E3九州道 須恵PA 下り行き

上り行き(北九州・山口方面)

訪問 2019年3月8日
作成 2019年3月9日


E3九州道 須恵PA 下り行き

 須恵(すえ)PA下りは、福岡県糟屋郡須恵町旅石に設置されている、E3九州道のパーキングエリア。駐車場の面積がかなり狭い上、須恵インターが併設されている事もあり、かなり圧迫感のある休憩施設になっている。財団法人時代は食堂つきの一般的なパーキングエリアと同格だったが、民営化後にコンビニに転換された。

パーキングエリアの情報

基本データ

    

ハイウェイスタンプ

非常電話

方向指示標識

施設見学

トイレ・駐車場


入口通路沿いから駐車場を一望する。見た目に反して駐車場が狭く、なかなか駐車できないことも。


トイレは日本道路公団時代からの流用。


喫煙スペースはコンビニの隣にあり、旧・バス停待合室を喫煙スペースに転用させた。


ウェルカムゲート。身障者向けスペースとトイレから一般道へ出る構造になっている。


ドアがあるので、簡単には入れさせてくれない。


ウェルカムゲートの門が妙なところに移動していた。

購買施設


購買施設はセブンイレブンがあるのみ。中身は酒類NG・お土産販売を伴うモノを除けば、一般道とほぼ同格。


ファミリーマート正面(2018年1月当時)
2006年12月から2018年3月末までは、ファミリーマートが指定管理者となって入居していた。
コンビニを誘致する前は、旧・財団法人と接点の深い法人が、売店・食堂を仕切っていた。


セブンイレブン鞍替え前のファミリーマート(2018年1月当時)
ファミマ内はかなり狭く、レイアウトが一般道とは大きく異なる。
お馴染みのFamiポート・イーネット銀行は、雑誌コーナーの隣にあった。

須恵インターチェンジ


黎明期に作られたETC専用のインターチェンジ。
市道と休憩施設の間を単に直付けしただけなので、通信エラー時の対処が大変困難である。


入口標識はフォーマットが確定する前のモノが使われており、今と中身が大きく異なる。


料金所は簡素なプレハブになっており、今のように福岡・太宰府のどちらかから遠隔操作で対応をする、なんて発想では無い。


こちらは出口通路。やはりUターンスペースは確保されていない。
通信エラーが発生した場合は、係員の指示に従って慎重に対応しないといけない、かなり危険な構造が残る。

須恵インターの適用条件・留意点

 須恵インターは九州初のETC専用のインターチェンジであり、最初は社会実験の形で上り方向出口に限定する形で運用していた。その後、利用客が多いことや空港へのアクセスに便利であること、糟屋郡の南側である須恵・宇美方面へのアクセスに最適であることが評価され、改築工事の末に現在の上下線出入りが可能な形態に変更された。

 インターの構造は黎明期の頃のETC専用出入口そのものであり、出入口通路が極端に短いのも特徴。現在のETC専用インターチェンジは、通信エラーが生じたり現金等などの非ETC車両が誤進入した場合、係員の指示に従って退避用の通路で強制退出するような造りになっているが、当時はそうした考えが無かったことから、エラーが発生したらバックしてUターンをしなければならず、衝突事故の危険性が極めて高い。

 これが意味するのは、結局、ETC専用のコンパクトなインターチェンジであったとしても、退避用の通路を確保するとなれば巨大な面積の用地が必要という見方が出来る。

 料金所事務室はプレハブによって作られた、非常に簡素なもので、係員が1~2人程度駐在している。これも、現在のように「利用客がさほどいないと認められる箇所では、出来るだけ近くの通常型インターチェンジから遠隔操作で対応する」という考えでは無く、あくまでも通信エラーが発生した場合に、最低限の係員で交通誘導をさせる考えが当時は存在していたため、と言える。


駐車場が極端に狭い(時代にそぐわない)ため、休憩施設はココとは違う場所に移動する形で巨大化する代わりに、須恵PAは「須恵インター専用」として最適化した方が良いんじゃないの?

おみやげ街道NEXCO西日本

 一般道のセブンイレブンと中身が同じ(酒類提供がNGなだけ)なので、ココでは割愛させていただきます。

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