差点に至る路線。
起点付近は国道210号の県払い下げに伴う旧道区間であり、その後も神代橋・北野地区では道幅がやや狭い、路地裏・迷走区間がある。一方、大刀洗町の彼坪交差点から北側は、片側2~1車線の快走路となっており、国道3号の東部迂回路として、多くのトラックドライバーが行き来する。このため、久留米市区間~彼坪交差点までは、国道322号を経由するのが一般的で、間違って北野地区に行かないよう、標識などでは「神代橋経由・北野」と案内している。終点の永岡交差点で繋がる主要道の番号が、53号を逆さにした「35号」というのは、何とも言えないシュールさがある。
福岡県道54号福岡志摩前原線
福岡志摩前原線(撮影場所:西区西浦)
- 起点:福岡市西区今宿東(国道202号今宿バイパス / 今宿大塚交差点)
- 終点:福岡県糸島市前原西(国道202号・旧道 / 今町交差点)
- 実延長距離:40,744m
- 別称・道路愛称:志摩サンセットロード
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道福岡志摩前原線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:福岡市西区の今宿地区を起点に、玄界灘沿いを経由して、糸島市の筑前前原駅前に至る主要道。「志摩サンセットロード」という愛称の通り、玄界灘のスグ隣を走る観光道路としての印象がある反面、糸島市の旧・志摩町(桜井地区~野北交差点)までは狭隘でクランクが連続する。序盤と終盤は朝夕時間帯で渋滞が起きる。
福岡県道55号宮田遠賀線
宮田遠賀線(撮影場所:鞍手郡鞍手町新北)
- 起点:福岡県宮若市宮田(福岡県道21号福岡直方線 / 宮田郵便局前交差点)
- 終点:福岡県遠賀郡遠賀町今古賀(福岡県道299号岡垣遠賀線・福岡県道285号浜口遠賀線 / 遠賀町役場前交差点)
- 主な通過点:鞍手郡鞍手町
- 実延長距離:14,003m
- 別称・道路愛称:旧・室木線
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道宮田遠賀線)
- 走行難易度:★★
-
解説:宮若市の旧・宮田町中心部から鞍手町を経て、遠賀町に至る路線。山陽新幹線との立体交差付近から不自然に線形が滑らかになるが、以前はその地に国鉄室木線が走っていた。廃線後に福岡県の手によってバイパス道路が整備され、鞍手町以北は快速道路となっている。
福岡県道56号福岡早良大野城線
福岡早良大野城線(撮影場所:博多区春町3丁目)
- 起点:福岡市西区周船寺1丁目(国道202号旧道・福岡県道566号大原周船寺停車場線 / 周船寺西交差点)
- 終点:福岡県大野城市御笠川4丁目(国道3号・福岡県道60号飯塚大野城線 / 御笠川4丁目北交差点)
- 主な通過点:福岡市(早良区・博多区)・糸島市・那珂川市・春日市
- 実延長距離:31,410m
- 別称・道路愛称:旧早良街道・いきいき通り・春日横断通り・雑餉隈桜並木通り
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道福岡早良大野城線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:福岡市西区の周船寺地区から、背振山地の麓を峠越えするように南側を走り、那珂川・春日・博多区の一部を経由して国道3号に至る路線。早良区では国道263号、那珂川市では国道385号と重複する場面がある。福岡市内区間も含め、とにかく渋滞に陥りやすいのがネック。「平成外環」の更なる南側を結ぶ環状道路のような感覚か?
福岡県道57号浮羽石川内線
浮羽石川内線(撮影場所:八女市星野村)
- 起点:福岡県うきは市浮羽町朝田(国道210号・うきは市道 / 中千足交差点)
- 終点:福岡県八女市矢部村北矢部(国道442号)
- 実延長距離:29,233m
※起点~星野支所交差点までは県道52号と重複。
※距離は八女県土整備事務所管内の距離。久留米県土整備事務所管内はカウントしていない。
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道浮羽石川内線)
- 走行難易度:★★★★
-
解説:険しき奥八女地域の山岳地帯をひたすら通るという、あまりにもヘヴィな林道そのもので、当然のことながら離合不能箇所や連続つづら・頂上付近にごく少数の集落が点在といった、山間部にありがちな光景が続く。起点となる、うきは市~八女市星野支所までは、上位路線の八女香春線と重複しているため、実質的には星野支所前交差点から終点までとなる。
福岡県道58号椎田勝山線
椎田勝山線(撮影場所:築上町役場・築城支所前)
- 起点:福岡県築上郡築上町湊(国道10号 / 椎田IC入口交差点)
- 終点:福岡県京都郡みやこ町勝山大久保(国道201号 / みやこ町勝山新町交差点)
- 主な通過点:福岡県行橋市
- 実延長距離:22,135m
- 別称・道路愛称:防衛道路
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道椎田勝山線)
- 走行難易度:★
-
解説:東九州の大動脈である国道10号と、筑豊方面へ抜ける国道201号との間をショートカットしている主要道。行橋市の中心街での混雑回避に効果がある。前半パートではE10東九州道の一部である椎田道路と並行し、中盤で築城基地の前を素通り。その影響で地元では「防衛道路」とも呼ばれている。
福岡県道59号志賀島和白線
志賀島和白線(福岡市東区和白)
- 起点:福岡市東区志賀島(福岡県道542号志賀島循環線)
- 終点:福岡市東区和白(国道495号 / 和白交差点)
- 実延長距離:13,180m
- 別称・道路愛称:海の中道
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道志賀島和白線)
- 走行難易度:★★
-
解説:東区内で完結する主要道。事実上の離島である志賀島(フェリーのりば付近)を起点に、マリンワールドを含めた海の中道海浜公園を通り、和白地区に達する。主要道の正式名称よりも、地元からは福岡市が定めた公式愛称の「海の中道」と呼ばれることが多い。末端の和白交差点では、接続先の福岡市道でJR鹿児島本線の踏切があるため、時間帯問わずに渋滞する。
福岡県道60号飯塚大野城線
飯塚大野城線(撮影場所:糟屋郡須恵町佐谷・ショウケ越)
- 起点:福岡県飯塚市飯塚(福岡県道473号瀬戸飯塚線 / 飯塚橋北交差点)
- 終点:福岡県大野城市山田(福岡県道56号福岡早良大野城線・福岡県道112号福岡日田線 / 春町東交差点)
- 主な通過点:糟屋郡(粕屋町・宇美町)
- 実延長距離:37,319m
- 別称・道路愛称:ショウケ越
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道飯塚大野城線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:飯塚市中心部と大野城市中心部を結ぶ路線。「ショウケ越」と呼ばれる難所があり、特に須恵町(福岡都市圏)側は急激なヘアピンが連発することから、暴走行為・運転事故を抑制させるための凸凹や、Uターン禁止令などの通行規制がある。飯塚市側は、途中まで八木山バイパスとJR篠栗線と並行している。
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61-70
福岡県道61号小倉中間線
小倉中間線(撮影場所:八幡西区香月西)
- 起点:北九州市小倉南区徳吉東(国道322号 / 徳光交差点)
- 終点:福岡県中間市中尾(福岡県道48号中間引野線 / 本町交差点)
- 主な通過点:北九州市(八幡東区・八幡西区)
- 実延長距離:21,350m
- 別称・道路愛称:旧・香月線
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道小倉中間線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:小倉南区にあるE3九州道・小倉南インターそばから始まり、福智山近くを登山した後、中間市の中心街に至る主要道。全体を通じて概ね片側1車線は整備されているが、途中の八幡東・八幡西における登山区間は、典型的なワインディングロードとなって走行しづらい。八幡西の香月地区~終点は、廃線になった国鉄香月線の一部を流用しており、西鉄バス営業所の近くには当時の駅名標が残されている。
福岡県道62号北九州小竹線
北九州小竹線(撮影場所:八幡東区田代)
- 起点:北九州市八幡東区中央3丁目(福岡県道50号八幡戸畑線 / 中央町交差点)
- 終点:福岡県鞍手郡小竹町勝野(国道200号 / 小竹上町交差点)
- 主な通過点:田川郡福智町
- 不通区間:北九州市八幡東区~田川郡福智町
- 実延長距離:20,095m
- 別称・道路愛称:旧電車通り
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道北九州小竹線)
- 走行難易度:★★
-
解説:八幡東区の繁華街・中央町地区を起点に、そこから福智山方面へ向けて山岳地帯に入って、主要道61号と合流。そこから先は未整備区間となっており、山を隔てて反対側の福智町にある上野峡付近から再スタート。赤池地区を経て、遠賀川の先にある旧・国道200号で終点となる。
八幡では河内溜池を中心とした公園整備が施され、路線に並走してサイクリングロード(福岡県道297号鱒淵八幡東自転車道線)が設けられている。また、中央町付近は西鉄の路面電車が走っていたことから、「旧電車通り」という通称名もある。
福岡県道63号長行田町線
長行田町線(撮影場所:小倉南区高野)
- 起点:小倉南区徳吉西1丁目(国道322号 / 長行交差点)
- 終点:小倉北区室町1丁目(国道199号 / 西小倉駅前交差点)
- 実延長距離:8,915m
- 別称・道路愛称:紫川さくら通り・小文字通り・清張通り
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道長行田町線)
- 走行難易度:★★
-
解説:小倉南区の徳吉地区を起点に、概ね紫川に沿う形で小倉北区の北九州市役所・小倉城付近に向かう路線。北九州市特有の独特な道路整備の観点から、特に小倉南では迷走区間が存在する(主要道よりも市道の方が高規格など)。小倉北の紫川並走区間では、北九州高速1号線の高架下を通る場所も。
福岡県道64号苅田採銅所線
苅田採銅所線(撮影場所:行橋市福丸)
- 起点:福岡県京都郡苅田町神田町(国道10号 / 苅田町神田町交差点)
- 終点:福岡県田川郡香春町採銅所(国道322号 / 金辺橋北交差点)
- 主な通過点:行橋市・京都郡みやこ町
- 実延長距離:22,089m
- 別称・道路愛称:京都峠・味見峠
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道苅田採銅所線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:苅田町の中心部と香春町を結ぶ主要道。苅田町区間には一部でバイパス道路の工事が進んでおらず、2000年代に入って京都峠の部分のみが先行開通している状況が続いている。このため、苅田町の西側にある集落は狭隘道路となっており、重工業地帯や商業施設が建ち並ぶ市街地へは、県道254号で迂回するのが現状である。
みやこ町と香春町を結ぶ味見峠は、トンネルの新設に伴って快走路となっている。その上に砂利道の旧道があり、その周辺から採銅所交差点へ向かう旧道も主要道指定が続いている。
福岡県道65号筑紫野筑穂線
筑紫野筑穂線(撮影場所:筑紫野市紫)
- 起点:福岡県筑紫野市二日市1丁目(福岡県道112号福岡日田線・福岡県道520号二日市停車場線 / 天神交差点)
- 終点:福岡県飯塚市平塚(国道200号・福岡県道90号穂波嘉穂線 / 出雲交差点)
- 主な通過点:太宰府市
- 実延長距離:21,025m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道筑紫野筑穂線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:筑紫野市と飯塚市の旧・筑穂町地域とを結ぶ主要道。筑豊から筑紫野へ抜ける道路の一つで、国道200号がそのまま山家地区を経て鳥栖・久留米へ向かうのに対し、こちらは米ノ山峠を経由するルート。飯塚市側は峠のクランクさえ乗り切れば、そこまで難しくない。筑紫野市側は、起点付近にある西鉄紫駅が踏切となっていることも含め、渋滞のメッカと化している。
福岡県道66号桂川下秋月線
桂川下秋月線(撮影場所:朝倉市秋月)
- 起点:福岡県嘉穂郡桂川町大字寿命(国道200号 / 寿命交差点)
- 終点:福岡県朝倉市秋月(国道322号・福岡県道80号甘木朝倉田主丸線)
- 主な通過点:嘉麻市
- 実延長距離:22,045m
- 別称・道路愛称:白坂越
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道桂川下秋月線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:桂川町から白坂越と呼ばれる峠を経て、小京都・秋月に至る路線。秋月街道の脇道として知られ、桂川町・嘉麻市側では線形改良が行われて快速道路となっている。秋月市街に近づくにつれて道幅が狭くなり、一部では所々に旧道と分かれている箇所も。終点付近は秋月城跡を含めた風情ある秋月の街並みが広がるが、離合があまり行えず、狭い。
福岡県道67号田川桑野線
田川桑野線(撮影場所:田川郡川崎町田原)
- 起点:福岡県田川市伊田(福岡県道41号伊田停車場線 / 伊田駅)
- 終点:福岡県嘉麻市桑野(国道211号)
- 主な通過点:田川郡川崎町
- 実延長距離:19,270m ※新道経由の場合
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道田川桑野線)
- 走行難易度:★★
-
解説:JR及び平成筑豊鉄道・田川伊田駅を起点に、田川市内・川崎町を経由して、嘉麻市の国道211号に至る路線。全体的には片側1車線で走行できるものの、田川市内はやや迷走状態になっている。川崎町安眞木地区の交差点で、川を挟んで反対側にある路線が新道であり、交差点を直進すると林道に変わって主要道の区域から外れる。
福岡県道68号福岡太宰府線
福岡太宰府線(撮影場所:志免町南里)
- 起点:福岡市東区箱崎(国道3号 / 箱崎4丁目交差点)
- 終点:福岡県太宰府市北谷(福岡県道35号古賀筑紫野線 / 只越交差点)
- 主な通過点:糟屋郡(志免町・宇美町)
- 実延長距離:15,415m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道福岡太宰府線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:起点は東区役所近くにあるが、いきなり箱崎地区の細い路地裏を通るという、際どい路線。ただ、路地裏区間はJR箱崎駅近くまでの約500m程度で、その後は片側1車線の対面道路となる。糟屋郡では生活道路としての側面が強く、ロードサイド店舗の集中も重なって流れが悪い。末端部の太宰府市区間は、たった85m程度しかない。
福岡県道69号宗像玄海線
宗像玄海線(撮影場所:宗像市深田・宗像大社前)
- 起点:福岡県宗像市石丸(国道3号 / 城山交差点)
- 終点:福岡県宗像市神湊(国道495号 / 神湊交差点)
- 実延長距離:12,125m
- 別称・道路愛称:旧国道3号
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道宗像玄海線)
- 走行難易度:★
-
解説:宗像市内で完結する主要道。前半部と後半部で雰囲気が大きく異なる路線で、序盤は旧・国道3号の払い下げ区間であり、宗像市中心部の一つである赤間地区を経由。宗像市内における生活道路の一部であり、混雑が激しい。後半パートとなる東郷橋西交差点で向きを西寄り(旧・玄海町方面)に変え、世界遺産にもなっている宗像大社の前を通過。玄界灘近くの神湊交差点で終点となる。
福岡県道70号田主丸黒木線
田主丸黒木線(撮影場所:久留米市田主丸町益生田・かんかけ峠)
民有地に設置された県道標識(撮影場所:八女市上陽町北川内)
- 起点:福岡県久留米市田主丸町豊城(国道210号 / 田主丸町豊城交差点)
- 終点:福岡県八女市黒木町黒木(国道442号・八女市道 / 黒木警部交番入口交差点)
- 実延長距離:29,361m
- 路線認定日:1977年(福岡県告示・主要道田主丸黒木線)→1993年(建設省告示・主要道田主丸黒木線)
- 走行難易度:★★★★★
-
解説:久留米市の旧・田主丸町から、耳納連山のかんかけ峠を越えて、八女市の旧・黒木町に至る路線。耳納連山の田主丸側は、離合不能どころか、道路舗装も簡易コンクリートで固めただけで路肩もいつ崩壊が起きてもおかしくない程の貧弱さ。そのため、大型車が通り抜けることは不可能。反対側の八女市上陽町側は、峠から麓までは高規格林道のような印象を持つものの、その先は北川内地区まで離合できない所が多い。
1953年の西日本大水害に伴う迂回路工事の機運が高まったことから、かんかけ峠経由で両都市を結ぶための道路整備が必要と判断し、誘致運動や主要道格上げなどの手続きを経て、1993年に全線開通したとされる。
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71-80
福岡県道71号新門司港大里線
新門司港大里線(撮影場所:門司区大里戸ノ上)
- 起点:北九州市門司区大字恒見(福岡県道294号井ノ浦港線 / 新門司港付近)
- 終点:北九州市門司区大里本町3丁目(国道199号 / 大里本町3丁目交差点)
- 実延長距離:10,355m
- 別称・道路愛称:北九州カニ・カキロード
- 路線認定日:1983年(福岡県告示・恒見大里線を主要道に格上げ)→1993年(建設省告示・主要道新門司港大里線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:門司区内で完結する主要道で、新門司港から山で阻まれている企救半島の反対側に位置する、JR門司駅近くの大里地区に至る路線。新門司港付近では旅客フェリーや流通関係の大型車が常に行き来する大動脈となっている。路線の中間点で鹿喰トンネルを通り、その先にある北九州高速入口付近以降は片側1車線の市街地道路となる。
福岡県道72号黒川白野江東本町線
黒川白野江東本町線(撮影場所:門司区新開)
- 起点:北九州市門司区黒川西1丁目(福岡県道25号門司行橋線 / 黒川交差点)
- 終点:北九州市門司区東本町2丁目(国道2号 / 東本町2丁目交差点)
- 実延長距離:10,782m
- 別称・道路愛称:北九州カニ・カキロード
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道黒川白野江東本町線)
- 走行難易度:★★
-
解説:門司区内で完結する路線で、E3九州道(E2A関門道)・門司インター付近の黒川地区から周防灘沿いの工業地域を経由して、関門トンネルそばに至る。白野江地区と田野浦地区に関しては、主要道のすぐ隣に臨海道路が並走しており、主要道は両地区における生活道路としての役割を果たしている。
福岡県道73号直方水巻線
直方水巻線(撮影場所:直方市感田)
- 起点:福岡県直方市下境(福岡県道22号田川直方線 / 境橋西交差点)
- 終点:福岡県遠賀郡水巻町猪熊(福岡県道26号北九州芦屋線 / 御牧大橋東交差点)
- 主な通過点:北九州市八幡西区・中間市
- 実延長距離:13,112m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道直方水巻線)
- 走行難易度:★★
-
解説:直方市にある境橋西交差点で遠賀川を渡った後、ひたすら東岸沿いを走っていく路線。「直方芦屋線」の逆バージョンで、こちらは河口付近が水巻町側にあるのがポイントである。一部、北九州市内を通過するが、隣接する中間市とほぼ違いがなく、素通りするだけなら「言われてみればそんなのもあったな」と感じる程度。
福岡県道74号宮田小竹線
宮田小竹線(撮影場所:小竹町新多)
- 起点:福岡県宮若市宮田(福岡県道21号福岡直方線 / 太蔵西交差点)
- 終点:福岡県糟屋郡小竹町勝野(国道200号・国道211号 / 小竹郵便局入口交差点)
- 実延長距離:8,915m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道宮田小竹線)
- 走行難易度:★★
-
解説:宮若市の旧・宮田町と小竹町とを結ぶ主要道。他の筑豊同様に小高い森の中を走る。終点に近い小竹町新多地区には不自然な直線道路が存在しており、かつてはその地に、現在のJR小竹駅から石炭輸送用の「新多貨物専用線」が敷かれていた。
福岡県道75号若宮玄海線
若宮玄海線
- 起点:福岡県宮若市山口(福岡県道30号飯塚福間線 / 山口交差点)
- 終点:福岡県宗像市田野(国道495号・福岡県道502号福岡田島福間線)
- 実延長距離:18,710m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道若宮玄海線)
- 走行難易度:★
-
解説:宮若市と宗像市の旧・玄海町を結ぶ主要道。宮若市区間はバイパス道路の整備で狭隘区間が解消され、筑豊と福岡・北九州都市圏の連絡がスムーズになっている。宗像市区間は自由が丘・教育大・赤間地区の市街地を経由した後、r69と同様に玄界灘へ向けて西へ進み、末端でr502と重複する形で終点に至る。
福岡県道76号筑紫野太宰府線
筑紫野太宰府線(撮影場所:筑紫野市吉木)
- 起点:福岡県筑紫野市山家(国道200号旧道・福岡県道77号筑紫野三輪線 / 山家ニュータウン入口交差点)
- 終点:福岡県太宰府市観世音寺2丁目(福岡県道112号福岡日田線 / 関屋交差点)
- 実延長距離:9,636m
- 別称・道路愛称:政庁通り
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道筑紫野太宰府線)
- 走行難易度:★
-
解説:筑紫野市と太宰府市を結ぶ主要道で、両市の東部にあるニュータウンへのアクセス道路という印象を受ける。太宰府天満宮そばに来た所で、いわゆる「政庁通り」と呼ばれる街路となり、旧・国道3号にあたる関屋交差点で終点。太宰府市区間は前述の天満宮のほか、太宰府政庁跡や元号「令和」の典拠・万葉集で「梅花の歌」の舞台とされる坂本八幡宮などがある。
福岡県道77号筑紫野三輪線
筑紫野三輪線(撮影場所:筑紫野市大字筑紫)
- 起点:福岡県筑紫野市永岡(国道3号・筑紫野市道 / 永岡交差点)
- 終点:福岡県朝倉郡筑前町弥永(国道386号)
- 実延長距離:14,778m
- 別称・道路愛称:旧3号線・長崎街道
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道筑紫野三輪線)
- 走行難易度:★★
- 解説:筑紫野市と筑前町(旧・三輪町)とを結ぶ主要道。
筑紫野市の起点は、元々は山家地区にある国道200号旧道(筑前山家駅付近)だったが、並行する国道200号冷水道路の無料化や、国道3号の旧道区間における区画変更で場所が大きく変更され、国道3号博多南バイパスと筑紫野バイパスの境目に近い永岡交差点が起点となっている。そのため、当時の3号・200号の雰囲気が色濃く残る。
福岡県道78号添田小石原線
添田小石原線(撮影場所:朝倉郡東峰村小石原)
- 起点:福岡県田川郡添田町添田(福岡県道52号八女香春線 / 畑川交差点)
- 終点:福岡県朝倉郡東峰村小石原(国道211号)
- 実延長距離:30,841m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道朝倉小石原線)
- 走行難易度:★★★★
-
解説:添田町と東峰村(旧・小石原村)とを結ぶ主要路線のうち、日田彦山線沿いの国道500号と違って、陣屋ダムの方に旋回する路線。この主要道から向かっても小石原市街へ抜けられるが、添田小石原線の場合はダムの先にある大藪峠までの峠越えが厳しく、全体的に薄暗い。
福岡県道79号朝倉小石原線
朝倉小石原線(撮影場所:朝倉市須川)
- 起点:福岡県朝倉市比良松(国道386号 / 須川交差点)
- 終点:福岡県朝倉郡東峰村小石原(国道500号)
- 不通区間:朝倉市須川山坂地区の一部
※九州北部豪雨災害に伴う道路崩壊・修復工事のため。
- 実延長距離:18,621m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道朝倉小石原線)
- 走行難易度:★★★★
-
解説:朝倉市と東峰村(旧・小石原村)とを結ぶ主要道。全体を通じて離合困難な箇所が多い上、2017年の九州北部豪雨で大部分で道路が被災する事態が発生。後に復旧工事が進み、現在は朝倉市須川地区の一部で通行不能区間が残る。
福岡県道80号甘木朝倉田主丸線
甘木朝倉田主丸線(撮影場所:朝倉市山見)
- 起点:福岡県朝倉市秋月(国道322号・福岡県道66号桂川下秋月線)
- 終点:福岡県久留米市田主丸町鷹取(国道210号 / 樋ノ口交差点)
- 実延長距離:15,000m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道甘木朝倉田主丸線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:小京都・秋月を起点に、旧・甘木市→旧・朝倉町を経由し、久留米市田主丸町の国道210号に至る路線。朝倉と久留米を南北に貫くという意味では、西側にある「甘木田主丸線」と似ているが、秋月周辺と三奈木地区などで狭隘区間・迷走区間が点在する。国道386号と合流した後は比良松交差点まで重複し、その後、E34大分道・朝倉インターや筑後川を経て、田主丸へ至る。
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81号-90号
福岡県道81号久留米浮羽線
久留米浮羽線(撮影場所:久留米市大橋町蜷川)
- 起点:福岡県久留米市宮ノ陣町八丁島(国道322号・福岡県道738号二森石崎線 / 八丁島交差点)
- 終点:福岡県うきは市浮羽町朝田(国道210号)
- 実延長距離:24,919m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道久留米浮羽線)
- 走行難易度:★★★★
-
解説:概ね、筑後川の南側を経由する主要道だが、久留米~うきはという名前とは裏腹に、殆どの場所で民家の路地裏や生活道路と思わしき狭い道路を網の目のように潜りながら進んで行く路線。迷走しやすいためか、主要道と別の道路の交差点付近には、いわゆるヘキサゴン型の県道標識が突っ立っていることが多い。
福岡県道82号久留米立花線
久留米立花線(撮影場所:八女郡広川町日吉)
- 起点:福岡県久留米市上津町(国道3号)
- 終点:福岡県八女市立花町兼松(国道3号)
- 主な通過点:八女郡広川町
- 実延長距離:12,438m
- 別称・道路愛称:藤山線
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道久留米立花線)
- 走行難易度:★★
-
解説:久留米市と八女市立花町を結ぶ路線で、国道3号の東寄りに迂回したルートを辿るのが特徴。一般的にr82を使う区間はr752交差点から南下するルートに絞られており、それと含めて「藤山線」と呼ばれている。祐誠高校前の狭隘道路は国道3号への出入りが難しく、あまり使われない。八女市内で拡幅工事を実施中。
福岡県道83号大和城島線
大和城島線(撮影場所:久留米市城島町江上上)
- 起点:福岡県柳川市大和町中島(国道208号 / 浦島橋交差点)
- 終点:福岡県久留米市城島町城島(福岡県道701号城島三潴線 / 城島新町交差点)
- 主な通過点:三潴郡大木町
- 実延長距離:15,389m
- 路線認定日:1982年(福岡県告示・主要道格上げ)→1993年(建設省告示・主要道大和城島線)
- 走行難易度:★
-
解説:柳川市の旧・大和町にある矢部川の下流(西鉄中島駅付近)を起点に、筑後平野をひたすら南北に貫きながら、筑後川沿いの久留米市(旧・城島町)に至る。大木町の西鉄天神大牟田線のオーバーパスまでは西鉄電車と並走している。主要道にしては珍しく、旧道降格した路線以外で一般県道相手で終点となる。
福岡県道84号三潴上陽線
三潴上陽線(撮影場所:八女市上陽町黒岩)
- 起点:福岡県久留米市三潴町玉満(福岡県道23号久留米柳川線・福岡県道759号壱丁原白口線 / 新茶屋交差点)
- 終点:福岡県八女市上陽町北川内(福岡県道52号八女香春線 / 大瀬交差点)
- 主な通過点:筑後市・八女郡広川町
- 実延長距離:22,588m
- 路線認定日:1982年(福岡県告示・主要道三潴上陽線)→1993年(建設省告示・主要道三潴上陽線)
- 走行難易度:★★★
- 解説:主要道認定の際、元々あった一般県道を組み合わせて認定したもので、概ね国道3号を境に雰囲気がガラリと変わる。
前半パートの久留米市(旧・三潴町)~広川町の川瀬交差点までは、所々に1.5車線区間が点在する程度で、比較的走行しやすい。一方、川瀬交差点~終点の八女市上陽町までは山間部道路となっており、広川町と旧・上陽町との峠越えは険しいクランクが存在する。
福岡県道85号福岡志摩線
福岡志摩線(撮影場所:糸島市志摩吉田)
- 起点:福岡市西区横浜(福岡県道54号福岡志摩前原線 / 横浜交差点)
- 終点:福岡県糸島市志摩野北(福岡県道54号福岡志摩前原線 / 野北交差点)
- 実延長距離:13,340m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道福岡志摩線)
- 走行難易度:★
-
解説:「志摩サンセットロード」の異名を持つ福岡志摩前原線と名前が似ているが、こちらは九州大学伊都キャンパスを経由する、やや内陸寄りの主要道。元々存在した複数の一般県道を無理やり足し合わせており、糸島市発足前の旧・志摩町役場経由のルートとなっている。
福岡県道86号久留米筑後線
久留米筑後線(撮影場所:久留米市高良内町)
- 起点:福岡県久留米市御井旗崎1丁目(国道322号・福岡県道53号久留米筑紫野線 / 高速道入口交差点)
- 終点:福岡県筑後市羽犬塚(国道209号・国道442号 / 免許試験場交差点)
- 主な通過点:八女郡広川町
- 実延長距離:14,791m
- 別称・道路愛称:上津バイパス
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道久留米筑後線)
- 走行難易度:★★★★
- 解説:久留米市と筑後市を結ぶ主要道。コレも複数の一般県道を組み合わせる形で認定したため、区間ごとにチグハグした設計になっている。
元々の起点はr53旗崎交差点で、JR久大本線の踏切や狭い路地裏を通るルートから、時間指定の一方通行を施していた。現在は西側に環状道路が整備され、起点~矢取西交差点までの区間を指定している。その後は陸上自衛隊の駐屯地や演習場などを経由し、相川交差点の近くで一旦、国道209号と合流する。その後、相川交差点から広川町経由で旋回し、徳久北交差点で国道442号を東に進んだ免許試験場交差点で再び国道209号と合流。
全区間通しで利用する路線とは言い難く、ピンポイントに地元民が使う生活道路と解釈するのが一般的である。
福岡県道87号岡垣宮田線
岡垣宮田線(撮影場所:宮若市倉久)
- 起点:福岡県遠賀郡岡垣町戸切(国道3号 / 岸元交差点)
- 終点:福岡県宮若市長井鶴(福岡県道21号福岡直方線 / 羅漢橋西交差点)
- 主な通過点:宗像市
- 実延長距離:15,455m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道岡垣宮田線)
- 走行難易度:★★
-
解説:岡垣町と遠賀町の境目付近から南方に進み、宮若市の旧・宮田町地域に至る路線。E3九州道沿線にはトヨタ関連の部品工場が数多くあるものの、総じて言えば他の筑豊同様、山ばっかりである。
福岡県道88号久留米小郡線
久留米小郡線(撮影場所:小郡市小板井)
- 起点:福岡県久留米市通町(国道3号 / 通町十丁目交差点)
- 終点:福岡県小郡市津古(福岡県道53号久留米筑紫野線) ※旧道と接続
- 実延長距離:18,809m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道久留米小郡線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:西鉄天神大牟田線沿いに並行する主要道で、起点・終点・途中の沿線ともに、西鉄駅に限りなく近い場所を通過しているのが特徴。西鉄小郡駅以北は、西鉄グループが分譲した住宅街やマンションが数多く立地しているが、以南は筑後平野が広がる快走路となっている。起点は非常に目立たない所にある。
福岡県道89号瀬高久留米線
瀬高久留米線(撮影場所:久留米市荒木町今)
- 起点:福岡県みやま市瀬高町上庄(国道443号 / 御茶屋前交差点)
- 終点:福岡県久留米市野伏間(国道209号・久留米市道 上津藤光バイパス / 野伏間交差点)
- 主な通過点:筑後市
- 実延長距離:18,437m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道八女瀬高線)
- 走行難易度:★★★★
-
解説:概ね、旧・国道442号の富久交差点を境に雰囲気が変わる。起点のみやま市~筑後市にかけては路地裏・離合不能な田園地帯が続き、主要道という印象は皆無に近い。富久交差点より北側はJR鹿児島本線・荒木駅へ向けて西牟田地区を縦断するルートを辿り、駅の周辺を除いて概ね片側1車線で整備されている。荒木駅そばの踏切は、九州新幹線が開業する前まで特急列車や快速列車が頻繁に走っていたことから、事あるごとにスグに列車の通過待ちによる渋滞が発生し、開かずの踏切に近い状況下にあった。
福岡県道90号穂波嘉穂線
穂波嘉穂線(撮影場所:飯塚市大分)
- 起点:福岡県飯塚市高田(福岡県道60号飯塚大野城線)
- 終点:福岡県嘉麻市大隅町(国道322号 / 大隅交差点)
- 主な通過点:嘉穂郡桂川町
- 実延長距離:12,981m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道穂波嘉穂線)
- 走行難易度:★★
-
備考:飯塚市西部(旧・穂波町)のJR筑前大分駅近くから主要道が始まり、途中、桂川町を挟んだ上で終点の嘉麻市(旧・嘉穂町)に至る。国道200号で飯塚西部と桂川・嘉麻寄りで雰囲気が変わるものの、終始、対面片側1車線の田舎道が続いており、安定して嘉穂地域の連絡が出来る。嘉麻市役所に程近い「道の駅うすい」が、道中に設置されている。
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91号-100号・151号
福岡県道91号志免須恵線
志免須恵線(撮影場所:志免町志免)
- 起点:福岡県糟屋郡志免町南里(福岡県道68号福岡太宰府線 / 仮屋交差点)
- 終点:福岡県糟屋郡須恵町佐谷(福岡県道60号飯塚大野城線)
- 実延長距離:8,858m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道志免須恵線)
- 走行難易度:★★
-
解説:志免町と須恵町を結ぶ主要道。起点は志免町南里にある主要道・福岡太宰府線との交差点で、一部は福岡東環状線と重複している。E3九州道・須恵インターのヨコを通った後は、須恵町役場・須恵中央駅を通過し、北東部に位置する飯塚大野城線(ショウケ越)と合流する。環状線との分かれ目となる志免地区には、国鉄勝田線の名残を偲ばせる記念公園が整備。
福岡県道92号宗像篠栗線
宗像篠栗線(撮影場所:宮若市脇田)
- 起点:福岡県宗像市田隈(福岡県道69号宗像玄海線)
- 終点:福岡県糟屋郡篠栗町篠栗(福岡県道607号福岡篠栗線 / 上町交差点)
- 主な通過点:宮若市
- 実延長距離:35,032m(2017年4月現在)
- 別称・道路愛称:猫峠
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道宗像篠栗線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:宗像市と篠栗町を結ぶ主要道。中盤の宮若市にある脇田温泉より南側の区間で未整備箇所があったが、少なくとも2019年頃までに解消。未整備箇所時代は力丸ダムを通る一般県道・八木山若宮線経由で迂回するのが一般的だった。篠栗町との境目は「猫峠」と呼ばれており、前後区間はワインディングロードとなっていることから、篠栗側で暴走運転防止策が執られている。
篠栗町区間では篠栗四国八十八ヶ所霊場による小規模の寺院が集中しており、お遍路さんを見ることが出来るかも?
福岡県道93号大牟田高田線
大牟田高田線(撮影場所:大牟田市下内)
- 起点:福岡県大牟田市大字櫟野(福岡県道3号大牟田植木線・福岡県道124号金山櫟野線 / 櫟野交差点)
- 終点:福岡県みやま市高田町今福(国道209号 / 飯江川橋交差点)
- 実延長距離:15,908m
- 路線認定日:1955年(福岡県告示・一般県道飯尾江浦線・倉永三池線・金山三池線)→1993年(建設省告示・主要道大牟田高田線)
- 走行難易度:★★★
- 解説:大牟田市の山際にあたる三池地域を通る主要道。全体的に道幅が狭い所が多く、迂回に使うには少し苦労が必要かも。
福岡県道94号高田山川線
高田山川線(撮影場所:みやま市高田町田尻)
- 起点:福岡県みやま市高田町江浦町(国道208号 / 江の浦本丸交差点)
- 終点:福岡県みやま市山川町原町(国道443号・旧道)
- 実延長距離:6,474m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道高田山川線)
- 走行難易度:★★
-
解説:みやま市内で完結する路線で、旧・高田町の国道208号と旧・山川町の国道443号とを、ほぼヨコ直線で結んでいる。飯江川橋交差点~岩津交差点までは大牟田高田線と重複。近くにあるJR鹿児島本線の踏切を解消するためのバイパス工事が行われている。
福岡県道95号添田赤池線
添田赤池線(撮影場所:添田郵便局前)
- 起点:福岡県田川郡添田町添田(福岡県道34号行橋添田線・福岡県道52号八女香春線 / 添田郵便局前交差点)
- 終点:福岡県田川郡福智町上野(福岡県道22号田川直方線 / 中谷交差点)
- 主な通過点:田川郡(川崎町・金田町)・田川市
- 不通区間:糸田町鼡ケ池~糸田町西部・福智町赤池~福智町上野
- 実延長距離:15,853m(暫定)
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道添田赤池線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:複数の一般県道を組み合わせる形で誕生した主要道。添田町~田川市まではJR日田彦山線と並走しており、後藤寺駅付近で西に進んで国道201号・道の駅いとだ付近に至る。不通箇所が2箇所あり、1つは糸田町区間、もう1つは福智町の旧・赤池町エリアに存在する。最終的には彦山川を経て田川直方線のバイパスに至るが、全線開通させるヤル気無さそう。
福岡県道96号八女瀬高線
八女瀬高線(撮影場所:みやま市瀬高町本郷)
- 起点:福岡県八女市納楚(国道3号・福岡県道795号湯辺田八女線 / 納楚交差点)
- 終点:福岡県みやま市瀬高町上庄(国道443号 / 御茶屋前交差点)
- 主な通過点:筑後市
- 実延長距離:14,486m
- 別称・道路愛称:ホークス公園通り
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道久留米筑後線)
- 走行難易度:★★
-
解説:八女市とみやま市瀬高町との間を結ぶ主要道。中間部の筑後市・みやま市区間は、九州新幹線・筑後船小屋駅の開業に合わせ、筑後広域公園の整備と共に改良工事が実施。沿線にはホークスの2・3軍練習場である「タマスタ筑後」や船小屋温泉などがある。八女市区間は、国道442号バイパスの整備に伴う旧道降格で払い下げになったもの。
福岡県道97号福間宗像玄海線
福間宗像玄海線(撮影場所:福津市中央)
- 起点:福岡県福津市中央(国道495号 / 旭橋交差点)
- 終点:福岡県宗像市池田(福岡県道75号若宮玄海線 / 大王寺交差点)
- 実延長距離:13,877m
- 別称・道路愛称:旧国道3号
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道福間宗像玄海線)
- 走行難易度:★
-
解説:序盤から宗像市の釣川橋交差点(赤間・東郷地区の境目)までは、旧・国道3号の払い下げ区間であり、時間帯問わずに渋滞が生じる生活道路となっている。後半パートの釣川橋交差点以降は丘陵地を掻い潜り、池田地区のニュータウンそばで主要道・若宮玄海線と合流して終了。
「国道3号の旧道を利用」「国3から離れると途端に田舎」という意味では、宗像玄海線の事例と同じである。
福岡県道98号中間宮田線
中間宮田線(撮影場所:直方市下新入)
- 起点:福岡県中間市中間(福岡県道48号中間引野線・福岡県道73号直方水巻線 / 中間市役所前交差点)
- 終点:福岡県宮若市磯光(福岡県道461号南良津宮田線 / 天照宮前交差点)
- 主な通過点:鞍手郡鞍手町・直方市
- 実延長距離:14,044m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道中間宮田線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:中間市と宮若市の旧・宮田町とを結ぶ主要道。直線的に結んでいるように見えるが、起点の中間市役所前から遠賀川を渡って西岸沿いの住宅街に入ると、一転して迷走区間が連発。しかも終点は神社前で他の主要道や国道と接続していない。正直、走行経路がメチャクチャで、「後発組」にありがちなチグハグ路線。
福岡県道99号大川大木線
大川大木線(撮影場所:三潴郡大木町大字横溝)
- 起点:福岡県大川市鐘ヶ江(福岡県道20号佐賀大川線・福岡県道47号久留米城島大川線 / 鐘ヶ江交差点)
- 終点:福岡県三潴郡大木町横溝(福岡県道83号大和城島線)
- 実延長距離:4,917m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道大川大木線)
- 走行難易度:★
-
解説:大川市道海島へ向かう鐘ヶ江大橋近くの交差点を起点に、ヨコ直線で大木町に至る主要道。以前は狭隘区間が数多く残り、大木町までの連絡も通行できなかったが、道路整備の末、一本に繋がっている。
福岡県道100号大日寺潤野飯塚線
大日寺潤野飯塚線(撮影場所:飯塚市徳前)
- 起点:福岡県飯塚市大日寺(国道201号 / 蓮台寺交差点)
- 終点:福岡県飯塚市徳前(福岡県道60号飯塚大野城線 / 徳前大橋北交差点)
- 実延長距離:5,662m
- 別称・道路愛称:長崎街道
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道大日寺潤野飯塚線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:飯塚市内で完結する主要地方道。一貫して県道標識が殆どなく、終点の徳前大橋北交差点に辛うじて1枚ある程度。序盤は飯塚市のニュータウンが整備されてた快速道路だが、飯塚地区の中心部から終点は住宅街の路地裏を通るというハードな道路。終点間際は旧・長崎街道の一部を踏襲しているらしい。
福岡県道151号浮羽草野久留米線
浮羽草野久留米線(撮影場所:うきは市浮羽町流川)
- 起点:福岡県うきは市浮羽町流川(福岡県道52号八女香春線)
- 終点:福岡県久留米市御井旗崎2丁目(福岡県道53号久留米筑紫野線・久留米市道 / 旗崎交差点)
- 実延長距離:22,306m
- 別称・道路愛称:旧日田街道
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道浮羽草野久留米線)
- 走行難易度:★★★
-
解説:1993年の主要道認定で、限界値となる「100」を突破したことから、本来は一般県道かつ隣接越境タイプの100号台の枠を使う形で追加された特例の主要道。
耳納連山の麓を東西に行き来する。終始、JR久大本線と並走しているのが特徴で、途中の久留米市草野町には宿場町として栄えた木造建築の家が建ち並んでいる。起点から久留米市田主丸町までは概ね2車線、久留米市草野町~山本町までは1.5車線と、そこそこ走りやすい道路だが、山本町の一方通行交差点の先からはほぼ離合不能な民家の路地裏道路となる。しかも久留米市内に近いこともあり、狭いのに車の行き来が大変多く、末端部は地元民専用道路といった印象を受ける。
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【特別枠】 北九州市道
徳力葛原線
徳力葛原線(撮影場所:小倉南区企救丘2丁目 / 北九州モノレール・企救丘駅)
- 起点:北九州市小倉南区徳力(国道322号・北九州市道南方17号線 / 桜橋北交差点)
- 終点:北九州市小倉南区葛原3丁目(福岡県道25号門司行橋線・北九州市道湯川飛行場線 / 葛原東3丁目交差点)
- 実延長距離:7,619m
- 路線認定日:1993年(建設省告示・主要道 北九州市道徳力葛原線)
- 走行難易度:★
-
備考:小倉南区内で完結する北九州市道で、国道322号と交差する徳力地区と国道10号に近い葛原東地区との間を、片側2車線のバイパス道路として整備されている。序盤の徳力地区~企救丘地区までは北九州モノレールと並行し、その後はE3九州道・E10東九州道の高架下を潜った後にトンネルを潜り、葛原地区まで擬似的な南環状道路のような形で結んでいる。面積の割に交通網の整備がやや不十分な小倉南区にとって、この道路が出来たおかげで北九州空港や新門司港・大分方面へのアクセスが改善された。
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福岡県道図鑑 (隣接越境)
100号台>>
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